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心臓に手を乗せて寝てしまった

昨夜は久しぶりに涼しくて、クーラーはそよそよと付けつつも、扇風機は消して眠った。

そんな夜に。

いつぶりだろうか、怖い夢を見た。



たくさんの人が、わたしを殺すために追いかけてくる夢。


大体怖い夢を見たときは途中で(夢だ。)と気付くので、無理やり目を開けてそれを終わらせる。

のだけど。

今回の夢は醒めなかった。



(あれっ?あれっ?)と、目覚めの空振りを繰り返す。


結局何度目かのこじ開けで成功し目を覚ますと、

左を下にして腕でぎゅうっと心臓を圧迫していたのだった。



胸に手を置いて寝ると悪夢を見るというけれど、心臓に重さがかかるのがいけないようだ。

以前怖い夢を見たときも心臓に手が乗っていた。

気をつけたくても無意識なので、なかなか難しい。

子どもの頃は母によく「胸に手が乗っていたから下ろしておいたよ」なんて言われていたけれど、本当にそうなんだなと驚く。


ちなみに殺される夢は吉夢だそうなので、いいことだけ信じて良いように考えとこうと思う。


今日は昨夜と打って変わって、暑い夜。

それでも秋は着実に近づいている。

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