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愛称からみるわたしの見え方とあり方は。

わたしはよくあだ名を付けられる。歴代を数えたらキリがないくらい皆好き勝手呼んでいた。

しばらく接客業だったのでスタッフにも、常連のお客様にもつけていただき親しんでもらえたのはとてもよかった。それだけで私個人を指定して話しかけに来て下さる、わたしにとっての圧倒的アドバンテージだった。

ちなみにわたしは絶対人と被らないような珍しい名前なのでそのままでも判別できるのだが、漫画のキャラクターに例えられることが特に多かった。(コジコジに出てくるペロちゃんやら魔女っ子メグちゃんのメグ、とか)

愛称は他者から見たわたしとは?を考えるいい機会にもなる。

所謂自己分析に役立つジョハリの窓だ。企業研修でも使用する心理学モデルの一つ。


昨今教育の場ではあだ名呼びが禁止される学校も増えたよう。

平成初期生まれのわたしは、しいて言えば男子も君ではなくさんで呼びましょうと言われたくらいだ(それも高学年になると普通にあだ名や呼び捨てになっていたけれど)。

悪いあだ名はそもそも悪口でありイジメなので言うまでもなく不要なのだけど、親しみを込めたあだ名はコミュニケーションを円滑にしつつ自分自身を知る良いツールだとわたしは思う。

危うきに近寄らずな風潮に、やや希薄になりつつある、人とのつながりのあり方を考えた日。


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