欲(昔話)
彼がリモートになったので
彼の部屋に行く
彼が作ってくれた
ご飯を食べて
食欲が
満たされたあと
静かにキスをする
キスをしようとも
目配せもなく
お互いに
もう
キスをしている
そうすると
私はもうとろとろで
彼の指にまとわりつく
彼のを
お口の中にいれて
堪能する
おおきくなって
苦しそうになっている
それを
私の中に沈める
彼の上に股がると
自然と
快楽を求めて
腰が動き出す
いきそうになると
止めて
焦らす
いきたいと
強く
強く願わないとイケないの
彼が私の中で
果てたあと
彼は仕事をする
私も自分の仕事をする
時折
彼が私を引き寄せ
キスをする
仕事が終わると
なにも言わずに
キスが始まり
そのまま
ベッドに倒れこむ
ああ
今日は
たくさんして
しまった
お腹いっぱいで
帰ったのに
家に着くと
もう
したいとライン
そのラインで
したくなる
私
身体の相性が良すぎて
会えば
したくなる
したくなると
する
すると
彼が好きになる
好きになると
したくなる
セックスの無限快漏
そんな日だから
たくさん出した彼は
眠くて仕方がない
いつもの
おやすみなさい
愛してる
の
彼のラインに
どのくらい?
と
重い女のような
大喜利を期待している女のような
返信をした
さて
彼の返事は?
「人生を全て捧げたいと思うくらい」
パーフェクトな答え
を
いつもくれる
彼
これは
数年前のお話。
今は
うん
今は
本当に
残りの人生を
私に
捧げてくれている
いえ
わたしとともに
生きて
くれている