おてもやん
「おてもやん」とは熊本県の民謡で、私が三味線のお稽古で習っている曲の一つでもあります。
この歌詞で
♪意地と張りの心がそれが御生楽たい♪
と出てくる。
意味がわからず歌っていたのだが、今日図書館から借りてきた美輪明宏さんと齋藤孝さんの本の中に、
「意気地」と「張り」の心
と出てきた。そこには、
「悲しみ」の感情と「張り」の感情というのは、日本人の感情の柱だったと思います。
ところが、今の日本人は「悲しみにひたる」という感じがわからなくなり、「張りを持った心」という感じもわからなくなっている。
その両方の感情があれば、人間としてきちんとやっていけると思います。
と書いていた。
確かに私もこの文章を読んで「張りを持った心」がどういう感情かわからない一人だ。
偶然とはいえ、「おてもやん」の歌詞を覚えていたからこそ、こちらの本を読んで、そこの文章とシンクロをした。
私に「意気地」と「張り」の心を持てと言われてる気がしてならない(笑)