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アグニモリーの植物観察【11】紅葉と特別ちいさい子編

一昨年から去年の春にかけて、スターオブベツレヘムの植物観察をしていた。

ご指導くださっていた先生に、花が咲き終わった後、プランターの球根はどうしたらよいかを伺ったら
「そのままほったらかしでも、ちゃんと来年も花をつけてくれます。できれば、地上から姿を消すまで、どのように変化していくのか、観察を続けてもらうのがいいと思います」
とお返事くださった。

‘地上から姿を消すまで’
その言葉がとても響いた。

「観察」は観ること。姿が見えなくなるまで続く。
そして、目には見えなくなっても、植物の営みは終わるわけではなく、大地の下で粛々と続くのだ、ということにも改めて気づかされた。

というわけで、その後のアグニモリーさんの記録を。まだ地上から姿を消してはいない。

2023年11月の終わり

地面のほうのアグニモリーは、紅葉していた。

美しい

紅葉したら、葉脈がわかりやすい。

ひっつき虫の果実
果実も紅葉してる

と、その時、足元で小さく咲いている小さなアグニモリーに気づいた。

お!

特別にちいさい。

寒くなる前に、小さめで省エネにして咲いたのだろうか。

かわいい
手のひらサイズ
お花もすごーく小さい

小さくても、アグニモリー本質のかがやきは変わらないな、と感じた。

さて、年が明けて一昨日の小さなアグニモリー。
小さな花は枯れてしまったけれど、まだしっかりと存在していた。

黄色く紅葉しはじめている
さらに紅葉が深まっていた

そしてこの日、何度か外のデッキと中をいったりきたりしているうちに。。

着ていたフリースに、ひっつき虫がついていた。

しっかりとぶら下がっている

カーテンにも。

いつのまにか
拡大

カギ型の部分がしっかりとカーテンの布地の網目に入り込み、なかなか外れなかった。
アグニモリーさんは、こうして種を運んでいくのだ。
ひっつき虫の強さと、植物のたくましさよ。

種を他の存在に運んでもらうという術、これもまた、アグニモリーの特徴であり、エッセンスなのだなぁ。
お母さんのひじを掴んでついていく小さな子どもが浮かんだ。

2024.1.22

まだまだ地上にしっかり存在感を示している。

観察は続く。

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