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アグニモリーの植物観察ノート

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ゲーテ・シュタイナー的植物観察を学び、1つの植物を観察しました。 選んだお花は、植物療法の1つである「バッチフラワーレメディ」で使われているお花の中の一つ、アグニモリー(西洋キン…
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2023年10月の記事一覧

アグニモリーの植物観察⑩本質を言葉にしてみる編

アグニモリーの魂が何を語っているのか。 植物観察を通じて、どれだけその魂に近づけるか。 春からアグニモリーを観てきて感じたことは、植物はいつだってそこにいて語っている、ということ。私がそこにどれだけ開いていくか、それにつきるのだ。 私はどれだけアグニモリーに対して開いて、その言葉を受け取ることができたかわからない。 言ってみれば、たったの半年間、そうしてみただけだから。 それでもその半年間は、それまでの関わりとは違っていたわけで、一生懸命に親しくなろうとしてきた。仲良く

アグニモリーの植物観察⑨エレメント編

シュタイナー的植物観察でみていく「かたちの背後にある力」には四大元素、4つのエレメントの要素がある。 地、水、火、風…私たちと自然を構成する4つの質を表している。 四大元素については、占星術やタロットで(なんとなく)知っていたが、エレメントといえば、この夏「マイ・エレメント」という映画を観た。 交じりあってはならないとされている火の女の子と水の男の子が恋に落ちるストーリー。四大元素の特徴が、誇張気味ではあったが面白く表現されていて、四大元素が映画の題材となったこと自体が興

アグニモリーの植物観察⑧花のこころ編

シュタイナー的植物観察では、まず、植物の形態や色などの事実「体」をスケッチなどをしながらしっかりと観察し、その上でその植物の「魂」…こころ、「霊」…本質へと観察をすすめていく。 ギザギザの葉、細かく深い毛。 しっかりとした茎。 蕾ができた後の、上へ上へと立ち昇ろうとする形の変化。 小さな黄色い花の明るさ。平らな開花の姿。 風に揺れる花。ベル形の果実。 他の株とは少し距離をおきながらも、果実はひっつき虫となって増えていくようす。 アグニモリーは、何を語っているだろうか。 も

アグニモリーの植物観察⑦人とのつながり編

私とアグニモリー、西洋キンミズヒキとの出会いは、バッチフラワーレメディがきっかけだ。 それまで、赤いミズヒキ、いわゆる赤まんまの花は知っていたけれど、バラ科のキンミズヒキと触れ合うことはなかった。 もちろん気づかなかっただけかもしれないが。 フラワーレメディの創始者、イギリスのエドワード・バッチ博士は1930年に、アグニモリーに出会い、明るい笑顔のかげに、苦悩を隠している人のためのレメディとした。 私もよくこの状態になりがちなので、幾度もこのエッセンスに助けてもらってきた。