【Case1-j.精神科医かおり、立ち飲みバーに行く
時はさかのぼるが、数年前に立ち飲みBarへ繰り出していた時期があった。
CAの友人はフライト明け、ネイルやエステに行き、さらに夜は出会いの場へ繰り出す。
そのアグレッシブさに圧倒されつつ、
基本的には誘われたら着いて行くスタンスで、
色々な出会いの場に顔を出していたのだった。
大学時代の名残で、「女医はモテない」という洗脳があったため、一時期は「病院で働いています」「色々人のお悩みとか聞く仕事」と言ってお茶を濁していたのだけど、
そもそも、職業を伝えて敬遠したり引け目を感じるような相手と仲良くなりたいか?
と考え(答えはNOだ)
職業はオープンにするようにしていた。
精神科医と言うと変人奇人が多いという印象を抱かれることはあるけれど、先入観で目の前の相手をジャッジするひともお呼びではないため別にいいのだ。
前置きが長くなったが、立ち飲みBarではこんな人に出会った。
旅行したり、楽しい思い出もいくつかあるけれど、
当時は受け取りエラーを起こしまくっていたので、
当時、小田桐あさぎさんの講座を受けていれば、彼との関係性は変わっていたのではないかな、と思うこともたまにある。
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【NO.5立ち飲みBarの大学生】
学生といいつつ社会人経験もあるので、かおりより年上。当時は地方で学生をしていて、こちらに就職活動で出てきてて、観光ついでに先輩に連れられてやってきた模様。
一年位は、たまにラインをやり取りする関係。
京都に友達と遊びに行ったときに、思い立って1人延泊して一緒に弾丸広島旅行に誘ってみた。厳島神社、もみじ饅頭、あなごめし。
大学生は車も持ってて、あちこちいろんなとこに連れて行ってくれた。
広島の街をスミノフ片手に散歩したりね。
その後も福岡旅行に誘ってみたり。
おかげで宗像神社っていう、市内からは超絶遠い、1人じゃ行けないようなパワースポットにも行けた。
国家試験明けの大学生にずっと運転させるなんて、なかなか可哀想なことしたかな。
その彼が関東で研修することになったはいいけれど、
電車に30分以上乗ると遠い認定のものぐさかおりには、関東圏内といえど遠い。駅から歩くのも面倒。
相手が地域研修で遊びに行った時は、華厳の滝、中禅寺湖のイギリス大使館、栃木のバーで飲んだり、とても楽しかった。
こうやってたまに遠くに行くのは全然大丈夫なんだけど。
今考えると旅行先で車運転してくれたり、結構色々やってくれてたんだけど、拗らせてたかおりは完全に捻くれていて、愛を受け取れていなかった。その当時は「飲み会ついでにヤりにくるひと」くらいの認識だった。
性欲の強い人は、愛情表現豊かだけど、一方で他にも同じような人がたくさんいるんじゃないかな?って不安になっていた。
自分の中で「傷つかないようにするバリア」を張って、自分を守ることばかり考えて、相手のことはちっとも思い遣れてなかったように思う。
そもそもなぜ相手が沢山いると不安なのか?(昔心配していた性感染症の懸念とかではない笑)
たとえ沢山相手がいたとしても、
「自分を選ばないと損するよ?」って存在になるよう、できることは沢山あったのではないかと思うけれど。
勤務先から遠いところ、来てくれるだけでもありがたかったし、逆にかおりは相手に愛情表現や感謝の意を伝えるということが全然できてなかったな、と反省している。
自分から会いたいと言ったことはあんまりなかったしね。
そんな可愛げのないかおりだけど、
彼との関係は数年、コロナ前まで続くのであった。