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2003年に発売されたレンズ交換式デジタルカメラに想いを馳せる

はじめに

私がデジタルカメラを使用するようになって四半世紀が経ちました
その間には色々なカメラが発売され色々なカメラを使ってきましたが、それをまとめて振り返るということをしたことがありませんでした
シリーズとして1年単位で発売された代表的なレンズ交換式デジタルカメラを振り返りながら、私なりの感想などを書いてみようと思います
2000年から2024年まで書いていく予定です
なお、全ては私の感想なので曖昧な点や間違った知識が含まれているかもしれません、あらかじめご了承ください


レンズ交換式デジタルカメラにとっての2003年とはどんな年?

2003年に発売されたレンズ交換式デジタルカメラは、2002年からの流れを受け継ぎデジタル一眼レフ市場がさらに活発化した年で、特に一般ユーザー向けのエントリーモデルが数多く登場しました。
この年にデジタル kissが初登場です。
各メーカーが新技術を導入し、より高性能かつ手頃な価格で提供されるようになってきた時期でもあります。
月が変わるごとに新機種が発表されるぐらいの賑わいを見せはじめた頃です
2003年に発売された主なレンズ交換式のデジタルカメラを紹介しながら、カメラに思いを馳せていこうと思います

Canon EOS 10D 

発売日:2003年3月
解像度:610万画素
センサー:APS-CサイズのCMOSセンサー

2002年(平成14年)に発売されたEOS D60のマイナーチェンジ版として登場しました
マイナーチェンジの内容より価格に注目が集まります、店頭価格で20万を切る値段で販売されました
こぞってアマチュアが購入した機種です
私も当時購入しました、初めてのデジタル一眼レフなので思い入れがあります
このカメラで色々なところに旅行に行きました
今も埃はかぶっていますが自宅にて保管してあるカメラの一つです

Canon EOS Kiss digital EOS DIGITAL REBEL EOS 300D

発売日:2003年9月
解像度:610万画素
センサー:APS-CサイズのCMOSセンサー

Canon初のエントリーユーザー向けデジタル一眼レフで、かなり手頃な価格(約10万円台)で発売されました
10Dでもかなり魅力的であったのに、すぐにこんな機種を出してきてびっくりしました
もちろん革命的な値段と性能でデジタル一眼レフを一気に普及させる要因となりました
EOS 10Dの技術を継承しつつ、軽量かつ扱いやすい設計で、特に初めてデジタル一眼レフがkissだったという方は多いと思います
今はこの名前が廃止され世界的に名称は統一されましたが、この頃は販売地域によって名前が違っています
一応地域名も載せましたがこのnoteでは次から日本名だけにしていく予定です

Nikon D2H

発売日:2003年7月
解像度:410万画素
APS-CサイズのJFET-LBCASTセンサー

Nikonのプロフェッショナル向け高速連写モデルです
Nikonさん一体何機種プロフェッショナル向けカメラ発売するんですか?と言いたくなるぐらいこの頃はラッシュですね
特に報道やスポーツ写真など、瞬間を逃さない撮影が必要な場面で活躍しました
画素数は少なめですが、8コマ/秒の高速連写や耐久性のあるボディが特徴でです
自社開発の撮像素子「JFETイメージセンサー LBCAST(Lateral Buried Charge Accumulator and Sensing Transistor array)」が搭載されています
構造的にはCMOSセンサーと同じで徐々にCMOSセンサーが搭載される機種が多くなってきます

Pentax *ist D

発売日:2003年9月
解像度:610万画素
センサー:APS-CサイズのCCDセンサー

Pentax初のデジタル一眼レフです
ここからPENTAXは今でも一眼レフデジタルを発売し続けてくれています
Pentaxらしい軽量かつコンパクトなボディが特徴で、初心者にも使いやすく設計されており、Kマウントレンズの互換性を保ちながら、デジタルに移行したい新しいユーザー層に受け入れられました

Olympus E-1

発売日:2003年10月
解像度:500万画素
センサー:フォーサーズ(4/3)規格のCCDセンサー

Olympusが開発したプロフェッショナル向けのデジタル一眼レフで、フォーサーズシステムを採用した最初のカメラです
小型・軽量のボディとレンズ設計により、携帯性と操作性に優れ、さらに防塵・防滴性能も備えていてネイチャーなどの分野で活躍しました
フォーサーズ規格に基づく交換レンズシステムの原点です
ここから現在のマイクロフォーサーズシステムへと進化していきます

Sigma SD10

発売日:2003年11月
解像度:Foveon X3センサー(300万画素 × 3層で約1000万画素相当)
センサー:APS-CサイズのFoveon X3センサー

独自のFoveon X3センサーを搭載したSigmaのデジタル一眼レフです
本当にこの頃のシグマはカメラメーカーを本気で目指していましたね
通常のベイヤー配列センサーとは異なり、RGB各色を1ピクセルごとに捉えることが可能な画期的な技術が特徴でシグマのカメラでしか出せない表現があります
色の再現性が非常に高く、特に写真の色彩やディテールにこだわるユーザーに支持されましたが、一般的に普及はしませんでした
高感度耐性のなさがこのあとの機種にも重りとして残っていくことになります

まとめ

2003年は、特にエントリーユーザー向けデジタル一眼レフの登場が大きなトピックで、特にCanonのEOS kissはCanonの快進撃の象徴となっていきます
ここからデジタル一眼レフがプロフェッショナルだけでなく、一般の写真愛好家にも広く受け入れられるようになり、デジタルカメラ市場の黄金期を迎えていきます

私のYoutubeチャンネルでも雑談形式でいつもカメラのことを話しています
ぜひ遊びにくてくださいね
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