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富士フイルムのレンズ名についている英語ってどんな意味があるの??

はじめに

富士フイルムのレンズ名を見ていると色々な英語表記があります
例えばこのレンズ「GF 45-100mm F4 R LM OIS WR
GF R LM OIS WR…この呪文のような表記の意味を知るとレンズの基本的な性能まで分かってしまう魔法の表記なのですが、意味を知っているようなわからないような方が多い気もします
富士フイルムユーザーになって間もない私は、全部の意味がわかっていませんでした、お恥ずかしい…
と言うことで、覚えてしまえばレンズ選びがよりスムーズになりますので、ぜひここで一緒に勉強しましょう


動画も公開しました

GF

GFは、GFXシリーズ用の中判デジタルカメラ専用レンズであることを示しています
富士フイルムの中判デジタルカメラシステムであり、GFレンズはその中判センサーに最適化されたレンズラインです

XF

XFは、Xシリーズ用のAPS-Cセンサー搭載デジタルカメラ専用レンズであることを示しています
富士フイルムのAPS-Cセンサー搭載デジタルカメラシステムであり、XFレンズはそのAPS-Cセンサー搭載に最適化されたレンズラインです

R

Rは、絞りリング(Aperture Ring)がレンズに搭載されていることを示しています
カメラ本体の設定を介さずに、直接レンズ側で絞りを調整できる機構です
絞りリングの主な特徴としては直感的な操作が可能です
絞りリングを回すだけで、絞り値(F値)を直接変更できるため、ファインダーを見ながらでも調整可能です

LM

LM(リニアモーター)とは、リニアモーター駆動によるオートフォーカス(AF)システムです
この技術は、レンズの内部にリニアモーターを搭載することで、より高速で静音性の高いオートフォーカスを実現しています
磁力を利用してレンズのフォーカスユニットをスムーズに動かすため、従来のモーターと比較して非常に高速にフォーカスを合わせることができ、動きの速い被写体でもピントを迅速に合わせることができます

OIS

OIS(Optical Image Stabilization)とは、レンズ内手ブレ補正機能です
この機能は、レンズ内に搭載された手ブレ補正機構がカメラの緻密な揺れやブレを検知し、レンズ内の補正ユニットを動かすことで、そのブレを打ち消して安定した画像を撮影できるようにします
手持ち撮影や低速シャッタースピードでの撮影時に発生しやすい手ブレを効果的に抑えることできます
特に、暗い場所での撮影や望遠レンズ使用時に手ブレが目立ちますのでOIS搭載レンズならシャープな画像が撮りやすくなります

WR

WR(Weather Resistant)とは、レンズが防塵・防滴構造を持っていることを意味します
この構造は、レンズ内部に水滴やホコリ、砂など侵入しないように設計されており、過酷な環境下でも安心して使用できる耐久性を持っています
防滴性能は小雨や霧、湿気が多い環境でも、レンズ内部に水分が侵入しないようにシーリングが実施されていますので屋外での撮影や急激な天候の変化にも対応可能です

Macro

macroとは近接撮影ができるレンズです
近距離で最高画質が得られるように設計されています
ほとんどのマクロレンズは0.5倍から等倍の撮影が可能で、等倍ですと撮像素子上に実物大(1倍)で写すことができます

番外編

APD

APD(アポダイゼーション)とはAPDフィルターを搭載したレンズです
APDフィルターとは、中心部の透過率は高く、周辺部に向かって透過率が低くなるフィルターです
前ボケ・後ボケのどちらも柔らかいボケを生成できるフィルターで、理想的なボケ味を得ることができ、卓越した写真画質と立体感のある表現が可能となります
XFユーザーではないのでみたことがありませんが本数も少ないみたいです

まとめ

まだまだ種類があるかもしれませんが、とりあえず代表的なものを書いてみました
意味が分かればレンズ選びが一段と楽しくなると思います

私のYoutubeチャンネルでも雑談形式でいつもカメラのことを話しています
ぜひ遊びにくてくださいね
以下チャンネルへのリンクです


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