クラフトビールの「夢」と「そろばん」 第6話
2023年4月4日(月)
2019年の春。バンクーバーとポートランドのブルワリーをめぐりました。
バンクーバーにあるブルワリー「Parallel49」とのコラボ醸造が叶って、
現地で仕込みするのが旅のミッションでした。仕込み終了後、
ここまで来たら行かない手はない!と、迷わずポートランドへ。
オレゴン州ポートランドはまさに「ビール天国(ビアバーナ)」!
あちこち視察する中、シンパシーを感じるブルワリーと出合いました。
今日はそのブルワリーについて書いてみます。
第6話
10 Barrel Brewing をリスペクト
シンパシーを感じたのは『10 Barrel Brewing 』。
Instagramをフォローしていて、訪ねてみたかったブルワリーでした。
実際に行ってみると、地元に根付いていながら、いろんなところへ出荷もしていて、ラインナップが豊富。定番や変化球などいろんなスタイルがあってそのバランスがとてもいい。個性の打ち出し方にすごく共感したし、
どこをとってもOGAと同じ方向だなあと感じたんです。
店内は広くて、醸造している空間と客席の境界がゆるくって、
どこに座っても落ち着けてゆったり過ごせる。
お客さんは、近所の人、旅人が入り混じり合い、ホスピタリティーがどうこうってわけでなくて、みんな「ああ、どうも、こんにちは」みたいな感じ。シンプルな表現だけど、ふらっと入っても気兼ねなくが本当に根付いてる。あの感じを体験できたのは、本当にうれしかったかなあ。
僕が思い描いているコミュニティセンターのような雰囲気だったんです。
特別な場所じゃなくて、日常が息づいているブルワリー。
「そろばん」の視点で見ても、企業としてしっかりしていて、
2014年には「InBev」(バドワイザーで知られる)と資本提携しています。
地元のファンは少なからずショックを受けたようだけれど、
事業を広げていくためには大きな資本が入るのは必要なこと。
日本でも、ヤッホーブルーイングとキリンビールが資本提携していたり、
資本提携がクラフトビールの裾野を広げていることは確かなんです。
OGAも素直にそのステージに乗りたい。
僕たちが造るビールを、一人でも多くの方に飲んでもらうために。
いやはやしかし、海外視察はおもしろかったし、勉強になった!
チャンスを作ってもっと視察に行かなくちゃと、あらためて感じています。
今、とある海外のビアコンテストに出品していて、ナイスな賞に選ばれて
授賞式へ行くのもいいな。授賞式と視察をセットで海外へ🍻
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