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クラフトビールの「夢」と「そろばん」 第52話
2024年 8月 30日(金)
ビール屋としては超フル稼働の夏、さらに続いていますが
note.のサボりはそのせいではなく、
クラフトビールのいまをどんな風に綴ればいいかわからなくて
行き詰まったのが正直なところ。と、正直に書けばいいのかもね。
クラフトビール醸造所、1000に迫る勢い
全国を見渡せば、2024年に入ってからも40〜50ほど増えていて、
トータルで840〜850ブルワリーもある!!
まさに1000に迫る勢いなのです。
誰がどう分析してもクラフトビールの裾野は広がっています。
「すごいね、クラフトビール業界、ますます盛況じゃないですか!」
となるだろうけれど、浮かれているだけではいけないことはわかるよね。
数がのびる背景を考えてみよう。
僕たちのブルワリーが誕生した頃は、まだ数は少なくて
「前例が少ない」状態だった。
だから、設備も手探り。着手してから時間のかかることといったら。
でも今では「前例がたくさん」状態。
ビール工場専門の設備会社もあるから
資本さえあれば、広い場所を用意して、設備をパッケージで揃えられる。
これがブルワリー林立のゆえんと言えるかな。
僕たちが設立した頃は大変だったと恨めしく思っているんじゃない。
むしろ、そこに時間と労力を取られなくていいなら最高で
その分、つくりたいビールを考えて、つくる時間に費やせるのだから
すごく素晴らしいことだと思う!
けれど、どうなんだろう。
つくりたいビールを考えて、唯一無二のビールを生み出しているかなあ……
ボランチ ブルワリーとして
キリのいい数で、今、850ブルワリーがあるとしよう。
850中、全国規模で展開していてスーパーマーケットに並ぶような
いわばメジャーチームは、たった30ブルワリーほど。
前回 vol.51 も書いたので重複になるけれど、
残る820は、まちのパン屋さんのような地域に密着したブルワリー。
そんな中、ただ1つのブルワリーだけ宙に浮いたというか、
ちょっと変な奴がいる。それが僕たちOGA BREWINGだと思ってください。
メジャーでもなく、まちのパン屋でもない立ち位置で展開している
「ボランチ役」のブルワリーだと、自負しています。
ボランチ ブルワリーのできること
役割としては、大きく2つのカテゴリーがあって
●品質管理と品質向上
●営業展開と企画力
この2つを軸に、僕たち自身がていねいに真剣に必死に取り組むし
関わりのあるブルワリー、つながる人には、
僕たちの経験を共有したいと思って、360度に扉を開けています。
今や、ビールの品質がいいのは当たり前。
どこもきれいなビールをしっかりつくってはいるのです。
でも、自分たちのやりたいことをビールに落とし込めているのか
そもそもやりたいことがあるのか。
ボランチとしては、そこんところが気になっているのです。
いや、ボランチって言いながら
ビールにつながる人に寄り添う、ただのブルワーおっちゃんですね。
そんなブルワーおっちゃんは
日本の東京の、中央線沿線のビール文化圏にいます。
山のような続きは、次回書きます。
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