本格水冷を作ってみた
はじめに
こんにちは。AORUSおじさんです。
今回僕も色々ありながら本格水冷PCの製作にこぎつけることができました。
私自身自作PCはまだやり始めて2年ほどですが、資金とやる気さえあれば、結構できてしまうものです。
僕が本格水冷に興味を持ったきっかけとしては、先人たちの作品も
そうですが、身近な友人に本格水冷をやっている人がいるので、
友人に影響された側面が大きいです。
あとは使ってみたかったパーツが本格水冷対応の品なのでどうしても
やらなければならないという使命感に駆られてやりました。
私はその場のノリと勢いで結構使用するパーツを決めていますが、
これからやってみたいという人は慎重に吟味してください。
ノリと勢いで決めてしまうと結構無駄に予算かかったりします。
かかった予算はおおよそ20万円くらいでしたが、しっかり決めてやるならば、10万円もあれば作れると思います。
ぶっちゃけただパソコンでゲームができればそれでいいんだ!っていう方は
パソコン専門店で保証付きの本体を購入していただいた方が一番楽です。
自作なんて手間ばかりかかって仕方ないのでやるやつはただの変態です。
自作は沼です。
今回のnoteではEKWB公式ショップをご案内していますが、ほかにも買うことのできるルートはいくつか存在します。
オリオスペックさん
Coolinglabさん
が知名度のあるショップとしては主になります。
僕が今回メインに利用させてもらったショップは
Lowspecさんです。
X(旧Twitter)もやってらっしゃいますのでよかったらフォロー
してください。
こちらのショップはオンライン限定にはなりますが、大陸限定の品や
珍しいものを取り扱ったり、今回の私のように依頼をすれば本格水冷
の部品を取り寄せていただくことも可能です。
見積でも、この部品についてはこっちのほうが安いよ!
などと案内していただけるのですごく助かります。
必要な機材は結構解説されている方もいらっしゃるので割愛しますが、
今回使用したパーツを紹介していきたいと思います。
パーツ紹介
CPU
intel Core i9-12900K(殻割済み)
言わずと知れたintelの12世代のCPUですね。
実はこれを製作する前は13900Kを使用していたのですが、
殻割に失敗してしまいましたので、
それからというものの、
代替機を使ったりなどして、運よく殻割済みの12900Kを発見することが
できたのでそちらを購入して組付けました。
水枕
次のパーツは水枕、またはウォーターブロックと呼ばれるものですね。
こちらはEK Water Blocksさんの限定品水枕を使いました。
EK-Quantum Velocity² Direct Die D-RGB - 1700 Limited Edition
大体このくらいのお値段でした。
通常はもっと安いのもあります。
この水枕、限定品なので世界に100個しかありません。
このように36of100と刻印されてますね。
中身は水枕本体と殻割機とクマメタルと取付用や殻割用の各種工具、グリスをふき取るアルコールティッシュのようなものなどいろいろ入ってました。
リザーバーポンプ
本格水冷においてリザーバーポンプは最近になって増えてきた製品じゃないんでしょうか?
リザーバーとポンプ別で組む人もいると思います。
ポンプ一体型リザーバー結構高いんですよね。
でも便利なのでおすすめです。
今回使用したのはまたもやEKWater Blocksさんのリザポンです。
EK-Quantum Kinetic FLT 360 DDC PWM D-RGB - Plexi
360mmサイズなのでケースのサイドのところに配置しました。
ラジエーター
ラジエーターもEKWBさんです。
EK-Quantum Surface S360 - Black
こちらの品を2枚使いました。
ラジエーターにつけるファンは実は予算が足りていなかったので、
手持ちのファンをつけてごまかしています。
そのうち付け替える予定です。
フィッティング
本格水冷のチューブをつなぐための部品です。
径が色々あるのとソフトチューブ用かハードチューブ用かでも
分かれます。
加工の難易度的には圧倒的にソフトチューブがお勧めです。
初手でハードチューブは推奨しません。
どうしてもやりたいんだ!という方はフィッティングに加えて
アングルアダプタの購入を推奨します。アングルアダプタが
あれば面倒な曲げ加工をしなくて済むのでだいぶ楽です。
加工が楽しいんだという方や今回の私のように予算をなるべく抑えたくてェ…
という人間が曲げ加工に挑むことになります。
今回使ったのは、毎度おなじみEKWBの、
EK-Quantum Torque HDC 12 - Gold
になります。こちらハードチューブの外径12mm対応の製品になります。
為替の影響を受ける前の在庫をCoolinglabさんなら結構握ってたりするので
おススメです。
チューブ
正直チューブはどこのメーカーでもあまり変わらないですが、
今回もEKWBです。私はEK染めがやってみたかったんです()
EK-HD PETG Tube 10/12mm 1000mm (2pcs)
こちらPETG素材の内径10mm、外径12mmで1mが2本入りの製品
になります。
ソフトチューブは径の違いくらいしかないですが、
ハードチューブは径の違いのほかに、素材の違いがあります。
PETG、アクリル、真鍮の3種類あります。
真鍮は金属なので加工難易度が一番高いです。
曲げやるくらいなら多分アングルアダプタ買った方がいいです。
そうすれば長さを合わせてあとは切断したのをつなぐだけなので。
アクリルやPETGはヒートガンで熱して曲げ加工ができるので比較的特殊な
設備もいらず楽です。
アクリルはカッチカチです。ザブングルの加藤さんくらいカッチカチです。
その特性上一度曲げると曲げなおしがききません。
ただゆっくり曲げることができるので、焦らなければそこまで失敗することもないです。失敗してもまぁ大丈夫です。
足りなくなったら、足すだけやから。と私の友人も言っていましたので、
足りなくなったら足しましょう。
PETGは一番柔らかいハードチューブです。どのくらい柔らかいかというと、
指の力でも少しゆがませることができるくらいにはやわらかいです。
アクリルと違い再加工が容易です。
私も作業中に何回か曲げなおして修正をしました。
結果出来上がったのは不格好な配管でしたが。
他の人に見せたときの感想が
「ウルトラ3D配管」でした。
私は現代アートと呼んでいます。
ハードチューブは曲げるときに便利なベンディングツールというものも
あるのでそちらをぜひご活用ください。
GPU
グラフィックボードもメーカーによっては最初から水枕がついたモデルが
あったり、EKWBさんや色々なメーカーが販売していますが、後付けの水枕
を使用するという方法で水冷化を行うことができます。
私が今回使用したかったグラボは、
GIGABYTE AORUS GeForcce RTX3090 XTREME WATERFORCE WB 24G
です。このグラボ、GIGABYTEの国内流通数がもともと少ないのも
ありますが、水冷ブロック付きモデルなので所有者が本当に少なかった
です。縁あってそこそこの価格で譲っていただくことができましたが、
手に入らなかったら、4080のWBモデルを検討していたかもしれません。
3000番台のフラッグシップということもあり、その名に恥じぬ働きをしてくれます。しかしながら悲しいことにゲーム性能だけで言えば4070以上のほうが高いですしお値段も当時の価格より安いし、消費電力も4070以上のほうが
エコなのでスペックだけで言えば4070以上でいいです。
こうして見ると4000番台もご祝儀価格が高かっただけで今となってみれば
結構お買い得です。
僕が自作を始めた当初はASUSのマザボにASUSのグラボだったのですが、
ある時にGIGABYTEJAPANの公式キャラ ギガバイ子ちゃんを知り、
AORUSというブランドがあるのを知り、いろいろ調べていくうちに、
AORUSのマザボとグラボで組みたい欲が出て、当時のフラッグシップだった
3090を見てこれで作りたいとなったのでこの組み合わせなわけですね。
マザーボード
GIGABYTE Z790 AORUS ELITE AX rev1.0
ハイエンドチップセットを搭載したマザーボードです。
他社との比較で行くと
ASUS:ROGSTRIXくらい
MSI:MPGくらい
AsRock:STEELLEGENDくらい
のクラスになると思います。
メモリ
メモリはCorsair社のDOMINATOR titaniumを使っています。
16×4の64GBで周波数はDDR5の6400、CLは32です。
CMP64GX5M4B6400C32が型番です。
DOMINATOR TITANIUMの製品サイト
DDR5は4枚刺しは推奨されていません。極端にデフォルトの周波数が落ちます。そのため使うなら2枚刺しです。
4枚刺しでもやってやれなくはないですが色々面倒なのでおすすめしません
ケース
LIAN LI O11 DYNAMIC EVO XL Black
ケースごときにお金をかけるなんて…なんて言われてしまいそうなモノではありますが、でかくて組付け自体もかなりやりやすいので個人的には
おススメのケースです。もちろんスペースがないなど色々都合はあると思いますので自分に合ったケースをお使いいただければいいと思います。
コイツのためにバウヒュッテさんのPCワゴンを購入しました。おかげさまで
机のスペースがだいぶ広くなりました。
完成品
このように色々なグッズを入れたりすることもできるので
推し活もはかどるってモンです。まだまだ改良の余地はあるので予算が
でき次第また改良していこうと思います。
ケース内に入れたGIGABYTEのAORUSロボやプレートですが、縁あって
マリオさんに塗装していただきました。
マリオさん
https://x.com/Shimizu_MOD
おわりに
今回本格水冷を初めてやったので記録に残したく書いたnoteですが、
誰かの参考になれば幸いです。
次回はもっとちゃんと曲げられるように頑張りたいところです。
冒頭にも書きましたが、本格水冷って楽しいですがある程度
お金を投じる必要があるPCをさらにお金をかけてカスタム
することになるのでとにかくお金ばかりかかります。
メリットを上げるとすれば、
見た目がいい
構成次第では空冷クーラーや簡易水冷を用いるより冷やせる
くらいです。
我こそはという変態はぜひチャレンジしてみてほしいです。
拙文ですが、さいごまでお読みいただきありがとうございました。
その他気になることがあったら私へと質問してください。
可能な限りお答えします。
https://x.com/LOVEAORUS_GigaK