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東日本大震災での日本人の蛮行<在日韓国人の視点>

今年で東日本大地震から
満11年となります。

震災直後には言えなかった事も、
そろそろ言える時期になっていると
私は思います。

震災後、
被災地を勇気づける意味もあって

「震災の混乱でも規律正しい日本人は素晴らしい!」
「助け合いの精神、これぞ日本!」
という話ばかりでした。

東日本大震災の後に日本人が助けあって
困難を乗り切った事はもちろん事実です。

ですが、震災直後には
報道できなかった事実も多く有ります。

陸前高田市観光物産協会で
副会長を務めた
三吉義正さんと言う人がいらっしゃいます。

TBSラジオ「荻上チキ Session」が
まだ22時から放送されていた頃に
その三吉さんがゲストとして
震災について語ったのですが、

その内容を聞くと、
報道された「日本人の民度の高さ」とやらが
フィルターに掛けて不都合な事実を
除去した後の清水だった事が分かります。

三吉さんによると、
震災で津波が迫った時、
高台から恐ろしい光景が見えたそうです。

津波が後ろから迫る中、
車が猛スピードで人間を轢き殺しながら
必死に前へ前へ逃げようとする凄まじい光景が。

多くの人を轢き殺してまで
逃げようとしたその車ですが、
その車も津波に飲み込まれていったそうです。

「もしあの車の人が
津波から逃げ切る事が出来ていたとしたら、
罪の意識で一生苦しみ続けたんじゃないか」

と三吉さんがおっしゃっていました。

極限状態での人間の心理は
平時には予想も出来ません。

関東大震災の時、
日本人は人間狩り(在日朝鮮人虐殺)を始めました。

在日コリアンにとっては
忘れられない歴史です。

日本人
「俺たち日本人は優秀なエリート民族だから、
何をしたって良いんだー!ヒヒヒー!!」

礼儀正しいと言われる
日本人であろうと
有事に法秩序が崩壊し、
暴力が社会を支配する事は
避けられないのです。

南京大虐殺や、
日本兵による中国人女性に対するレイプ問題に
私が言及すると、

「日本人がそんなことをするはずが無い」
といつも言われました。

「震災時にも規律正しい日本人」
ばかり強調して
実態から目をそらしてはならないと思います。

むしろ、
震災時に露呈する「人間の本性」について
きちんと理解しておく必要があります。

それはロシア人であろうと
ウクライナ人であろうと、
日本人であろうと同じなのです。


最後までお読みくださって本当にありがとうございました。