東京拘置所・差し入れ情報・面会・宅下げなど②
★本は1人3冊まで入れられます。差し入れ屋で入れる場合は、同じ住所でも自分以外の名前で出せば一気に入れる事は出来ます。例えば、拘置所内の差し入れ屋に自分、息子の名前、お母さんの名前で3人分の情報を書いて1人3冊買えるので9冊買って入れる事は出来ます。ただし、この場合は差し入れに売ってる本・雑誌のみです。受付で入れる本の場合は、アマゾンや普段読みたいと頼まれた本を入れてました。その時、自分の名前で入れるしかないので差し入れ屋には自分の名前以外でお願いしてました。
差し入れ屋で買って入れるしかないのがあります。便箋、封筒,石鹸(東京拘置所にはLUX)、歯磨き粉、お花、お菓子、調味料等の食べ物、缶詰など、食パンと普通の柔らかいパン、つぶあん、こしあん、牛乳なども入ります。拘置所内で買うパンはまず美味しくないのと、食パンも固いらしいです。ちなみに食パンやパン類は池田屋より売店の方が美味しいとの事で売店で1週間サイクルで予約して入れてました。月曜日はつぶあん、水曜日はこしあん、食パンとか。。夏場になると食パンにすぐカビが入るので週3程度で入れてました。特に金曜日にパンを入れる事は、土日に面会・差し入れ出来ないのを考えて入れてました。 牛乳は期間を決めて毎日分を入れてました。
★差し入れ屋に関して知って置いたら役に立つ情報★
拘置所内売店と外の池田屋があります。私はどっちも使いました。池田屋しか売ってないお菓子もありますし、拘置所内で買った方が安い方もあります。また、同じラッキョウでも拘置所内の売店と池田屋で入るラッキョウのメーカーが違ってて味も違います。私の夫は売店のピリ辛ラッキョウが好きでした。池田屋のラッキョウは結構甘いラッキョウらしいです。
カラムーチョやポテトチップス系は池田屋に売っています。売店内では じゃがりこが売っています。後、練乳、砂糖、醤油、マヨネーズ、ふりかけシリーズなどちょっとした調味料はどっちも売っています。池田屋で売ってるウズラの卵や売店で売ってる大きい1個のゆで卵もあります。中では炭酸が飲めないため炭酸入りのあめを入れてました。あめ類も多いです。せんべい、甘いお菓子が多いので拘置所では夫も結構太りました。唯一の楽しみなので。。仕方ないと思います。ご飯も味が薄いので。。美味しいごはんは めったに出ないらしいです。
私みたいに夫に洗濯物、差し入れを多めに入れてる方は前もって売店に先払いでお金を預ける方法もあります。これは、すごく便利です。池田屋もそのシステムはあります。先にお金を入れといて、面会の待機の際に簡単にお願い出来ますし、この場合は、最初差し入れするための名前が何人か必要です。ここで注意する事ですが、池田屋に登録する名前3-4名分と売店に登録する名前は別々にしないと、名前がかぶってその日に入る事はできません。最初、お願いする時に3名分、3名分(名前だけでOK)登録してるため、いちいち買う際に際入れ用紙を書かないと行けない手間が減ります。また、当日に入れて欲しい食べ物はその日の午前10時までです。10時を超えると翌日に入ります。そのため、緊急に入れて欲しい食べ物を差し入れする時間に間に合わなかった場合は、電話でお願いしてました。2020年緊急宣伝により一時期、拘置所も弁護士以外は面会が出来なくなりました。この時、差し入れだけでも先にお金を多めに預けてたので、毎日電話でお願いしたり、サイクルを作って牛乳、食パンは週3ペース、普通の柔らかいパン類、曜日で新しく出る雑誌(週刊文春、アサヒ芸能等)を入れてもらえました。後、やきとり、ゆで卵、ジャム、お菓子類、缶詰は適当な時期に電話でお願い出来たので面会が出来ず、建物内に入れなかったのですが、差し入れには問題がない感じです。便箋と封筒は。。お互い毎日会って、お互い毎日手紙を書いてたので必須でした。横書きと縦書きがあります。売店の方が書きやすいです。池田屋のは縦書きの在庫が多く質が良すぎて書きづらいと言ってました。
後で分かった事ですが、売店や池田屋で売ってる中で一番高いのが缶詰のタラバガニです。タラバガニは高級なので私もあんまり買わなかったのですが寿司が食べれない夫にたまにタラバガニを入れて上げたら、雑居になってから一人で食べたら周りが可愛そうになるから食べないと言う事で。。夫に食べされるために5個分のタラバガニを買った事があります。池田屋で買いましたが、後から知った事で。。売店がはるかに安かったです。同じメーカーです。缶詰の種類は。。しゃけ、タラバガニ、ズワイガニ、ウナギ、イワシ味噌漬け、果物系など色々あります。タラバガニが池田屋では1個7000円くらいしてました。当時5個で。。35000円でしたが、売店では確かに5000円でした。2000円の差があったのでちょっとショック。...(・_・;)
しかし、缶詰の中で鮭缶詰は売店より池田屋で売ってる茶しゃけと書いてある缶詰が美味しかったらしいです。主人が大量のタラバガニが入った時は勿体ないと怒ってましたが、皆、喜んでだから今回だけでいいよ!と言ってました(笑)中で日にちを決めてタッパーに麦ごはん、タラバガニ、燻製帆立(池田屋に帆立が売っています。缶詰ではないです)ピリ辛ラッキョウの汁(お酢代わり)ズワイガニなど、醤油ちょっと入れて混ぜて食べたら、すし飯な感じで美味しいらしいです。
後、やきとりにマヨネーズかけて食べるとか。。中で唯一の楽しみだったそうです。一度保釈で出れて3ヵ月外に居ましたが、わざわざやきとりとか自分が食べてたのを持ちだして。。家で食べさせられましたが、今まで美味しいと言ってたのが、全部美味しくなくて。。切なく泣きそうになりました。
カレーも売ってるのですが、レンジがないため。。最初は冷たい固まった油のカレーを食べてましたが、拘置所内では夏でもお湯ポットがあります。そのお湯ポットに入れて溶かして皆で食べてたそうです。
本当は、食べ物の譲り合いは禁止ですが、未解決の部屋ではさほど厳しくはありません。むしろ、お金がなくて何にも買えれない人を担当の先生がわざわざ夫の部屋に入れて、可愛そうだから面倒みてと頼まれたりもしたそうです。主人も面倒見が良い人なので。。自分の物を分けて皆に食べさせてました。
また、ちょっと無駄使いだと思うかも知りませんが、拘置所の中に長く居るとテレビもなく部屋が暗いのは当たり前になります。そのため私は週1-2度お花を入れました。500円台の小さいお花ですが、唯一売店で売っています。差し入れが出来て希望を言えば薔薇の色もお願い出来ます。小さいお花ですがあるだけでもお部屋の雰囲気が一気に変わります。心も穏やかになりますし。。不安で心配な方は、たまに入れて見てください。毎日会えたのに長い連休で会えない時には前日にピンクのバラを20本入れて見た事もあります。夫が中で購入した花瓶は小さいので、担当の先生が文句言いながらもバラを立てやすく花瓶を貸してくれたり、ハサミで切ってくれたりしてくれたそうです。部屋が一気にバラ20本で明るくなったため、主人も良い気分で要られて良かったです。私のやり方が異常だと思う方もいらっしゃいますが、私は夫に逢えて、色々やってもらいました。旅行もあんまり行かない自分が夫と逢ってから海外、国内温泉旅行など旅行の楽しみを分かるようになり、毎日楽しい生活をしてました。。家で子供と笑いが止まらないそんな家庭でした。仕事で遠くまで飛行機で出張に行っても普通は外泊になりますが、私が変に心配したり寂しかったりするのを防ぐために台風があってもなんとか飛行機乗って日帰りで帰って来てくれた。。そんな夫です。今こうなったからと適当にするのはできません。夫婦だからではなく。。人間としてやってもらった事に返すのは当たり前だと思います。
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