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コロナにかかって出てきた長女気質の闇

コロナが流行っている時は全くかからなかったのに、ここにきて初めて感染した私。

我が家では娘が2回かかっているけど、その度に、完全隔離を行って家族内感染は起こさず。

ただ私はそのために女中のように食事の支度、薬の用意、要望への対応、上げ膳据え膳、全て行って、いつも通りの仕事をして家事を少し手抜きする。

控えめに言っても泣きたいくらい大変だったけど、夫と息子はフルタイムの仕事があるから手伝えないのも仕方ない。

でもね、なんで私ばっかり、って思っちゃうのよ。
私がコロナにかかりたいわ、とも正直思った。
会社員には有給だってあるだろうし、私にも仕事はあるし。
そう言えればよかったのだろうと今、思うのは
コロナにかかって、その大変な食事の支度と上げ膳据え膳を夫と息子がやってくれているのに

どうだい?私の大変さがわかったか?

なんてことを最初に思ったから。

ええ、ええ。サイテーですよ私って。
普通は感謝とか、申し訳ないとか、出てくるところでね。
まさかの「私の大変さがわかったか?」ですからね。

でも、感謝って「するもの」ではなくて、自然に湧いてくるもの。
だから「感謝したい」とか「感謝しなきゃ」みたいな言葉が
嘘くさくて嫌い。

湧いてこないものは仕方ない。
湧いてこない理由があるから。

感謝が湧いてこない理由は

払いすぎた犠牲
であり、
自分でできると過信し過ぎた結果
であり、
頼るスキルの低さ
です。

どうしても日本って、お母さんが家族の看病をして当然、な空気がある。
もちろん、最近はお父さんが病院に付き添っているご家庭もよく見るけど
長女気質って、そういう常識とか当たり前な意識に飲み込まれがち。
そして状況を見ると「私がやるしかない」が発動してしまう。
ほんとはそんなことないのにね。

更に、頼ることがうまくない。

言ってもダメだろう、と思ってしまう。
でも、それって頼り方っていうか、お願いする伝え方だったりを
工夫してないんですよね。

ストレートに要点だけ言って、わかるよね?みたいな。

きっと、わからないんですよね。相手は。
ストレートに要点だけ言われても。
(怖いよね、きっと。笑

もし逆だったら、どんな言葉で何を伝えられたら「助けよう」「力になろう」「俺の出番だ」と思えるか。

そういうのを考えるのも長女気質は苦手だから、
キャパオーバーで「もう無理っっ!!」ってなってから
「なんでもっと早く助けに来ないんだよっ!」をぶつけてしまう。

頑張ってるんだよね。たった一人で。

でも、頑張った結果が、
自分のためにやってくれている家族に「私の大変さがわかったか?」
って、感謝より先に出てくるって悲しいと思うんです。

だから、私はもっと頼ろうと反省しました。
拒否されることがあっても、それも頼るスキルを上げるため。
頼りたい、と口から気持ちを出すことが私の心の健康に必要だから。

私だけが家族のために動くとか、誰かだけが頑張るとか、
そうじゃない。
同じように夫や子供も抱えていることがあるとしたら、それも伝えてくれるようになるといいなぁと思うけど、そこは人それぞれだから。ね。


とりま、娘に頼ってみた。
言ってみて良かった。


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