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コピトレは永遠に富を生むのか?【前編】

コピートレード(略してコピトレ)は上手なトレーダーを選ぶだけという手軽さから、経験の浅い初心者や取引に専念できない方を中心に、海外での人気が高まっています。

さて、華やかな実績のコピトレの案件を目にしたときにその案件には投資するべきなのでしょうか? 投資したとして「コピトレは永遠に富を生むのだろうか?」誰もがふと疑問に思うことだと思います。というか、わたしは疑問に思いました。

本noteでは「コピトレは永遠に富を生むのだろうか?」という問いに対してのトレードの原理から考察を行います。


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さきに結論を述べます。
コピトレが永遠に利益を出し続けることは非常に難しいと私は考えています。その理由を順番に説明していきます。


1.なぜ利益を出し続けることは難しいのか

コピトレと言っても様々なサービスが世の中には溢れています。中にはポンジスキーム的にお金をだまし取る詐欺案件もあります。

2023年の7月にAssassin FX(アサシン)という証券会社が代理店と結託し、大規模なポンジスキームを実施した事が大きな話題になっていました。この様な新興の海外証券取引所には十分注意しましょう。


ここでの考察は大前提として、コピトレが詐欺案件でない前提で話していきます。

まずコピトレ案件には大きく分けて2つの属性があります。
 ①実力のないトレーダー(凡人)
 ②実力のあるトレーダー(優秀)
です。それぞれの場合に分けて説明していきます。

①実力のないトレーダー(凡人)の場合
こちらはシンプルです。トレーダーの実力が足りないためスプレッドによる損失を跳ね除けられず、損失を積み上げていくことになる。結果的にコピトレの結果は損失だらけで信頼を積み上げる前に投資家が撤退してしまうでしょう。長続きすることなく数ヶ月でコピトレサービス自体が終了することでしょう。もし投資していたのだとするとハズレの案件です。すぐに手を引きましょう。

スプレッドによる損失についてはこちらで解説しています。


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