
青天の霹靂!「世帯経営」という思考法

夫婦は「世帯の共同経営者」。
「世帯経営」とは、“わたし”だけでなく“わたしたち”で未来を創るという姿勢で、夫婦の理想をカタチにする思考法です。
「わたしたち」を主語に夫婦会議を行うと効果的。
回を重ねるほどに、「わたしたちとして、どうする?」という共同経営者感覚が育まれ、新たな夫婦の協力体制が築かれていきます。
「僕が、私が」とお互いの主張を競い合う関係から、「わたしたち」として協力し合える関係へ。
"夫婦で子育て"を実践していく上で、取り入れてほしい考え方です。
男性はたてたり、転がしたり、育てたりしなくても
一度結婚で失敗している私ですし、恋愛も拗らせて来ましたから、それはそれはネットやら書籍やら講座やら、色々手を出してきました(笑)。
そして長らく"男性はたてたり、転がしたり、育てたり”するものだと思っていました。
ボロボロに傷ついて、もう泣くのはイヤだし、テクニックでコントロールしたかったし、「夫は一家の主」という主従関係も採用していたのも、紛れもなく事実です。
数年前、とある所で夫婦会議の事を知り、昨年夏ようやく世帯経営ノートを購入した訳ですが、最初は全然書けませんでした。
というよりも、夫に「夫婦会議しようよ」と言えませんでした。
なぜなら、夫婦は「世帯の共同経営者」という視点は、今までの考え方を覆すことだったからです。
「女性は黙って、男性より三歩下がって歩くべし」ではなかったの?
「トラは二頭いらない」って聴いたし!
妻である私が夫の横に並ぶ。
それは理想の状態だったにも関わらず、本当にそれをやってしまっていいのかなとも。
夫の後ろに居れば、大きな決めごとの「責任」は夫にあり、結婚して子どもが産まれてからは、その方が楽だと思っていたのです。
反対に、小さな子どもの「命の責任」は私にあると思っていました。
責任だらけの重圧は本当にイヤなものでした。
よくよく考えれば!ひとりで抱えるものではないし、抱えられないものです。
夫婦ふたりに、よりよい家庭環境や子育て環境を創り出す「責任」ってありますよね。
ですから主従関係では、なかなか上手くいかなかったのです。
そして男性はたてたり、転がしたり、育てたりしなくても良いんです。
だってお互い、もう、いい大人だもの。
協力し合ったり、支え合ったり、お互いを大切にしていきたいですね。
"わたし”だけでなく"わたしたち”で未来を創る!
「お互いの言いたい事のすり合わせではなく、お互いが納得するウルトラCはないのかな。」
これは夫と結婚した頃、よく言っていた話です。
A案、B案、C案くらい出して、本当はA案がいいけれど、ゴールのためには他の方法もあるよねという話をしていたのですが・・・
それでお互い納得するかというと、すり合わせですからイマイチ納得感がありません。
しかも夫の話は話半分で聴いて、私がひとりで考えて、夫に提案していたのですよ、トホホ。
ウルトラCが出るのは、対話の積み重ねの先なんです。
"わたし”だけでなく"わたしたち”で未来を創る!んですから。
共同経営者感覚で夫婦会議を行うとはなんぞや
漢字だらけですね 笑
一言で言えば「わたしたち」を主語にして「わたしたちの答え」を導き出すことが、共同経営者感覚で夫婦会議を行うという意味です。
夫婦は「世帯の共同経営者」。
どちらが上とか下ではなく、トラが二頭ではなく、夫婦ふたりで大切なことは決めるもの。
自分の意見を伝えるだけでなく、お互いが相手のためにできることを一緒に考えたり、その考えを聴いて、お互いの愛情を受け取ったり。
その過程が愛を育み、強固な絆の形成につながると私は思っています。
答えを出すのはそれからのこと。
焦らずに、一緒により良い夫婦関係を創っていきましょう。