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こどもの音楽ドリル(1)

こんにちは!ピアノ指導者の杉山晴代です。

2016年に出版した「たいへんよくできました」小学生のための音楽ドリルを改訂し、このたび「こどもの音楽ドリル」として生まれ変わりました。今回の改訂では、私がこだわっていた「音符早見表」を巻末に追加しています。

近年、子どもたちの生活リズムや学習ペースが変化する中で、基礎をしっかりと身につけながら楽しく学べる教材の必要性を感じていました。このドリルは、ソルフェージュ課題を通じて音楽の基礎知識を無理なく習得できるよう工夫しています。

先生と生徒さんが楽しくコミュニケーションを取りながら、ピアノに関する音楽の知識を生徒さんに身につけてもらえたら幸いです。


こどもの音楽ドリルは、色々な方法で〔音符〕〔リズム〕の課題を行い、くりかえし練習していくことで譜読みやリズムを強化していくものです。

生徒さんがピアノのレッスンの中で先生と一緒に進めていくように作られています。音符や音名を書く問題以外は、ピアノの前に座ったまま行えます。

このドリルを制作したきっかけは、教室でピアノを弾くことだけに集中している生徒たちに、音符の読み書き、リズム打ち、聴音など、様々な音楽スキルを少しずつ身につけてほしいと考えたからです。
当初は、リズムや聴音の課題を一題ずつ手書きで作成し、生徒たちに配布していました。

このドリルには以下の特長があります:

  • 音域別に分類された構成

  • 音符の効率的な書き方が学べる書き順指導

  • 左ページ:音符の正式名称、書き方、拍子ごとの音の長さを解説

  • 右ページ:音域別のソルフェージュ課題を収録

このように段階的に学習を進められる構成となっています。


もくじ

こどもの音楽ドリル①目次

1点ハのスタートページ

2点ハのスタートページ

1点ハより下の音域スタートページ

ハ~はまでの下の音域スタートページ

このドリルは以下の特徴を持つ構成となっています:

  • 左ページ: ・音符の正しい書き方 ・音符の名称 ・4/4拍子、6/8拍子における音価の解説

  • 右ページ: ・ソルフェージュ課題 ・基本的な楽典の解説

このように、理論と実践を効果的に学べる内容となっています。

右のページは、ソルフェージュ(音読み、基本の音程、楽典、聴音)がランダムで入っています。



巻末には、音符早見表を付録として収録しています。

この早見表は、音符を瞬時に認識するためのツールです。ドリルで基礎をしっかり学んだ後は、数えて読む方法から、一目で把握する読み方へと発展させることで、より円滑な演奏が可能になります。

音符早見表のつくり方:
巻末の早見表とお手持ちのクリアファイルを型に合わせて切り取って使用します。

ドリルで基礎を学んだ後、曲の練習の合間に活用することで、素早い音符の読み取りが上達します。以下の動画は、音符早見表のつくり方です。


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