ラブリラン もしも菅野さんがさやかのお母さんに気付いたら
新感覚ラブコメディー「ラブリラン」特別編が放送中です。
古川雄輝くんと中村アンちゃんがW主演です。
6話では中村アン扮するさやかの母が上京、古川雄輝扮する町田の住まいを急に(それも朝っぱらから)訪ねてきて、さやかや町田、ほかの人たちに波風を立てまくります。
まっちー(町田)は、お母さんが「さやかに一目会いたい」というので、さやかのお母さんを会社に連れて行きます。でも、さやかの会社の人は誰もさやかたちに気を留めてなくて、不自然。
もしも、さやかの務める会社オリビアラボの看板デザイナー、菅野さんとさやかたちが会話したら・・・。
「ちょっと南、何入口で話してるの?」
戻ってきた菅野が割り込んでくる。
母すかさず、
「南さやかの母でございます。いつも娘がお世話になっております」
と挨拶。
「さやかのお母さんですか!」
態度を変えてにこやかに、
「私は南さんのチームでデザイナーをしている菅野風太一郎と申します。いつも南さんにはがんばってもらってます」
母にっこりと、
「娘がご迷惑かけてませんでしょうか」
「全然そんなことないですよ。彼女のリサーチ力や発想は素晴らしいんです! 最近はとくに、活躍が目覚ましくてですね」
さやか照れる。
「そうですか」
母安心する。
「この町田くん」
(みんながびっくりする)
町田をお母さんの前に引き出し、
「彼は若いんですが、南さんは、彼とコンビを組んでめきめき実力を発揮しているんですよ。優秀で、お陰でこっちは仕事が増えてうれしい悲鳴ですよ」
町田たじたじしつつもクールを装う。
「いえ、仕事ですから」
さやか母、町田をにっこり見やって、
「そうですか、町田さんのお陰なんですね」
菅野調子に乗ってしゃべる。
「大手化粧品メーカーの仕事を取ったり。夜遅くまで、二人で随分がんばってるときもありますよ」
「夜遅くまで・・・」
と母。菅野あわてる。
「いや、いつもじゃありません、たまに、締め切り前のときだけです、なっ」
冷や汗かきつつ、二人に同意を求める。口がすべり、
「どうせだから二人が付き合っちゃえばと思うんですけどね」
さやかと町田、ぎょっとする。
「あら、さやかと町田くんは・・・」
恋人同士なんですよ、と母が言おうとするのを、
「お母さん!」と止め、
「菅野さん、それハラスメントですよ」
と釘さすさやか。菅野は、
「あっ打ち合わせの時間だ。お母さん、おかまいもせずすみませんが、どうぞごゆっくりしていってください。南、お母さんのアテンドしっかりね」
と去っていく。きょとんとする母。心配そうな亮ちゃん。ぐったりするさやか。
でも、これじゃ終わらないので、
「南さん、今日は夕食はレストランを予約しておきますから。(おかあさんのほうを向いて)新しくオープンした水族館の入場券、この間、代理店の人からもらったのがあるんですけど、お母さんはお好きですか」
とまっちーが助け船を出して、
「わあー、楽しそう。いいのかしら」
「どうぞ」
とまっちーがにっこり。で、うまく場が収まる。
というのはどうだろう。
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