ドラマ「5分後に意外な結末」の「親友交歓」で古川雄輝のいろんな表情を堪能した
たった5分で、いったいどんな意外な結末が?
物語が終わるとき、必ず予想を裏切られるので人気なショートストーリー「5分後に意外な結末」。本作はそれのドラマ版、エキサイティング・ショート・オムニバス・ドラマです。古川雄輝が「親友交歓」の作家役で出演したのを振り返りました。
戦後間もない日本が舞台です
焼け野原の東京を離れ、妻子を連れて故郷に戻ってきた作家のところに、幼なじみが訪ねてくる。それも、友だちと言うよりもいじめっ子みたいな子が。
すてきな日本家屋です。
執筆中の先生、すてきです
執筆中? うまく進んでるみたいな表情。
ズカズカ入り込む昔の同級生
いきなり訪ねてきたかと思ったらズカズカ上がって客間にドカッと座り、座卓をぱんぱんと叩いて呼ぶ平田。清々しいまでの図々しさ。こんなだから嫌いだったんだろうね、昔から。
この柱の使い方がいいよね
この招かざる客に対して、「もう住む世界が違うんだということをわからせてやる」。まだ余裕ある先生。
この柱、邪魔だなあ、と思ったけど、平田との境界線だね。
「もう住む世界が違うんだ」ということなのね。
そんな手には乗るか
何かあったら相談に乗るぞという申し出に対しても全然腹を割る気はない先生。
こちらの秘密を知ったら、それてらネタに威張り散らすに決まってる…と。
笑ってるけど、実は…
「なんでお前に説教されなきゃならんの」
もう笑うしかないのだった。
「その言葉を待っていた」 ふふん、な顔
やっと帰ってくれる。
言おうと思ってたことを相手に言われてびっくり
「ばかにすんなよ、いったい何様のつもりだ」
自分がいうセリフをいわれてもた~
お互いに嫌いってことってあるよね
私が覚えた嫌悪感はあの男に対してだったのか、自分自身にだったのか、今ではよくわからない。しみじみ考える先生。
もしも、先生が先に言ってたら、平田はどう反応したでしょうね。
案外「お前もやっと正直に言えるようになったな」と評価したりした?
原作は5分で読めるか?
このドラマとしては、「自分が最後に「お前なんか嫌いだ!」と言おうと思ったら逆に言われてしまった」というところが意外な結末なのだと思いました。
原作はもっと引っかかる感じだった印象あります。
太宰治って卑屈な、自己肯定感ないというか、ネガティブってイメージあります。
でも、太宰がネガティブになっちゃうような時代背景があったんだよね。
青空文庫にもあり、気軽に読めるので、こんど5分で読めるのか検証してみたいです。
こんなショートドラマもあった
テレビ放送中は30分枠で、JK(莉子)と国語の先生(飯尾和樹(ずん))が一緒にドラマ「5分後に意外な結末」を見るという設定で、毎回2つのストーリーが見られました。
「親友交歓」に関しては、古川さんのたたずまいや表情に魅せられ、とても楽しめました。