春の和歌 人ごとに折りかざしつつ 遊べども
こんにちは
みやゆうです。
今回も、春の和歌を鑑賞して参りましょう!
人ごとに折りかざしつつ 遊べども いやめづらしき 梅の花かも
ひとごとに おりかざしつつ あそべども いやめづらしき うめのはなかも
意味は、
めいめいに折って髪にさしながら遊びますが、ますます心ひかれる梅の花です
です。
この和歌は、梅花の宴の歌として『万葉集』巻五に収録されている32首の歌のひとつです。
作者は大判事丹治麻呂(だいはんじたんじのまろ)。大判事とは司法官の職です。お堅い裁判長のような人も、大伴旅人の邸宅で開かれた宴会に参加していたのですね。
愛でても、愛でても、いや遊べば遊ぶほど、ますます心ひかれる、と詠んでいるところが素直だなと思いました。
「いやめづらしき」というのが「いや~、ほんっとに、いいね~」みたいに感じられました。
いかがでしたしょうか?
これからも素敵な和歌を、ご一緒に鑑賞して参りましょう!
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