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久保宏貴主演「天才が努力したらどうなるか魅せてやる」はこんなところが良かった

高田馬場ラビネストで舞台『天才が努力したらどうなるか魅せてやる』24年11月7日マチネの回を見ました。主役の久保宏貴さんが適役でとても良かったです。歌あり、踊りあり、笑いと涙ありの内容で、見どころいっぱいでした。それゆえ(それゆえ?)、遅くなっていたのですが、本日久保さんのバースデーを祝してご紹介させてください! 恐縮です、すみません! 

ドラマのようにタイトルが出てきて親近感

プロローグの居酒屋でのシーンのあと、二人の男性が白い幕を広げて、それにオープニング映像が映るのです。もちろん曲つき、役者の名前も出てきて。ドラマなら普通なことが芝居で出てくると親しみがわくと同時に、次元が下がるみたいな妙な感覚になり、テンションがアップしました。

あんまり努力しない、愛すべきキャラ設定

主人公ツトムは一発ヒットを飛ばしたあと、低迷中の役者。蕎麦屋でバイトして暮らしている身分なのに、自分は天才で、死ぬ気でやればどうなるか見せてやるとかうそぶくから、姉と言い争いになる。
なんか、わかります。人間的というか、人は自分に甘いというか、「死ぬ気」ではなかなかやれない。
仕事場で若い子が、優秀な妹の自慢をしていたのですが、自分との違いについて、「妹は決めたことをきちっとやる」と言っていました。そうですよね、普通の人は「毎日30分勉強する」と決めても、それができないのです。
そういう面で、ツトムというヤツは、愛すべきキャラ設定だと思いました。


昔で言ったら「虎さん」みたいなキャラ?

ツトムはあんまり偉そうだから、姉に薬を飲まされ、結果を出さないと死んでしまう(成功すれば解毒してもらえる)ことになってしまう。

オーディションのために別人になってしまう

死ぬ気でがんばる主人公のために、天才外科医がツトムのことをイケメンとか大きな人とか、応募作品にぴったりの風貌に全身整形するという(別の役者さんが演じる)展開が痛快でした。

歌に踊り、早口言葉まで!!

オーディションですからね、いろんな役になりきるのですよ。普通にツトムを演じるだけでなく、歌や踊りの場面もあり、さらには早口言葉が続く場面があり、、、もう、無茶振りですよ。それを久保さんが、見せる、見せる! 圧倒されました。
早口言葉は知らないものばかりで、びっくりでした。私の知っているのは「ガラスの仮面」に出てきた「あめんぼ赤いなあいうえお」なんかだから…アップデートの必要性を感じました。

彼女とのなれそめシーンがカッコ良かった

彼女がツヨシとのなれそめを回想する場面で、DVをふるっていた男をなぐりとばして彼女を助けるシーンがあったのですが、それがとてもカッコ良かったです。
宅配の配達人をしていたツヨシは、配達先の玄関ドアにトイレットペーパーを届けるため現れたのですが、颯爽としているのですよ。舞台では玄関は奥のところで、そのとき照明がダウンしてそこだけスポットライトが当たるわけでもなかったのですが、印象に残っています。TVならここアップだよね、と思いました。

生足に目がくぎ付け

久保さん以外は初めましての役者さんばかりでしたが、いずれも個性的で舞台が盛り上がりました。
一番衝撃を受けたのは、生足で登場した女優さんでした。この演出すごすぎ。ワンレンロン毛が、ミニスカートで肉感的なももをむちっと惜しげもなく披露していて、。顔はドーラン塗ってるのに、足が生とは……いや、もしかして、塗ってたのかな? 生足演出、すごすぎました。女優魂を感じました。

ウルトラマンに地下アイドル、ウルフルズも

最初のほうでウルトラマン人形が出てきたかと思うと、地下アイドルが登場したり、楽しいトピックがちりばめられていてとっつきやすかったです。

でも一番は、久保さんが歌ったウルフルズの「ガッツだぜ」でした。こんなところで聞けるなんて。これでテンションアップしてお仕事に行ったりしたよね? とか思い出した。


本音かと思ってしまうような長ゼリフ

すーんごい長い、ジャズの演奏だったら拍手したくなるような長ゼリフがありました。
あまりに長くて、「もうこれは適当にアドリブで本音入ってるのかな」と思い始めたころ、まるでそれを見抜くかのように、「セリフをしゃべってるだけなんです。これは書いてあるんです」みたいなセリフが飛び出して、えっと思いました。
そうなんだ~、すごい記憶力です。

小ぢんまりした劇場だったんですよ

久保さんはじめ、役者さんたちをこぢんまりした劇場で見られて、とても贅沢でした。ありがたや~。高田馬場ラビネストは初めてで、高田馬場から地図を見ながら歩いて行ったので、ちゃんと着くか心配でしたが、大通りからすぐのところで、わかりやすかったです。入口にアプローチのような空間があって、いい感じでした。昔、友だちと早稲田の小さな劇場で靴脱いでお芝居見たことあったなあとか思い出しました。

久保さんがぴったりでサイコー

久保さんは若くて役どころにぴったりな感じがしました。不満げにするところとか、うそぶくところ、おちゃめな表情、歌に踊りに、堪能できました。こんな見せたからにはこのあときっと、仕事のオファーがじゃんじゃんきていることでしょう。

台本も買いました。

珍しいですよね、台本なんて。これ読めば思い出せるからうれしい。
楽しかったです。ありがとうございました。

久保さん、お誕生日おめでとうございます!!

いつもお芝居のご案内いただきありがとうございます。これからますますのご活躍を楽しみにしています。

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ちなみに、久保さんてこんな感じの方です。




#天どりょ #久保宏貴

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