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23歳の僕の夢
2月1日に行われたエミレーツ航空の採用試験を受けて来ました。
結果としてはエミレーツ航空で働く切符は得られなかった。
悔しいけれども納得の結果。
なぜなら自分の中で試験が終わった後に不安要素を残してしまったから、またそれは自分の準備次第でカバーできた部分だったから。
でも一つ言えるのは少なからず成長している。ひとつづつ良くなっている。
2年前初めて受けた時、あの時の自分は必ず受からなかったと思う。
話せるだけの経験もなければ、英語力も今よりかはない。
それを培うためにオーストラリアに行った。 常に自分がエミレーツ航空で働いている事をイメージして接客業に取り組んだ。正直に楽しかった。良き経験が出来た。
日本で接客経験をしていた時とは訳が違った。日本ではどうしてもただのサービス係、料理出して終わり、言われた事をただやる事が正義、どうしても軽視されがちというか自分はやっていて楽しいと思える瞬間は正直になかった。
でもオーストラリアは違った。
そこで生まれる会話や同僚とのたわいもない会話、空気感。全てに余裕がある感じがしたし、それでこそカスタマーサービスなんだと。
店員も客も対等であると。
厳密に言えば対等ではないんだけども、互いにリスペクトがあって、(例えば自分だけが急いでいるから早くしろよなど不機嫌さを表したりする)日本ではよくある事もあまり無く、お互いに愛があるという感じ。
そこで感謝されたり、お客さんの笑顔を見た時に、こっちまで嬉しくなるし、笑顔になる。 だからこそもっとしたいと思える。そんな空間がすごく素敵だったし、自分の性に合っていた。
おそらく日本で僕の事を知っている人たちは僕の姿を見ると全然違うなと感じるぐらいに。
でもそれが本当の自分なんだと思う。 だからエミレーツなんだ。
ここしか自分にはないんだ。
少し強引なこじ付けにはなってしまうけれども、初めて行った海外で見たエミレーツの男性CAの存在。ジェントルマン。働いている人たちの楽しそうな雰囲気。
そこに同僚や客に対する配慮はあっても、変な遠慮はない。
ありのままでいられるところ、いていいんだと教えてくれた場所。
そこでのマルタ共和国での生活も併せて、海外が僕に教えてくれた。
エミレーツが僕に教えてくれた、夢を与えてくれた。
多文化環境で世界中の仲間と自分の好きな英語で働き、世界中を飛び回り、接客を通して僕の好きなコミュニケーションが取れる。ありのままでいれる場所。
一度きりの人生、広い世界を見たい。見れるだけ見てみたい。
ドバイという文化、宗教が入り混じりながらも調和が取れ、過多な制約を受けすぎる事のない一歩先を行く国を拠点に、最高の仲間と最高のサービスを届け、世界に羽ばたきたい。
そして何よりも、まだ世界を見た事のない両親に死ぬ前までにその景色を必ず見せたい。
今のこの人生にこれ以上にやりたい事はない。
利己的な考えで、社会や世のためになっているのかと言えば胸を張ってそうだとは言えないのかもしれない。
でもそれもこれも今目の前にあるこの目標を達成するまでは考えられない。
だからこそ、僕はここで絶対に諦めない。
いつだって強い気持ちと信念を持ち続けて必ず自分を証明したい。