中国での電気自動車の未来

こんばんは。今日もお疲れ様です。

アラフィフ中国ぼっち赴任のオイラ。今日は嘘か本当か分からないですが、最近聞いたことをメモ。

中国の電気自動車業界

最近の大躍進が目覚ましい中国自動車業界。BYDを筆頭に、理想、小鹏、广州汽车、驚くことまで华为まで参加して、国内でも、海外でも戦いを挑みつつあります。

驚愕なのはその値段。限界値引き合戦によりなんと15万元(約300万円)程度で1000km走るほどの電気自動車が買えるそうな。そりゃ日本メーカーの電気自動車(日産リーフで500万円くらい?)買わないよなぁ。

何やら政府から壮絶な補助金が出ているようで、その補助金も勝つための値下げに使われるから、あんまり儲かってないらしい。

しかも、バックヤードには信じられないほどの量の在庫が溜まっているそうな。確かに中国は今景気が悪いから、不動産も株も下がるし、下手したら失職するわで、誰もお金を使わない。そんな中、自動車なんて贅沢品を誰も買わないよなぁ。

景気が良い話も聞いた。何やら中国の自動車輸出数量が世界一になったとのこと。これは中国内で生産されている欧米車や日本車なども含めてとのことでしょうが、流石は世界の工場。

どうやら政府から売れなくても作れと指示があるのではないかって噂。中国内では車が売れない→売れないと工場止まる→工場止まると従業員も下請けも困る→だからメーカーが作りまくって、売れなきゃ海外で売れ!ってな具合らしい。中国で売れてるのはメーカーや部品サプライヤーの従業員に安値で売ってる分って話も聞いた。そこまでやるのかなぁ。確かにアメリカ滞在中に韓国車見たけど、乗ってるのは韓国人だったなぁ。時代が違うけど…。

米国は度々繰り返される中国の規模の経済、安売り合戦に疲れ切ってるから(かつての家電とかパソコンとかバッテリーとか太陽光電池とかネットワーク機器とか)、なんと中国製の車を輸入すると安全保障上の脅威となるなんていう難癖つけて関税障壁を作ろうとしている。イーロンマスクさんも、そんな感じらしいから、これ以上景気が悪くなると、アメリカ対中国の全面経済戦争が始まりそう…。

日本の電気自動車業界

中国と比較してちょっとのんびりしているように思う日本の自動車業界。なにやらオール電気自動車にはまだまだ懐疑的で、今年の春節に電気自動車の限界が世界に認知されるのではなかろうかという見解を聞いた。

家族関係を本当に大切にしている中国人。何やら今年の春節はなんとノベ90億人が移動する模様。確かに今週くらいから高速道路が混んできているし、高速鉄道のチケットは既に売り切れだ。

となると人類史上最大の大渋滞が起こるはず。となると電気自動車の電気切れや充電ステーションの大渋滞なんかも必ず起こる。こんな壮絶な体験を通して、やっぱりハイブリッドが良いよね?ってなシナリオが生まれるはずとな。

また、バッテリーの特性上寒さには弱いので、寒冷地ではそもそも電気自動車は売れないそうな。なるほどなぁ。

春節で電気自動車の未来が決まるかも

明日から帰国休暇をもらって日本に戻るオイラですが、日系自動車産業の皆様には是非とも中国大陸に残っていただいて、人類史上類を見ない渋滞を肌で体感して、電気自動車の未来づくりに生かして欲しい。

お粗末!

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