中国駐在員の苦悩(板挟み問題)

こんばんは。今日もお疲れ様です。

長引く業績不振や優秀な人財の離職により追い詰められた中国ぼっち駐在員のオイラ。駐在員の苦悩は色々ありますが、度合いが大きいものを残しておきたいと思います。日本との板挟み問題です。

板挟み問題

ちょっと話は変わりますが、退職や転職を考るきっかけのナンバー1は『板挟み』との記事を読んだ覚えがあります。経営層と部下の板挟みに合うミドルマネージャー、お客様と事業部門や発注先の板挟みに合う営業員、患者とその家族の板挟みに合うお医者さん、市場と債権者の板挟みになる経営者などはその最たる例でしょう。板挟みはまさに四面楚歌。みんな事情も知らずに好き勝手言ってくる。こういうストレスフルな職務についており、相互の利害調整ができる者が高級取りなのも頷けます。そう言えばリーダーシップの本でグローバルリーダーとは関係者間の利害を調整し、全体の利得を最大化できる者だっていう結論を読んで妙に納得した覚えがあります。

距離が離れると板挟み問題は増大する

書いていてなんて当たり前のこと書いてるんだろうと自分で笑ってしまいました。でも紛れもない現実ですよね。マネージャーと部下との心理的、物理的距離が遠ければ摩擦は増えますし、お医者さんが家族の感情に全く配慮しなければ摩擦は増えますし。お客様の期待とこちらの提供物のギャップが大きければ当然摩擦は増えてきます。板挟み問題とは挟んでいる双方の心理的、物理的距離を近づけて利害調整することで解決するのではないかと思います。

中国(だけではないと思いますが)駐在員の板挟み問題

タイトル通り、駐在員は現地のお客様と日本本社との板挟み問題に苦悩します。商習慣も国籍も言語も何もかも違うのに日本本社は自分たちのことを棚に上げて駐在員に問題を押し付けてくる。逆に駐在員からすれば、現地スタッフが懸命にそう言ったギャップを埋めようとしているところを目の当たりにしているため、日本本社と現地スタッフ・お客様との板挟みに苦しむこととなります。

解決策はあるのか?

書いてみて思ったのは、コントロールしやすいのは内部でしょうから、こちらの頑張りも日々日本本社に知らしめる必要があるなと。中国語ですが、部下がやってるやり取り全部CCしてやろうかな…。日本本社側の出張を増やすことをお願いして、現地のお客様との距離を近づけるのも試みの1つかなと思います。

挟んでる双方の心理的・物理的距離を近づけて板挟み問題を極小化する。まとめてみると当たり前なのですが、駐在員の大事な仕事なのかと思います。

読んで下さった皆様、ありがとうございました。

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