#1 Mr.Children「Any」歌詞考察
①冒頭
こんにちは。
本日から歌詞考察をやっていきたいと思います。
私自身、歌が上手い訳でもなく、楽器も弾けず、音楽知識が乏しいですが、音楽が好きという気持ちはとても強いので、記事を見て下さると嬉しいです。
②基本情報
Mr.Childrenの23枚目のシングル
2002年7月10日リリース
アルバム「シフクノオト」9曲目
③第一印象
ミスチルは私にとって、音楽の原点といえるバンドなんですよね。小さい頃から聴いてきまして、おそらく人生で1番聴いたアーティストはミスチルだと思います。
そんなミスチルの中で、「1番好きな曲は何?」と聞かれたら、まぁその日の気分によって答えは変わりますが、今回考察する「Any」と答えることが多いと思います。好きでもあり思い入れが強いんですよね。
曲を初めて聴いた感想としては、サビ最初の「いぃ〜まぁ〜」の部分が印象的でしたね。おそらく、このサビ最初の「今」の「い」の部分が1番高い音ですかね。カラオケで最初歌った時難しかったです。なんとなく、「いい曲だなぁ〜」とは感じていましたが、当時の自分がまだまだ未熟だったこともあり、今ほど響いてなかったかと思います。
④歌詞考察
「上辺」とは、表面。見かけ。外見。
他人から見えてすぐ分かるような視覚的な情報だけを、撫でられ、褒められていることに主人公は嫌気がさしたみたいですね。
自分の心の奥底にある暗い部分が、今にも出てきてしまいそうになっている。
大人になるにつれて、目上の人に気を遣ったり、周りの空気を読まなければと考えるようになったらなど、自分のキャラを出すことが難しくなってしまいます。
良い人を装ってしまう状況もありますよね。その装った良い部分だけを褒められ、「その部分は装っているだけで本当の自分ではないんだ」と悩みに悩んでしまい、それがどんどん暗闇となり、今にも出てきてしまいそうになってしまっているという状況ですかね。
悩み過ぎてしまい、何が本当か、何が嘘か、分からなくなってしまっている状態ですね。
そしてある一つの答えに辿り着きました。
現在の自分の状況は、探し続けていたものとは違っても、それは間違ってないんだ。なぜなら、答えは一つではないから。
悩み過ぎて、自分自身は色がぐちゃぐちゃで汚れてしまっています。
自分ではなくて、背景、周りの環境を12色ものカラフルな色で描きたしていこう。
自分自身は変わる必要はないよ。
今のままでいいんだよ。
汚れた今のままでいいから、人生の続きをまた色んな心で楽しんでいこう。
子供の頃を思い出しているんですかね。若い頃は色んなことを犠牲・巻き添いにして、喜びに浸り走り回っていた。でも今はそうではない。あの頃は若かったから、そういう時期だからと時代のせいにしている。
大人になり忙しくなると、幸せとは、生きがいとはと考える時ありますよね。子供の頃のように些細なことで喜ぶ感情が薄れてきてしまいます。「もっと良いことないかな〜」と考えますが、それは実際には実現しないことがほとんどですよね。大人になると幸せのアベレージが高くなるから。
主人公は気付きました。
大したことのない、ちょっとしたことでやりくりして、その場をしのいでも、実際はその場しのぎで誤魔化しているだけで、状況は変えることはできない。
今の自分は、子供のように素直に自分の感情を表現できず、ちょこちょこ遠まわしに動いても、自分が理想とする状況は実現しない。変えられない。
それでも、今の状況が変えられなくても、望んでいたこととは違っても、それは悪くない。なぜなら答えは一つではないから。
「愛してる」という言葉。本音なのか、社交辞令なのか。もし社交辞令、本当はあまり思っていないことでも、「愛してる」という言葉を発してくれたことは事実。だから嘘でもたまらなく嬉しい。嬉しいということは僕にとって真実なことなんだ。捉え方次第では、真実に変えることができるってことですかね。
よく見かける交差点の風景を思い浮かべられますね。
交差点は、自分の行きたい方向に行くのに必要。
信号機は、道路の交通を守ってもらうために必要。
排気ガスは環境に良くないですが、車を走らせるために必要です。
クラクションは危険を知らせるために必要。
壁の落書きは、ただの落書きだけではなく、バンクシーのようなメッセージ性があるものもあります。
破られたポスターは、逆に破られているからこそ、注目して見てしまうかもしれません。
このように、一見要らなそうに見えるものも必要なのです。どんなものにも存在意義があるのです。
本当か嘘か考えて悩むことはないよ。
自分の捉え方次第で、真実にかえることができる。
⑤まとめ
サビの歌詞で救われた人は多いのではないでしょうか。
全てを肯定してくれる優しい歌ですよね。
2番サビの愛してる〜の歌詞の考え方をしていきたいですね。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。