女優竹内結子さんの死を受けて(序章)
こんにちは、さっかです。みなさん、どうしてますか?
さぁ、どこから書こうか・・デスクに座って考えています。外の気配が秋に一気に変わってきているこの地方で、木々が風に揺れ、光がダンスしています。草が生え放題の我が家の庭ですが、鳥や虫の鳴き声もして、平和な景色です。
昨日、大きな衝撃を与えるニュースが出ましたね。そう、女優の竹内結子さんの訃報です。日本全国の市民のこころを揺らした三浦春馬さんの自殺と同じ方法で、クローゼットで首吊り自殺というニュースは、新たな衝撃をもたらしています。
ブログのほうで(『強烈な夢』)「これから10月、2020年の大山場となり、ちょっとした修験道のような感じになります」と、書きましたが、ブログでも書いたように、すでにその兆候が始まっています。10月の動きとともに、30日の午前中に起こる星の動きの前兆でもあります。(竹内さんの場合は、今度詳しく書きますが、10月と今月30日の影響を強く受けた星を持っていた)
そして今回の竹内さんのニュースについての時事ニュース、どうまとめようかと昨晩考えましたが、一つには到底まとまらないので、いくつかに分けることにしました。以下がそのラフスケッチ(概要、あとで詳細は変わるかも)です。
1、女性のジレンマと怒りの星
2、おひつじ座、てんびん座、そしてやぎ座
3、日本のチャートと現状
4、未来の図
この4つに大きく分けてお伝えします。明日から毎日1本ずつ書いてゆく予定です。
とりあえず今日は、再度おとめ座のメッセージとうお座のメッセージを少し振り返り、お送りしたいと思います。
まず、今の月(『おとめ座の新月』)の前の『うお座の満月のメッセージ』の「特にこんな大変なときだからこそ、お互いに優しくしよう」という、うお座のメッセージに耳を傾けてください。そして、なによりまず、自分に優しくしてください。疲れやすい人が多くなっています。ちょうど今は、3月ころに起こったことややったこと、が身に降りかかってきているだけでなく、年頭から続いてきた衝撃や変化のエネルギーが繰り返され始めていて、疲労困憊している人たちが大勢います。
まずは、しっかり自分を癒してください。日々、毎日です。
わたしも眠くて眠くて仕方なく、甘いものが食べたくなったり、眠さと疲れでやる気の出ないときが少し前に続いていました。猫たちの行動パターンが変わって、それに順応する必要があったのもあります。
そこで、おとめ座の新月あたりに、生活のリズムを変えて整えたいと思ったけれど、あまりにも不規則的に物事が動いていて、どう整えたらよいのかわからない・・けれどこのままではずっと眠くて、ずっと集中力が上がらない、どうしよう、と思い悩んだ末、あることを思いつきやりはじめました。
それは、毎晩、できるだけ10時半にはベッドに入ることです。なかなかできないんですが、それでも、10時過ぎたらだんだん眠りモードに入り始め、時には猫たちとカーペットの上でゴロゴロしてしまって気づいたらとっくに10時半過ぎてた、なんてことも・・。それでも、早くて10時半、遅くても12時前には就寝するようになりました。そうしてしっかり眠って、翌朝起きたら、どうしてもやらなくてはならないことのパターンだけ決めて、あとは、流れに任せることにしています。
そうしたら・・てきめん効果が出ました。体力も回復し、気分もしっかり安定してきています。
本当に、謙遜でもなんでもなく、草ぼうぼうの今朝の我が家です。草が生えてるのもいいなぁ、と思ってやってるのが反面、面倒でやってないのも反面あるのですが・・とりあえず、この猫じゃらしの草は、猫たちに大人気なので嬉しいです。猫にあげるとムシャムシャ山羊のように葉っぱを食べ、そのあと、頭のところを揺らして遊んでやると、狂喜して、それこそジャレます。昨日は竹内さんのニュースを聞いて、気持ちと頭を整理するのに時間がかかりましたが、今朝の青空が救ってくれました
色々な意味で不安定な年ですが、生活の中なにか一つ、海に浮かぶ船を港につなぎとめておく錨のようなものを作っておくと安定することでしょう。海が大荒れに荒れ狂って船が揺れても、意に反して荒れ狂う大海に出てしまう、なんてことはなくなるでしょう。
また、太陽はおとめ座からてんびん座にすでに移っていますが、まだおとめ座の新月のエネルギーが支配しているだけでなく、来月3日未明(今週の木曜)、おひつじ座の満月のすぐ後には、金星がおとめ座に移ります。そして、他の星々とアスペクトを組んで行きます。そのため、まだまだおとめ座のエネルギーの強い日々が続きます。
そこで、『おとめ座のメッセージ』も読み返して欲しいのですが、ここでは、今回のおとめ座で伝えていなかった(以前には伝えている)おとめ座の批判精神についてちょっと触れたいと思います。
おとめ座は、『おとめ座の新月』の『おとめ座の特徴とおとめ座を表す言葉』にも書いているように、正義を求め、色々なことに分別をつけ、審判をくだす星です。例えば、ゴミの分別と同じです。このゴミは生ゴミ、このゴミは燃えないゴミ、これはプラゴミ・・という風に。そうしておとめは、ちゃんと分別するだけでなく、清掃員の方々が嫌な思いをしないようにきれいにゴミを出す星でもあります。
と、同時に、批判や非難をする星でもあります。
あまりにも純粋に思いつめたり、きまりを守ろうとがんばりすぎたり「良い子」でいることに一生懸命になって、むくむくと『許せない』自分が生まれてくるのです。「ちょっとぉ、お隣のお姉さん、生ゴミの中に紙類が入ってるんですけどぉ!!」みたいにね。面と向かっては言えなくても、ムラムラ毎回ゴミの日になると、一人で怒りの炎を燃やしてしまったり・・
そこで気をつけたいのは、こういうおとめは、実は、本当の本当のところでは、自分のことが一番許せていないってことです。
人を批判したり非難しているのは、意識的にも無意識的にも、自分にその指先が向いているのです。(脳科学でも同じことが言われています)
例えばですね・・なにかをしようとしてもなかなか思い通りに物ごとが動かない、という星のエネルギーがこの頃ずっと続いている、と、お話ししてきましたが、前に進まないことを『前に進めない自分』と決めて、自分自身を批判しがちになるのです。
わたしのようにみずがめ座の星をたくさんもって生まれた、しかも、外向きのハウスに生まれている人間は、どんどん変わって、好きな方向に進む傾向がありますが(みずがめ座自体が、変化そのものを表す)おうしやさそりの強い人は変わることに抵抗を感じてしまったり、今の場合は特に、おひつじ、てんびん、やぎ、そしてかにの強い人は、今年の、特に夏以降は、なかなか試練が多く、切り替えて進むのが難しいはずです。(三浦くんも竹内さんもおひつじ)
それでも、進み続けてください、過去や余計なものは捨ててください、立ち止まる時ではありません、とわたしはずっと言い続けています。それは、本当にそうしたほうが良いから言っているのですが、容易ではないはずなことも知っています。
ただ、残念なことに、そんな時、一部の人たちは、自分を責めるようになるのです。『あぁ、あたしってなんて情けないんだろう』とか『あぁ、どうせ僕なんかがやっても・・』とか『もう、前のような元気な自分に戻ることは2度とないだろう』っていう風に。(おとめは、すべての人にあります)
非難や批判の矛先が自分に向かうのです。
だからこそ星の動きを知っておいてほしいと思うのです。なぜかというと、今、自分は向かい風の中に立っている、ということを知ることができるからです。知っていれば、普段は100メートル行けるのに30メートルしか進めなくても、あぁ、向かい風の中でも自分はがんばったな、って思えるからです。または、1メートルしか進めなかったら「強烈な向かい風が吹いてるから、ちょっと斜めに歩いてみようかな」(笑)だとか、「ちょっと方向性を変えて、現状の中でできることを探してみよう」なんて、切り替えもできるのです。
おひつじ、てんびん、やぎ、かに、この4つの星座は、特に今、向かい風を迎えています。
そして、それ以外の星座や、変化に強い星座の人や、順風満帆の人生を歩んでいるように見える人でも、人知れず努力していたり、挫折を乗り越えていたり、本当は苦しんでいる人は、いくらでもいるはずです。天体の動きは全ての人に降りてきているからです。そして、この星の下では、ほとんどみんな、大なり小なり、それぞれの闘いを強いられているはずです。そう、わたしが10時半に就寝するなんて・・わたしの内なる闘いの結果であるように。
え・・就寝時間でそんな大げさな、って思うかも知れません。確かに、多くの人にとってそれは、小さなことでしょう。けれど、そんな小さなことが、大きな革命を起こすときなのです。(おとめ座のメッセージ参照)第一、わたしにとっては、早い就寝時間そのものが大革命なのです。違う世界を生きているみたいな気分です。(もしかしたら、違う世界なのかも・・笑)
だって、ずっと芸能の世界で生きていたわたしには、夜が活動のピークの時間帯でした。帰宅が遅かったので、遅い時間の地下鉄やタクシーに乗りたくなく、市民のほとんどが車を所有しないNY市でもわざわざ車を所有して運転していた、というくらいの徹底した夜型人間だったのです。
そんなわたしが、以前のわたしだったら盛り上がってる時間に、長い間の習慣をつけていた体も驚くような時間にベッドに入る決意をしたくらい、それほど「寝ても寝てもフラフラ状態」が続き、辛かったのです。ホントに。けれど、この大きくて小さな革命を自分に起こしたら、一気に回復しました。わたしにとっての問題は、睡眠時間ではなく就寝時間がだったことに気づいたのです。
夜の闇とその静けさが大好きなわたしにとっては、正直、ちょっと悲しかったです。けれど、もし、そのことを決心して実行していなかったら、きっと、この記事も他の記事も書くことができなかったと思います。今は、そしてこれからしばらくの間は、何かを得るために何かを捨てるときでもあります。
一歩を踏み出したいけれど、なかなか勇気の出ない人。こんな自分が、とか、どうせやっても、とか、そんな風に思っている人たち。もしかしたら、あなたは大きな野望を抱き過ぎているかも知れません。自分の内なる声や、星の動きから受け取る声より、周りの目、周りの人々の声、そんなものを気にし過ぎているのかも知れません。成功、認められる、お金になる・・そんなことを考えるより、今は、目の前のほんの小さな一歩から始める時です。自分にとって本当に大切なこと、役に立つこと、健康にしてくれること、元気になること、そういうことをやるときです。
・・というより、率直にいうと、今は他に選択肢がありません。飛行機で出張に行くのでさえ、気軽にできない難しいときですから。(飛行機内でのコロナウイルス感染の可能性の高さの科学的結果が、数日前に海外で出されました)ローカルで、自分の行動範囲内で、夢は大きく持ちながらも、小さな小さな一歩から革命を始めるときです。
そして、そんな小さな一歩を歩む自分をあざ笑ったり、嘆いたり、批判するのはやめるときです。それより、小さなことを大切にする自分、逆風の中でも歩む自分、反省の勇気を持つ自分、変わることを選ぶ自分、を思いっきり愛を込めてハグし、尊重し、慈しむとき。
もう一度、『おとめ座の新月』の中の『おとめ座のメッセージ』の一節をお送りします。
『いかなることでも望みがあれば誠を尽くせ
さすれば成就する
小事を軽んじず至誠を尽くせ
小事に至誠を尽くせば誠となる
誠あるものは滲み出る
現れればいよいよ著しく
著しければ感動を呼ぶ
感動は変化を起こす
変化は万物を生育する
天下において至誠を尽くすもののみが
己と世を変えることができる』
「中庸」 第23章
明日は、竹内結子さんの死を受けて、星と一緒に世の中を見渡してみるシリーズ第一弾を送ります。
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文・写真 by さっか