2020年 牡羊座の新月
こんばんは。とても緊張の高い数週間でしたがみなさん、お元気でしたか。
COVID-19コロナの感染、世界中に広がっていますね。前回の「おとめ座の満月」から約2週間。その間に起こった主な事件のほとんどはコロナに関連しています。西アフリカのギニア共和国で大統領選をめぐり、国内で紛争が勃発していますが、これも、コロナのことも関係しているとアフリカ関係の新聞に書かれていました。そして前回おとめ座の満月に、これからコロナ戦争に入るかもしれない、という話しをしましたが、世界各国でコロナを相手に、他国を相手に、政治家を相手にコロナを介して戦争が始まっています。
中国とアメリカの関係性は非常に悪くなっています。アメリカの政治家たちが公の場でCOVID-19のことを正式名で呼ばず、武漢菌(Wuhan Virus)と呼んだり、中国菌(Chinese Virus)と呼んだりしただけでなく、全体的に中国を馬鹿にした態度に出たことや、公表してよいのかわからないためここでは言えなませんが、米中の間に軍事的揉め事もあり、中国は報復として、アメリカへのさまざまな輸出を差し止めています。そのため、アメリカではマスクの在庫はほとんど底をつき、医療機器の供給にも困り始めているという話しを、アメリカの医療関係者から聞きました。感染者数がこれからどんどん増え始めることが医学者の間で予想されており、アメリカは危機的な状況のようです。
また、COVID-19のワクチンや治療法を各国が必死で開発しようとしていますが、もし、開発されたらその権利をめぐって国同士で争いがあるのではないか、ともささやかれています。このところ、暴力的なエネルギーが満ちており、ちょっとしたことでヒステリックになる人、腹を立てる人も出てきて、トランプ大統領も攻撃的な発言をあちこちでしています。今年は、全般的に争いの星が続くため、今後も情勢を見極めなくてはならいでしょう。
20日には、春分がありました。1年の1/4が過ぎ、闇と光の時間の長さが同じになる日でした。古代からとても大切にされた日で、占星術上ではこの日が新年の始まりの日でもあり、エネルギー値の高い重要な日です。そこで、少しこの3か月を振り返ってみました。
今年はひっくり返る年と予想されたけれど、確か年頭からひっくり返ったことがあったような気がするけど、なんだっけ・・?と、思うくらいコロナに圧倒されている印象があります。それでも、考えてみたら、そうだった!日産のゴーン元会長の雲隠れ事件でもちきりで、続いてイギリスの王子の王室離脱宣言、そんなことがあったんだった。と、思い出しました。今年は、色々なことが慌ただしく続き、時間が早く流れていたような気がしましたが、逆に1月がずいぶん昔のような気もしました。なぜだろう・・と、思いました。
そう、完全に世の中がひっくり返り、わたしたちは、すでに違う世界に棲んでいるからです。去年までとは違う世の中。だから、たった3か月前がずいぶん前のことのように感じてしまう。そして、過去のことが違う土地、違う時代、まるで違う星での出来事のように感じるのだ、と、気づきました。
みなさんは、いかがでしょうか。
そして、世界の状況を見るうち、どうしても不思議なことがありました。多分、みなさんも同じではないかと思うのですが、そう、疑問は・・
なぜ、日本のコロナ感染者数が伸びないのか?比較的少ないのか?
中国は海を挟んでいるとはいえお隣の国で、日本との人の出入りも激しい。韓国も同じ。なのに、日本だけ、アウトブレイクと呼べるほどの感染者数ではないのは、なぜ?
いくつか理由は考えられます。
巷でも言われるように、テストの実施数がいろいろな理由から他国より圧倒的に少ないため、実際の感染者数がわからないのがまずあるでしょう。それから、日本は清潔な国であるし、手洗いやマスク着用を日常から習慣化している国民も少なくない。「オタク」という国際共通語が発生したくらい引きこもりがちの人が多く、一般にも人と人の関わりの薄い国であるため菌が繁殖しにくい(イタリアやフランスや韓国は濃い)国民が周りのことを考え配慮する傾向にあり、よほど重症にならないかぎり病院側のことも考えて病院に簡単には走らない。軽症に終わるケースが多いということであまり騒がない。などなどがあると思います。
それにしても、実際の感染者数がわからないとしても、感覚的に、爆発的な数の感染者がいるという感じがしない。これからどうなるかはわからないけれど、今のところ、韓国やアメリカや、それこそイタリアや中国のような状況になっているような印象がない。ちょっとしたミステリーです。日本人には最初から抗体があったとか、これから爆発的に数が増えるとか、いろいろな説がありますが、占星術的に見ることもできます。
どこの国も、その国の持って生まれた星のチャートというのを持っていて、たとえば、アメリカはかに座、お隣の韓国はしし座、イタリアはふたご座、そして日本は、みずがめ座が太陽の国です。(すべて太陽の星座)イタリアで大流行が起こってしまったのは、気管支をつかさどるふたご座が太陽で、しかも、それが死と再生をつかさどる第8宮に入っているためで、アメリカでこれから大流行になりそうなのは、大統領がふたご座でもあるけれど、国のチャートの火星(行動や闘いの星)がふたご座にあり、その火星が健康を表すおとめ座に入っている海王星(うお座の守護星であり、感染も表す))と厳しい角度にあるからだろう、という考え方もできます。
けれど、日本と韓国は、世界でも他に類を見ない、神話にのっとった日が建国日になっているため、正式なチャートが出てきません。日本の場合、建国年が紀元前660年で、しかも国が成立した時間などもわからないし、果たしてその年が西暦で正確な年なのか、数え方はどうなってるのか、不明瞭だからです。けれど、わたし独自に調べたところ、日本には大きく分けて主に2つチャートがあり(いくつかのチャートを持っている国は多い)、1つは水がめ座と風の星座の影響のとても強いチャートを持っていて、もう1つは、健康や衛生をつかさどるおとめ座のチャートがあるため、昔でいう疫病のような伝染病に対して、意識が高いのかもしれないと思っています。
みずがめ座は、仲間意識が強く、みんなで何かを成し遂げるのが上手であり、好きでもあるのですが、同時に一人の時間を好む、人との距離を上手にとる星座です。そのため、みずがめ座の国に住む日本人は、みんなで暗黙のうちに協力して、互いから距離を取る。そして、おとめ座の誠意と衛生意識をもって、菌との接触を防いだり、病院側の負担を減らすためにも、病院にはむやみにゆかない。個人個人で免疫性を高める食事やサプリをとったり、手洗いやマスクの着用をして病原菌の侵入や拡大を防ぐなどする。そうして、極端な拡大がここまでのところ防げているのではないか、という風にも思っています。
ただ、感染者数が数値にはっきり表れていないこともあり、マスクの在庫切れもあるのか、コロナ菌発覚当初はみんなしていたマスクも、最近はしない人も増えてきていて、気持ちのゆるみがあるという話しも聞きましたが、気を付けたほうが良いでしょう。まだ、収束のついていないコロナ菌が、どこで大暴れするかはわかりません。4月に入ったら雰囲気が変わると言いましたが(年頭に書いた「2020年の運勢」)4月上旬に木星と冥王星の重なりが起こります。これは、伸るか反るかの極端な星の位置で、一気に良いほうに物事が動くか、突然地獄の様相になるか・・のどちらかですので、これからも、気を付ける必要があるでしょう。
それから、3月下旬に土星と火星が相次いでみずがめ座に入ります。これも雰囲気が変わる要素のひとつですが、これまで、メディアに惑わされ大混乱、世界中のあちこちで感染者が発見されて何が何だかわからない混乱と不安の中からちょっと抜け出て、だんだん状況が見えはじめ、なにか解決策を見出そうとする動きや、新しいアイディアや未来への展望も出てくる星の位置です。ただし、メディアからの情報に混乱する傾向は続くので、気を付けましょう。メディア関係の人々自身が、混乱していたり、お金や権力に翻弄されている可能性も非常に高いです。冷静な判断を迫られます。また同時に、権力者の陰謀が明らかになったり、闇の世界が立ち現われ、それに対する反発や暴力的な怒りも出てくる可能性も含まれています。
そんなこんなの中の牡羊座の新月です。新月は、3月24日18時28分、牡羊座4度12分に起こります。牡羊座は、占星術の年の始まりの星座で、この新月はパワフルな新月となります。
けれど、この牡羊座のエネルギーは、みずがめ座とおとめ座の力の強い日本の国民にとってはちょっと苦手なエネルギー、または、欠落したエネルギーとも言えます。牡羊座の守護星は火星。炎と情熱を表します。また、個人や、自分の欲望を優先する星です。クールさとチームワーク、そして批判精神を大切にするみずがめ座とおとめ座には、ちょっとわがままで、自分勝手で、子供っぽくも見える星座でもあります。けれど、実は、牡羊座、とても大切な星座なのです。年の最初の星座でもあることから、その人の個性、その人の持って生まれたもの、その人の才能などがそのままにある星座なのです。「自分」という星座です。人は人であるかぎり、「自分」または「自意識」は、生きてゆく上でなくてはならないものです。
特にみずがめ座は、全体意識が強いところがあるため、みんなで足並みをそろえるところがありますが、実は、水がめ座は本当の意味での成熟した個人主義者です。個人個人がしっかり個性を持ったうえで、互いの違いを認め合いながら、みんなで手を取り合い協力する、互いの個性を尊重する、これがみずがめ座です。そして、その成熟したみずがめ座になるためには、まず、牡羊座の「自分」を大切にするプロセスが必須になるのです。まず、自分のことがわからないと人のこともわからない。わからないだけでなく、尊重もできなくなるからです。
おとめ座のエネルギーはこの国では後付けのエネルギーなので、みずがめ座のほうを大切にすることが求められます。特にこれからの時代はそうです。(詳しいことはまたいつかお話ししましょう)そのためにも、牡羊座はとってもとっても肝心で、注意を払う必要のある星座です。まずは、自分の本当の欲望や個性を知りましょう。周りと足並みをそろえるより先に、自分の足並みを知らなくては、真の意味で足並みがそろうことはありません。周りの目ばかりを気にするのではなく、まず、自分が誰で、自分が信じるものや大切なものががなにかを探し、胸に抱くことが大切になります。
今年の新月は、とても深い愛と美しい希望と夢に満ちた新月でもあります。この闇と悪夢に満ちたような日々の中で、不思議なくらいに明るい力を持った月です。ただし、深い深い闇も抱えています。地の底から湧き上がるような怒りも内在しています。愛と闇のどちらに焦点を当てるか、どちらに餌を与えるか、どちらを大切にするか、で、結果が変わってくることでしょう。この新月の過ごし方、こころの持ち方、意識の置き所によって夏以降の運勢、これから13年、そして、もっともっと先の運勢、そして世の中全体に影響を与えるので、この月を意識的に過ごすことがとても大切になります。
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牡羊座
象徴するもの:
春、生命力、始まり、勇気、理由のない自信、炎、前進、競争心、闘争心、自我、冒険、エネルギッシュ、チャレンジ精神、熱心、情熱、楽観的、戦争、アイデンティティ
ポジティブな面:
勇気がある、楽観的、自信がある、なにごとにもまずチャレンジしようという気持ちがある、先入観にとらわれない、新しいことに挑戦する、前向き、ダイナミック、行動力がある
ネガティブな面:
失敗に弱い、意外に恥ずかしがって前に出れないときがある、自意識はあるが自覚があまりない、自分勝手、おっちょこちょいのところがありだ~っと走り出してパタリと倒れることがある、忍耐力が足りない、短気、なんでも競争したがってしまう、いきなり怖がる、無謀、など
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牡羊座のメッセージ
さて、あなたはこの人類未曾有の時をどのように過ごしているだろうか。
混乱しているだろうか。
不安だろうか。
恐れているだろうか。
まず、最初に言っておきたいことがある。
「また前のように戻りたい」
「いつかまた普通に戻るだろう」
そのような儚い希望は捨てなさい。元に戻ることはないのだ。わたしたちは、常に動き続けている。ごうごうと音を立てながら時速210万キロの速さで銀河系と一緒に、太陽の周りを時速約1600キロの速さで回りながら、膨大な宇宙の中を突き進んでいる。時空はまっすぐな直線で動いているわけではない。けれど、元に戻る、またはとどまるということはできない。もし、同じところに留まることになったとしたら、それは、永遠の死を意味することだろう。そして今、人類は、地球は、そしておそらく宇宙は、転換期に来ている。いくら鈍感な人でも、気づいているだろう。
なにかが大きく変わっている。
多くが崩れ落ち、多くが消え、多くが姿を変えている。ひとつ前の月のおとめ座の満月のときにも伝えたが、崩壊のあとのがれきの中になにを見つけることができるか、が問われている。そして、それを見つけるには、あなた自身が誰であるか・・・それを、まず知らねばならない。
新しく生まれ変わるときだ。もう、「これまでのわたし」は捨てなくてはならない。誰々の妻、誰々の母、誰々の夫、誰々の父、誰々の子、なにがしの会社のなにがし、どこの生まれのなになに、こんな仕事をする人、こんな業績のあった人、こんな失敗をした人・・・そのようなラベルはすべて捨てるときだ。着ている制服は脱ぐときだ。とらわれている過去の記憶や経験、過去生も含めてすべて清算するときだ。そして、自分に問うのだ。
「わたしは誰だ?」
「わたしはなにをしに生まれてきたのだ?」
「わたしにできることは何だ?」
「この混乱の時代の中で本当に必要にされていることはなんだ?」
「なぜ、この時を選んで生まれてきたのだ?」
「なぜ、この国のこの町に生まれてきたのだ?」
「わたしの仕事はなんだ?」
「わたしにとっての真に理想的なパートナーは誰だ?」
すべてを脱ぎ捨て、裸になって聞くのだ。
これまで、何度も何度も伝えてきた。余計なものは捨てよ、ネガティブな感情にさようならをしなさい、しがみついている過去を捨てなさい。そう、今、裸になるときだ。生まれたての自分になるのだ。
大地を足の裏に感じ、すっくと立ち、天を頭上に感じ、風を感じ、胸に手を当て、耳を澄まし、聞くのだ。
「わたしは誰だ?」
そうして、感謝しなさい。生まれてきたことに。産んでもらったことに。肉体があることに。この星に生まれ生きるチャンスを与えられたことに。足の下に地があることに。頭上に天があることに。星々の輝きに。太陽のぬくもりに。木々の揺れる音や花々の美しさに。すべては音楽だ。すべてはダンスだ。すべては芸術だ。そして、あなたは、あなたのままで十分なのだ。それを受け入れなさい。そして、感謝しなさい。あなたはあなた以外ではありえないのだ。そして、大きな可能性を持っているのだ。
この混とんとした大きな変化の時代に生まれてきたあなたたちは、特別な使命を持っている。それは、とても小さく見えるようなことから、万人に知られるようになることまで、すべてが、重要な使命なのだ。
あなたの使命を思い出しなさい。あなたの真の幸福を思い出しなさい。あなたの願いを思い出しなさい。あなたの大切な人を思い出しなさい。あなたの才能と可能性を受け入れなさい。
そして、あなたの持てるすべての力を出し、それらを追究しなさい。それらを実行しなさい。
そして、同じように思い出した人々と手をつなぎなさい。一緒に前に進みなさい。愛しあいなさい。
目覚めなさい、尊い人よ。
闘いはあなたの内側にある。外側にはない。誰も責めてはならない。誰にも指を指してはならない。誰かを倒したところで、誰かに勝ったところで、本当の自分がわかるようになるわけではない。その誰かの影を背負うことになるだけだ。誰かの影をいきるのではなく、あなたの光を生きなさい。ただ、謙虚に自分の失敗や過ちや欠落を受け入れ、日々努力しなさい。そうすれば、途中で躓くことがあっても、かならずあなた自身の光を見ることだろう。
自分の才能と可能性から逃げてきた自分を止めなさい。あなたは人に評価されるために生まれてきたのではない。あなた自身の選択で、あなた自身の可能性を、限りない可能性を抱き抱えて、声を上げて生まれてきたのだ。大切なのは、人の意見ではない。あなた自身だ。あなたの持つそのコップを愛で満たしなさい。そして溢れ始めたら、みんなに分け与えなさい。笑顔で。
それを続けることが闘いだ。自分や誰かを倒すことが闘いじゃない。歩み続け、みんなと共にある。そのための闘いがあるのみだ。
今は、SNSやネットフリックスやゲームやテレビや暇つぶしのお喋りややけ食いや、いろいろに、逃げている時ではない。大切な時なのだ。自分を知るときなのだ。そして、崩壊の後に新しい時代を築き始めるときなのだ。がれきを見つめ、がれきの中に立つ時なのだ。天がわたしたちに与えたチャンスのときなのだ。最大限の勇気を持つ時なのだ。
目覚めなさい、尊い人よ。
鳥の声に、川のせせらぎの音に、木々の葉擦れの音に、そしてあなたの内なる声に耳を傾けなさい。あなたは、本当は知っている。自分が誰なのか。あなたの闘いはなんなのか。あなたの笑顔が、どれだけの人のこころを満たし、そして癒すかを。あなたの奏でる音楽がどれだけの人を救うかを。あなたの誠実さがどれだけの人を勇気づけるかを。あなたの力強い歩みがどれだけの人の道しるべになるかを。
目覚めなさい、尊い人よ。
今こそ、立ち上がる時だ。
そして今こそ、真の戦士になるときだ。
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主な星の動き
牡羊座の新月 3月24日18時28分、牡羊座4度12分
やぎ座の冥王星と木星そしてパレスアシーナの重なり
土星のみずがめ座への移行 3月22日午後12時58分
火星の水がめ座への移行 3月31日午前4時43分
水がめ座の土星と火星の重なり
おうし座の金星とやぎ座の木星・火星・冥王星・土星のトライン
やぎ座の火星と木星とうお座の海王星のセクスタイル
うお座の水星とおうし座の天王星のセクスタイル
牡羊座の小惑星エリスとやぎ座の火星・土星のスクエア
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文・写真 by 目(さっか)
上の写真:我が家の仔猫