旅先での常連感(病院にて)
今日は2度目の予防接種。
前回は8時間以上の睡眠、しっかりとした朝ごはん
をとってきたにも関わらず‘注射が嫌い’だけの
理由で顔面蒼白で横たわる羽目に。
思い出の大袈裟なガラガラ椅子での移動、
大きな血圧計、複数人のナースによる介護。
この年でストローでピンクのジュース(経口補水液)をチューチュー与えられている情けない顔。
恥ずかしさと面白さとしんどさが混ざる
絶妙で未知の表情をして寝ている私を
待合室全体で笑いを堪えていた。
(姉と通訳してくださった優しい日本人の方は除く。声が出ないように必死に我慢しながら、笑いすぎて涙がでていた。)
そして本日2回目の受付を済ませてベンチに
座っていると、前回会計をしてくれた子が
私に気がつく。
目が合ったと思ったら、微笑みながら
‘おねんねジェスチャー’を繰り出す。
その後すぐに前回メインで面倒をみてくれた
ナースの子に声をかける。
‘あのこの間のおねんねちゃん来てるわよ〜’
場所も離れているし、向こうはマスクだし
タイ語は1ミリも分からないが
そう言っているのは分かった。
2人がにこやかに目線をくれたので
私もおねんねジェスチャーをして
笑いながら手を振り返していた。
ホテル近所のカレー屋さんにでさえ
サワディーカーと挨拶はしても、
まだ手は振れていない。
ーーー
1ヶ月後が最後の予防接種、
みんなで打ち上げにでも行きたい気持ちが
すでに出来上がっている。
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