63日目🇱🇦🇹🇭 6.30 ヴァンビエン→チェンマイへ夜行バス移動

風邪を引いてしまい萎えているも、
朝うれしいことがあった。
それはまたいつかの日記で書きたい。

今日は移動日。
楽しかったラオスのヴァンビエンに別れを告げ、
タイのチェンマイへ移動する。

朝11:30にホテルピックアップ、
そこから何回バスを乗り換えただろう、
ヴィエンチャンに行き、
国境を越え、ノンカイに行き、
ウドンターニーに行き、
そこからやっとチェンマイ行きの夜行バスが
出発したのは夜の21時。

どのバスにどう乗り換えたらいいのか、
どこで待ってたらいいのか定かではない
情報に気を張っているストレスと
風邪でフラフラしてきた。

国境付近が1番しんどく、
パスポートコントロールの長蛇の列では
後ろのおばちゃんがゼロ距離どころか
マイナス1くらいの距離で詰めてくるのもあり
しゃがみながら列を待つ。

ウドンターニーに到着。
ここでやっと夜行バスに乗れる。
ウドンターニーで2時間待つと分かってたら
大好きなタイで1番美味しかった食堂に
絶対にまた行きたかったのに
あいにく一つ前のターミナルで
急いで微妙なチャーハンを食べてしまった。

でも、出発直前で
パッタイ1つくらいならテイクアウトして、、
と思い立ったと同時に妹が走り出す。
人は本気になるとこうも速く動けるらしい。

結果大好き食堂は閉まっていて
代わりに近くの食堂でテイクアウト。
なぞに賄いのサトウキビをもらってくる。

わたしは風邪がしんどく座って待っていたら
後ろに座っていたイカついおばちゃんに
話しかけられる。

どこから来たのか、から会話は始まる。
ちょうど少し前にわたしと同じ列のベンチに
座ろうとして後ろのおばちゃんと
少し話して帰った若者がいた。

おばちゃん曰く、
わたしが具合が悪くしかめっ面をしながら
鼻を触っていた仕草が
彼が臭いと思わせてしまったという。
全くその気はなかったのだが、
申し訳なく思った。

おばちゃんは、まあ、悪気はないし
気にするな、彼も帰ったし、と
言ってくれたが、
思わぬところで人を傷付けてしまったり
トラブルの元になってしまうことは
どこにでもあるから
気を付けなければと肝に銘じた。

しんどかったり怒った顔は
人に対してするものではないし、
不用意に微笑んでいても
変な人に絡まれることもある。
自分の身を守る上でも
今後旅を続けていく上で
意識しなければいけない。

おばちゃんは英語を話すのが好きらしく、
とても上手に英語を話す。
こうして積極的にバスターミナルにいる
外国人に英語で話しかけて
英語を上達させようというマインドは
カッコイイ。
いくつになってもわたしもそうありたい。

しかし身の上話が中々重くて
リアクションに困る。
スイス人の旦那がいたけど、
ビザとかいろんな関係でどうのこうの、
別れて別の女を作ったが
その奥さんが亡くなってまた一緒になったとか、
それで今はまた何かの問題で一緒にいなそうで、
彼にお金を貸しただか、
彼の口座からお金をもらっただか。
オチなのかボケなのか
おばちゃんが手を叩いて笑っている
タイミングがあったがよく分からない。

具合も悪いので全然聞き取れず
話が入ってこないが、
表情とお〜あ〜とだけ
リアクションをすると勝手に話が進んでいく。

ちょっと重い話の上に体調が悪いので
聞くだけで悪化しそうだったけど、
人生、想像もつかないような
いろんなことがあるのだな、と
おばちゃんから学んだ。

バスが来て助かった、
おばちゃんにバイバイを言い乗り込む。

夜の21時から朝の9時着の12時間の夜行バスは
あっという間に感じた。
疲れですぐ眠っていたのもあるし、
コンセントもwifiもないけど、
冷房もブランケットもあるし、
乗っていれば着くのだ。
とても楽に感じるくらいにはタフになってきた。

データも残りが少ないので
ネットサーフィンもチャットも
何も出来ずにスマホは封印。

朝の4時頃に目が覚めて、
しばらくすると朝焼けが見えた。

ラオスの友人が
タイに出稼ぎに行くかもと言っていたが、
山好きな彼はバンコクじゃなくて
チェンマイの方が好きかもな、
なんて思いながら
山と朝焼けの景色をしばらく眺めていた。


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