リラ〜犬と人との物語⑤
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第5話 新天地もいいもんだ
お母しゃんとれん君と3人で暮らしていた家から、また引っ越しすることになった。
わたしは何度家が変わるんだろう。
まぁ、ワンコは家より人に興味あるからね。
どこでもいいんだ。
大好きな人たちと一緒なら。
長い時間車を走らせて行った先に、新しい家はあったんだ。
うわ~、って思ったね。
だって、とっても空気が美味しかったから。
鳥たちの囀りも心地よくて。
たくさんの木が近くにあって。
アスファルトじゃない地面で散歩できる場所もあって。
小さい頃に住んでいた福島にちょっと似ているかも?
落ち着くわぁ。
それまでの家も好きだったけどね。
やっぱり、土があって、草花もその辺に生えている場所がいいわぁ。
お母しゃんとれん君も笑顔が増えたな。
自然の多い場所って人間もワンコも幸せを感じやすいのかもしれない。
時々、ドライブで行く場所があるんだ。
高い木立の中を進むと綺麗な池があって。
その池はお母しゃんとれん君のお気に入りの場所なんだ。
「リラ、飲んでごらん」
お母しゃんの差し出された両手には澄んだ水が。
ペチャペチャ飲んだら、う~ん、満足。
そのそばを流れる川っぺりを歩くのもね、心弾むんだよね。
犬は人間より敏感だからさ。
木々が出してくれる新鮮な酸素を体いっぱいに吸い込むと、細胞一つ一つがパワーアップする感じ。
でも、それは人間も一緒か。
ワンコよりストレス抱えている分、たくさん新鮮な空気吸ったほうがいいかも?
そんな訳で、新しい家、新しい場所はわたしにとって最高な環境なんだ。
わたしの犬生、どんどん良くなっているよ!
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