🎵【Mr.Children】タガタメ
2004年リリースの曲です。およそ20年前の曲ですが、改めて今、注目していただきたい曲です。
戦争をしている国に向けてだけでなく、今、この日本国民こそ、心に刻みつけて欲しいと願います。
虐待や育児放棄。子供に対する暴力が、被害者や加害者になる子供を増やすように思われます。
今の中年以上の世代の中には、子供のころ、躾と称し、悪いことをしたら叩かれたり閉じ込められたりした人もいるかと思います。
私もそういう経験があります。
自分はそうされて、まともに育ったから、自分の子にもそうするだとか、非常識なことをして騒いでいる若者に、親が厳しくしなかったせいだと考えるのは違うと思うのです。
自分が叩かれてまともに育ったから、自分も叩いて育てる。その子どももまた叩いて育てる。その過程でエラーが生じると、心を閉ざす子、暴力でしか自分を守れない子、生きる意味を見失う子、安心して家に帰れない子が出てくるのではないかと思います。
例え自分がまともに育ったとしても、エラーが生じる可能性があるなら、叩かなくてよい育て方を考えたいです。
なにより、暴力でまともな人間に育てられると声をあげる人がまともと言えるだろうか? と、疑問です。
「まともな人間」って何でしょう?
基準となる人は誰なのでしょう?
このループは私らの世代で終わりにしないと。
手をあげずに、愛する。
愛する事🟰甘やかす事ではないです。
叱るべきときに叱るのも愛。
でも、そこに暴力があってはならない。
そしてこれは、実の親に限らないと思います。
地域社会全体で、子供を愛せる世の中を作っていかなければなりません。
ここには二つのメッセージがあるように感じます。
戦うべきところで、守るべきものを守る。
そういう戦いがある、という投げかけと、
何のために誰のために戦うのか?
勝ってどうなったか?
何か得るものはあったのか? という問いかけです。
戦うべき時に戦わなくてはならない。
でも、それは勝ち負けを競う争いではない。
暴力でもない。
愛するものを守るための奮闘だと思います。
未来を担う子供たちのために、大人は奮闘しなければならない。
連日見聞きする虐待死、モラルに反した行動や家出する若者たちのニュース
子供に非はない。
根本の原因は大人の方にあるように思われてならず、ふと、この曲を紐解きたくなりました。