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【Live】げんざいち

「なんか、心がしんどいな」
心の病気ではないはずなのに、ふとした瞬間、心の中によぎった経験、みんなあるんじゃないかと思う。

ここ日本は何不自由ない。
遠い国の戦地や困窮の状況を見聞きすれば、尚更思うことだ。
住む家はある。ご飯も食べれる。友達もいる。
だけど、みんなもちろん大なり小なり紆余曲折ある。

特別裕福な家庭に生まれた訳ではない、
挫折はそれなりに経験、
ハッピーな日もあれば
ちょっと最悪な日もある、
ま、でも、色々あればるほど、図太くもなる。
アラフォーかつ、1人もんとなると、「たまに孤独でしょう?」「私がいるよ」と、哀れな視線と優しさを向けてくださる人もいる(笑) 
先日大先輩の方に気遣いで言われて、微笑みつつ、(この社会のイメージ、なんとかならんものかな~!)なんて心の中で思っていた私は、基本は能天気です。笑

それはさておき、、
私たちが生きてる日本は、命を脅かされる事はなかなか無いし、贅沢だと分かりつつも、
心の中で死がふっとよぎるのを見てしまう時がある。

そんな時は、ちょっとだけ、
この地球に生まれて、そして、人間の身体を使って重力の中に生きてる以上、目に見えない感情のバロメーターが働いている、という考え方を伝えたい。
1日の時間単位のバロメーターから、1週間単位、1か月単位、1年単位、数年単位、そんな風に感情を記録に残してみると、個人差はあるものの、ちゃんと緩やかな波が出来るとか。


電車の線路が単線だけの地域に生まれ育った私は、関東に住み始めた頃、通勤ラッシュの人の多さに本当に驚いた。
だけど、それ以上に人身事故の多さに驚いた。何と言えばいいのか、心が参った。
通勤ラッシュで既に滅入っているなか、人で溢れかえるホームや車内で聞く事故のアナウンス。初めの頃は、数の多さに理解がし難かった。

「○○さんが自殺した…」
久しく会っていないお友達から、突然の知らせが入った経験が私もある。


心の中に、あなただけの大好きで大切なものを。
他人には分からない大変さや苦しさがあるかもしれない。
パッとしない日々に鬱々しているかもしれない。
感謝なんて出来る状況じゃないかもしれない。
それでも、朝はきて、夜もきて、また朝が来る。日常は続いている。
それならば、私のオススメはこれです。
日常は変わりなく過ごしつつも、
『大好きで大切なものを大切にすること、そして、そこに意識的に触れ続けること』これです。
地味だけど、意識的に大切にする時間を取っていると、底辺に留まるバロメーターの停滞期間が、早々と過ぎていってくれる事がたまにある。もしくは、体感が早く感じる様になるのかもしれない。そして、不思議とスルッと目の前の現実のスクリーンが変わったりする。
・リネンの優しい触り心地を味わう
・煙草を一服する時の安堵感
・コーヒーやお気に入りの香水の香り
・何度も読みまくった本、聴きまくった曲や、観まくった映画。
•仕事後の1杯のビール
何でも良い。他人に理解を求める物じゃないから、評価されもしないし、ヘンテコリンで良い。
あなただけしか知らない世界だから、なんでも良いんです。
そして、それは結果、自分が自分を大切にする事に繋がるから。

うたのげんざいち
NIA•near Special!

やっと本題。2023年3月8日水曜日 中村佳穂ちゃんのライブに行った。
彼女のズシンとした存在感と、楽しそうに音楽で遊ぶ姿。
歌うように喋って 喋るように歌う。
トークタイムと思ってたら、あっという間に素敵なセッションへ繋がってる。
目の前のすべてを、自分のメロディにして周りのみんなまで巻き込んで楽しませてくれる。

他の誰かに例えようとしても、いや、失言でした、例えるとかじゃない。
中村佳穂ワールド全開!
強く真っすぐ放つエネルギー。
ホールに集まる観客数に全く負けない中村佳穂のエネルギーを見てしまった。

音楽が、観客の心と身体をくすぐって、すぐに体が裏打ちを掴みだす。
きっと着席形式のライブだったと思うけど、我慢ならない者はその場に立って踊り始めた。
気持ち痛いほど分かる、、もうすべてを開放して委ねるしかないよね!

ゾクゾクする様な超カッコイイリズムと変幻自在の歌声に、会場のボルテージが上がる。
ゲストにkid fresino 登場。
コーラスや演奏も全員が1つに共鳴し合う。
そうかと思うと、
不意打ちにウットリする様な演出と胸に突き刺さる声に涙が溢れる。

私が私を忘れる状況に何度も陥った。

ひとりひとりの席に行って「ありがとう」伝えるつもりで隅から隅までスペシャルにしてみています

この言葉、ステージ上からも大きな声でパワー一杯に伝えてくれた。マイクを通して伝えてくれる前から、もうヒシヒシと伝わってた。
歌を歌い続けてくれたから、私はあなたの音楽に出会えたんだ。
ありがとうはこちらの台詞だよ!

ライブが終わって会場を出ると同時に、1時間前に友達からLINEが入っていた事に気が付いた。

『今夜は月が綺麗だよ』

(肉眼だともっと綺麗でした!)


昨日の満月がまだまだ綺麗な真ん丸で、渋谷の夜空で笑ってた。
ライブのワンシーンが甦る。

そして、3月の夜風を思いっきり全身に吸い込んで、吐き出した。



そういえば、今日、ライブ前にお遣い用のお菓子を購入しに洋菓子屋さんへ立ち寄った。
その時、接客してくれたお姉さん、なんだかすごく親切だったなぁ。
帰り際に試食のチョコを私にくれた。

あぁ、そういえば、ライブちょい前に喉が乾いて入ったスタバのお兄さんも「今日は国際女性デーなんです!」という小話とサンプルのコーヒー豆を熱心な説明付きで嬉しそうにプレゼントしてくれた。
必死に覚えたであろうトークを噛みながらも、笑顔で一生懸命な姿にホッコリ心打たれたなぁ。

「あぁ、なんか、幸せだな… 
 今日っていう一日、最高だなぁ… 」

そんな事を思いながら、
東京はJR渋谷駅21時過ぎ、人でいっぱいの山手線に乗り込んだ。

私の大好きで大切なもの。


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Grace
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