人魚の眠る家
東野圭吾が大好きだったので当時一気に読んだものの内容をアウトプットせずに生きてきたのでうっすらとしか思い出せない残念な私。
というわけで久々に東野圭吾作品購入、題して人魚の眠る家。こちら映画公開という事で情報に疎い私にまで降りてきました。
キャッチコピーというのでしょうか
「娘を殺したのは私でしょうか」
「狂ってでも守りたいものがある」
我が子の話なのだなという匂いに、子を持つ私には気になって気になって仕方ないフレーズ。内容はネタバレになるので割愛。
「ねぇ、子供が植物状態になったらどうする?」
私は元旦那に聞いてみた。(元旦那とは離婚しているが育児をする理由で時間を共有する事がある。それはまた別記事に書こうと思う。)
普段意見など言わない(いやそもそも人の話を聞いていない)借りてきた猫のような元旦那が目をうるうるさせながら即答した。
「すぐに楽にしてあげる」
この言葉は意外だった。絶対迷うであろうこの難題にあっさり答える始末。
「え、体温とか温かいよ?寝てるようなその姿みても決断できる?」
「うん。早く楽にさせてあげたい。無理させたくないねん。」
それって見てる方がつらいから?本人には意識がないから痛いもしんどいもないけどそれでも?介護が大変だから?
いろんな質問を出して議論しようかと思ったけど正直私にははっきりと答えが出せていなかったのでやめた。そうならないように気をつけていきたいよね、と不安を共有注意に変えたところで、
臓器提供意思表示がいかに大事であるかという事を伝えた。
海外では植物状態になったら脳死判定を受けて臓器を提供するらしい。しかし日本では多くの人が脳死判定を受け入れられず子供の場合だとほとんど臓器の提供をされる事はないらしい。移植待ちの子供には今の現状の日本ではほとんど供給される事はない。だから海外で移植する事となる。しかし海外、それもほぼアメリカ(アメリカが唯一世界で5%の枠で受け入れている)で国内でもかなりの移植待ち患者が多い。少ない枠から多額(だいたい2億〜40億)な費用を出した者が移植優先順位上位となるらしい。それはアメリカからも大ブーイングだそうです。
そりゃそうですよね。
我が国でやれよって事ですよね。
植物状態になったらショックが大きくて移植や脳死の話されても全然ピンとこないに決まってるし分からんものは拒否すると思うんです。ましてや我が子の事となると絶対冷静になんて一生なれない。臓器提供に対しての知識や情報なんかは私のようなただの販売員だと到底皆無であって。うん、明日店長にアウトプットがてら聞いて検証してみよう(笑)そうやって議論や知識としてこの会話のように少しずつ広まればどこかで誰かの命が救えるかもしれないなと思いました。
が、
私のブログはそこまでの影響力はございませんので臓器移植についてのアウトプットの練習という事と自分は我が身であれば臓器提供したいと思う次第であります。また積極的に募金もするつもりです。
息子に関しては今の段階ではもしもの時など余裕は全くないだろうけれど知らなかったからでは済まさないようその時の気持ちと充分向き合いたいなと思います。
そして何より、理解ができる頃になれば息子ともしっかり話したいなと思いました。