オタクの視界は芋づる式に広がる
推し活の一環で舞台を観に行って来ました。
ワタシタチはモノガタリ
出演
江口のりこ 松岡茉優 千葉雄大/
入野自由 富山えり子 尾方宣久 橋爪未萠里/
松尾諭
太字が推し👍
私、エンタメに疎いんです。
私、多種多様なエンタメが乱立する現代においても、嗜むエンタメは漫画時々アニメくらいで、あまりものを知りません。
中でも舞台演劇の世界は疎遠。
ましてこのような現代劇など、入野自由さんを推していなければ、情報にかすりもしなかったろうなと思います。
ぶっちゃけ舞台演劇を楽しむ能力が自分に備わっているのか、自信はなかったです。
途中で寝てしまったらどうしよう。直近だと映画キングダムで居眠りぶっこいた前科があるから(重罪)少々不安でした。
杞憂でした。
めちゃめちゃおもしろかった
↑結論
はい、語りまーす。
テンポとスピード/絶えない笑い/脚本おもろ/演出ずげぃ
「え?え?どーゆーことなの?」
「ほー!こういう展開か!」
「こんな風に演じるんだなぁ」
「おもしろー!!」
コロコロ場面と自分の感情が展開していく、このテンポが心地良く「飽き」の入る隙間のないくらいスピード感がある作品だなぁというのが、まず感じたことです。
そして、コメディらしく、笑いが絶えない。
というか驚きました。
よしもとの舞台じゃないのにこんなに随時笑いが起こるものなのかと。
といってもお笑いライブの笑いとはまた別物の笑いなんですよ。
お客さんの多くが50〜60代。舞台演劇好きな方々なのでしょうか、みんな声を出してよく笑う。
そっか。役者さんもお客さんも一緒にこの時空間を創っていくのは、音楽やお笑いだけに限らず、ほぼすべての生エンタメがそうなのか〜!
てかさてかさ、そもそもお話(脚本)がおもしろいよ。
後述するけど題材も最高でした。
そして、演出。
私、劇団四季と能楽(※)以外のお芝居を知らないのです。
つまり、
バチクソに壮大な演出【劇団四季】と
数百年かけて研ぎ澄まされた演出【能・狂言】
しか知らんのです。
いや振り幅。
(※)能楽は大学の部活動で少々、そしてその侘び寂びを理解できずのち退部。
本日の舞台は、素直に思いました。
演出すごいって。
規模感とか歴史とか関係なく「演出」というのは、なんか、あれだな、すげぇお仕事なんだな。
「演出家」という謎の職種のすごさを少しだけわかったような気がします。
推しの新たなる一面に背筋ゾクゾク
私はアニメ「ハイキュー!!」のスガさんキッカケで入野自由さんを知りましたが、ラジオで聴く入野さんボイスは、驚くほどスガ味が薄いんだよ。
なお、歌う入野さん(CD音源ver.)もスガ味がすごいです。
しかし、歌う入野さん(LIVE ver.←アーカイブ配信で聴いた)は、全くスガ味がなかったんです。
えーーーなんなの不思議!
アニメで他の役を演じる声も、あたりまえだけど作品により様々。
ではいったいぜんたい、舞台俳優としての入野さんはどんなふうなの!?
→それを知れたのがとってもうれしかった。
・スガ味はなかった
・逆にそれが良かった
・新たな一面を垣間見れてゾクゾクした
あとせっかく生で見れたので、やたらと観察しました。
思ってたより細かった〜デュフフ←
入野さんの骨格は🦴なんだろ〜?
ストレートかな?ナチュラルかな?
みたいな視点でも観察しました。
(芝居に集中せぇ)
→席が後ろすぎて&視力悪すぎてわからなかったけど。無念。次は必ず、骨格を見極める。
題材がドンピシャ
最後に、この作品の題材
「文通」「書くこと」
「誰のためにかくのか?」
個人的にタイムリーな題材で
夢中でセリフを聴いていました。
私、小中学生の頃、転校を機に文通女子になりまして、たった1人に向けてあれこれ考えたり創意工夫しながら文章を紡ぐことの面白さ、すごくわかるんです。
そして最近ファッションのお仕事で、チャットでお客様とやり取りをすることが多かったのだけど、思い出してたんだよね。文通してたあの頃の気持ちを。
自分のために想いを込めて書かれた文章って、本当に宝石みたいな輝きなのよ。
さらに、数カ月前に始めたこのnoteさ〜
書くのめちゃ楽しいんだわ。
けれども定期的に波は来る。
「誰のために書いてる?」「独りよがり?」「読まれるように頑張らなきゃだめ?」「この題材は微妙?」「こーゆーこと書くとスキの数、少ないな」「日記みたいな記事書きたいけどブレるかな?」
考え出すと迷宮入りするぐるぐる思考。
沢山の人に読んでほしいのか
たった1人の誰かに深くぶっ刺さってほしいのか
自分がただ書くことを楽しみたいのか
えーと、全部です☆
とんだ贅沢野郎だぜ。
というわけで、入野自由さんという推しを通じて舞台演劇の面白さを知り、上演中はもちろん「何を着て行こうか?」と準備する時間までも楽しくて、最終的には書くことや表現することの喜びについて思いを馳せ、夢中で楽しみながらこのnoteを書くに至る・・・
最高の推し活であったよ。
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