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ラポール形成のテクニック

はじめに

みなさん、ラポールってご存知ですか?

ラポールとは、信頼関係や心の距離を表す心理学用語です。普段の生活でも、一緒に居て心地のいい関係の人とはラポールが形成できていると言えます。反対に、一緒に居ると落ち着かないと感じる関係の場合はラポールが形成できていないと言えます。

ラポールの形成にはコツがあり、コミュニケーション能力の高い人は自然とラポール形成のコツを掴んだ行動をしていることが多いです。

今回はそのテクニックを5つ紹介していきます。


1-バックトラック

これは日本語で「オウム返し」を表します。

A:「最近なにか楽しいことあった?」
B:「友達とライブ行ってきたよ!」
A:「おおーライブ行ってきたんだ(バックトラッ ク)」
B:「そうそう!しかも前の列でさー...」

こんな感じで相手の言葉をそのまま質問にするイメージで使います。バックトラックを使うだけで相手に話をしてもらえます。

バックトラックの目的は「話を聞いていますよ」というメッセージを伝えることです。そうすることで相手は話を続けてくれます。

人間は話すことに快活を覚えるので、相手を気分よくすることができ、話を聞いてもらえているという安心感も生まれます。


2-キャリブレーション

キャリブレーションは日本語で「目盛りを合わせる」という意味になります。心理学では「相手の感情を推測して、相手に合わせて調整する」という意味です。

相手の感情を測定する時には、声のトーン表情仕草などの非言語に注目します。

モテる人は、相手の非言語から感情を読み取るのが得意です。よく相手を観察して、会話と表情の相違だったり、ボディランゲージから感情を察していきましょう。

相手の本心の感情に自分も合わせていくことで、共感されているという安心感を相手に与えることができます。


3-ペーシング

ペーシングは、相手のペースにあわせることです。主に言葉呼吸、そして感情の3つをあわせます。

感情はキャリブレーションで解説しましたので、言葉と呼吸について解説します。

言葉で合わせるのは「言葉遣い」です。
幼稚園児を相手にする時と、大学の教授を相手にするのでは言葉遣いは変わりますよね?それと同じです。
相手の言葉遣いを観察して、自分も同じような言葉遣いをすることで一体感が生まれます

呼吸で合わせるのは「会話ペース」です。
相手の会話ペースが早ければ自分も早く、相手のペースが遅ければ自分も遅くしましょう。
大事なのは相手のペースを読み取った上での、心地よいリズム感の会話です。


4-ミラーリング

ミラーリングは「鏡のように動作を真似すること」を言います。

食事デートで相手が水を飲んだら、自分も水を飲みます。相手が首を傾げている時は、自分も同じく首を傾げてみせます。

この時、左右が鏡のように対称で動くとより良いです。食事デートでテーブルに対面するように座っている場合、相手が左手でコップを持っている時は、自分は右手でコップを持つイメージです。

注意点として、あからさまにミラーリングすると相手に気付かれてしまいます。そうなると不信感を与えてしまうので、タイミングを少しだけ遅らせたり、あえて真似しない時をつくったりして適度に行いましょう。


5-コールドリーディング

これは、情報が少ない状態から相手を断定的に推測していくことです。

「結構お酒好きだよね?」
「疲れてても頑張っちゃうタイプじゃない?」

などと断定的に会話をしていきます。

断定が当たれば、自分をわかってくれて嬉しいと感じます。自分をわかってくれる人を好意的に思いますから、ラポールが形成されていきます。

どんな人にも当てはまるような断定をすれば効率よく進めることができます。
オススメは「ちょっとした気遣いができるタイプですよね」という断定です。これは基本的に全員に当てはまり、気遣いが出来ると言われて嫌な気分になる人はいないからです。


以上、ラポール形成に使える5つのテクニックでした。恋愛はもちろん、普段から活用できるテクニックですので、積極的に使っていきましょう。

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