【4】シングルスの戦術/バドミントン初心者講座
第3回では、ダブルスの戦術を解説しました。最終回は、シングルスです。
ラブオールの正規練でやることはありませんが、自主練で暇になったときにやる機会が少々あります。
これができるようになれば、もう初心者卒業です。あとは、ショットを磨き、実践経験を積んでいけば、どんどん強くなっていきます。ガンバレ(๑•̀ㅂ•́)و✧
1、基本動作
シングルスの基本動作は
❶4隅を狙う
❷打ったら戻る
です。
フォーメーションも何もないので、非常に単純です。
2、基本的な戦術
(1)基本的な考え方:「相手の出方を読む」
ダブルスでは、まず、相手の態勢を崩して、弱点を作ることが必要です。
しかし、シングルスは一人が守るコートが広いために、常に弱点が存在します。
となると、基本戦術は、
❶いいショットを打ち、相手が打てるショットをあらかじめ限定する
❷相手が打ってくる場所に先に入る(=打ってこないだろう場所は捨てる)
になります。
もちろん、ダブルスも同じですが、シングルスではこれが致命的に重要です。
他にもいくつか有名な戦術があります。
(2)同じ箇所を繰り返し攻める
(3)緩急を使い相手の防御力を削ぐ
(4)相手に得意なショットを打たせない
(5)相手が速いラリーを苦手とするなら、ドライブ・飛び込みスマッシュ中心にラリーを組み立てる
(6)自分の体力に自信あるなら、長いラリーを意識
3、[中級]相手の出方を読む
相手の出方を読む戦術をもう少し深掘りしてみましょう。
(1)ロブやクリアで相手を左奥に下がらせた場合
(2)左にストレートスマッシュをした場合
(3)右にクロススマッシュをした場合
(4)右に落とした場合 〜相手に余裕なし〜
(5)右に落とした場合 〜相手に余裕あり〜
4、世界レベルのシングルス
https://www.youtube.com/watch?v=WI8Od4jBpUc
↑少々古いですが、歴史に残る一戦として有名な2011年世界選手権です。赤は五輪と世界選手権では毎回金メダルのリン・ダン(中国)で、黄は世界ランキング1位で常に類い稀な成績を残すも五輪と世界選手権では万年銀メダルのリー・チョン・ウェイ(マレーシア)です。ちなみに、2012年のロンドン五輪の決勝もこの二人でしたが、1年でリン・ダンがめっちゃワイルドになっています。↓