
セルフブランディングとかプロデュースとか
あの人はセルフプロデュースがうまい、とかよく言う。近頃は多様な働き方が増えていることもあって、セルフブランディングという言葉もよく聞かれるようになった。
どちらも難しそうだし自分には関係ないこと、と思っていた。
だが最近。世の中一生懸命頑張っても、頑張り方や頑張る方向を間違えると全く報われないという、ここ数年でうすうす気づいていたことを改めて思った。
努力は100%は救われない、のだ。
ことビジネスに関しては本当にそうだよなとー
そう思ったきっかけは、今の会社での立ち振る舞い方に悩んだことである。
入社して3ヶ月、忙しいながらも前職とは比べ物にならないくらい平和な気持ちで仕事をしている。
ただ1つ、本当に困っているのが英語力。
前職も外資系だったので、当然英語は話せるだろうと思われており、面接時にはそこをクリアにしなかった(話せないくせに将来はグローバルに活躍したいと思っている•且つ前職で死に物狂いで特訓して少しはモノにしたかもしれない瞬間があった等により、「少しはできる(※嘘ではない)」テイで話は進んだ、爆)。
それはもう前職での勤務を終えてから必死にオンライン英会話をやっているのだが、はっきり言って、あまり進歩が見られない。
そこでふと思ったのである。
もういっそ、中途半端に【できるフリ】はやめようかと。いっそのこと【英語できない】ことを白状し、【元々英語できないのに努力してなんとかグローバル案件回せるまでになった人】というポジションを獲得しようではないか、と。
ここで、セルフブランディングというどこかで聞いた言葉が降りてきたのである。
自分のブランドを自分で作る。難しい。だが、【できないヤツだと思われそうで、今までさりげなく隠してきた(濁してきた)こと】が、実は唯一無二の自分のブランディングになるのではないかと気づいた。
例えば英語が話せないこと。
例えば大学の選考が芸術系(音楽)であること。
英語に関しては、うまくいけば前述した【元々英語できないのに努力してなんとかグローバル案件回せるまでになった人】というポジションを獲得できる。
元々難なく話せる人より、評価は上がるかもしれないし、英語学習関連の仕事のオファーがくるかもしれない(話せる人にはわからないであろう苦悩は大体全て経験していると思う、笑)。
大学の選考については、【何かを極めるストイック性を持つ人】【創造性や可能性の引き出しが沢山ある人】【多様性に富んだ考えができる人】などの印象を与えられるかもしれない。キャリア関連の仕事のオファーがくるかもしれない。
じわじわと、オープンにしながら様子を見ていこうかなと実験中である。
もう一つあなどれないのは、写真である。
自分のプロフィール写真。会社ではメールのアカウントやらシステムやらに設定したプロフィール写真が表示されるが、この写真がまたイマイチだったので、最近写真を撮り直した。
なぜイマイチか。別に普通の写真なのだが、ちょっと普通すぎるのである。
履歴書の写真がスーツでカチっ!だったので、会社で皆が目にする写真くらいはゆるくいこうと、ベージュの薄手のニットを着て、自然光で緩やかに微笑んだ(笑)。
それはそれは穏やかそうな、落ち着いている、(そしてベージュニットが若干年齢を感じさせる)私の完成である。なんならちょっと【主婦感】がある。
これは私がビジネスで目指したい姿とは異なる。
ちょっと偉そうに言うと、私は今の会社でステップアップ(つまり昇進)し、より専門性を発揮し、グローバル案件にも難なく乗り込んで存在感を放っていきたいのである(恥)。
そのために転職したといっても過言ではないし、そのために今、通勤時間、子供を寝かせた後、土日など必死に英語をやっている。
※noteを書く頻度が減ったのは、空いた時間を極力英語に費やしているため(爆)。
自分で書いててガツガツしていて気持ち悪いが、実際そうなのである。
その私が人から持たれたい印象は、ベージュのニットの優しそうな主婦ではない(爆)。
履歴書ほどビシッ!ではないが、ジャケットを羽織って、中にはボータイブラウスを着てちょっとキリっとしたメイクをして微笑んだ。ほんの少しだけ見える背景には、うっすらぼかした自宅のピアノと、ヘンレ版ブルーのベートーヴェンの楽譜(絶妙にぼかした、笑)。
ヘンレ版のグレーブルーが昔から好きである。
オリジナリティを映しつつ、しっかりとビジネスで地に足をつけて躍進していきそうな女性を目指した(笑)。
今年から新たな役割が与えられ、グローバルへのエクスポージャーの機会も増えていくので、この写真で勝負に出てみようと思う。
ーてな話を親しい友人にすると、「アンタ、、」と若干引かれるのであるが、ちょっと暑苦しくて面倒くさい系なのは分かっている(笑)。
こんなことを考えて仕事をしている会社員ワーママは、少なくとも私の周りではいない。
でも!
ちょっとしたオープンマインドと、プロフィール写真の変更だけで、人生が変わるなら?やってみない手はないのではないか。
自分自身のアイデンティティにもなっていくので、今の仕事への愛着やコミットメントも増すかもしれない。
ちなみに、「セルフプロデュース 有名人」で検索すると、指原莉乃さんや、ジャパネットたかだの社長が出てくる。そうだよね、確かにねと納得してしまう。