復職後一週間、瞬く間に来た5月
光の速さで4月が終わった。
息子の新学年への進級に、娘の保育園デビューに、自分の育休終了からの職場復帰ーという大イベント尽くしの4月。
ーだったのだが、それはもう瞬く間に過ぎ去り、何事もなかったかのように5月がやって来た。
会社に復帰して丸一週間が過ぎた。
復帰初日、PCのセットアップすら終わっていない段階で、チンプンカンプン・浦島太郎状態での担当業務の打合せをその日だけで軽く5本入れられ、「出てね」とシレっと言われたり(外資では普通なのか?!)。
復帰初日といっても、社内にはほとんど人がおらず、一人でPCセットアップに格闘したり、会議室どうやって予約するんだっけ?と遠い記憶を呼び起こしたり、このフロアって普通に入っていいんだっけ?と右往左往したり。
基本的にまだテレワーク率が多いので、知り合いは皆無、且つ同じチームやレポートラインであっても、私を迎入れるためにわざわざ出社する人はいないのである(そういう社風)。
そんな感じで、一人目育休復帰を果たした前職の古き良き温かい(生ぬるい)日本企業を思うと考えられない初日であったのだが、これも文化だろう、と淡々と日々を過ごしている。
とはいえ、日を置いて、出社日として予め定められてる日に改めて皆に挨拶したり、歓迎ランチ会的なものを開いてもらったり。
まぁそれなりに、それらしくスタートした。
復帰日を境に、違う人間になったのだろうか?と思うほど、これまでと全く違う世界線を生きている、気がしてならない(笑)。
育児や子ども関係が脳の大半を占めていた先月半ばまでの自分はどこへやら。
復帰初日からバサっと人が入れ替わったように、仕事に脳内支配されている自分に驚く。
産休・育休中は本当にかけがえのない時間だったなと改めて思う。思うのだが、じゃあ戻りたいか?というと、戻らなくても良いかな。
一つのステージが終わったのである。
私も娘も、次のステージになんとか乗って、ようやく舟を漕ぎ出したところ。
よく、保育園に子どもを預けて働くことに罪悪感を感じるお母さん方にお会いするが、私個人的にはそんなに罪悪感は感じなくていいんじゃないかなと思っている。
保育園では自分の思い通りにならないことや、面白くないこともあろう。母親と二人だけなら全部好きなように過ごせるが、集団生活の中ではそうはいかないこともある。もう少し大きくなったら友達とのちょっとしたあれこれも起こる(息子の時は至って平和だったが、女子は色々あると聞きドキドキしている)。
だが、それも経験だ。
みんなで歌を歌ったり、踊ったり、散歩に行ったり遊んだり、いろんな行事に参加したり、楽しいこともある。というか楽しいことの方が多いと思う。
どんなに私が全エネルギーを育児に注いだ所で、同じような楽しみや刺激や成長のきっかけは与えてあげられない。
保育園に預けることは、子どもにとってもプラスが多いと個人的には思っているので、罪悪感の類はあまり感じないのだが(勿論全くのゼロという訳ではない。保育園が100%いい!と言ってる訳ではない。)、せっかく預けてまで働くのなら、納得のいく仕事をして、実りある時間を過ごしたいなと思っている次第である。
さて、5月はどんな月になることやら。
気の重いイベントもあったりするが、風にそよぐ緑のように、爽やかに、サラッとこなしていきたい。