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ママボラン始動!

娘が産まれたときに、偶然見つけて以来、ずっと気になっていたママボラン。
ママ達が、会社にいるだけでは経験できない仕事にボランティアという形で挑戦することで、自分のキャリアを見つめ直すというもの。

だいぶ長いこと温めてきたのだが、長男の卒園・入学のバタバタも過ぎ、娘の育児にも慣れてきたところで、えいや!と申し込んでみた。

普段は石橋を叩きすぎて割りながら歩くタイプだが、一度決断すると大胆にいくタイプである。

noterの皆さんの中にもママボランに参加され、色々と気づきを得ていらっしゃる方が多く、そんな素敵な方たちに背中を押されたこともあり、参加を決めた。

長年のモヤモヤ

今月初めにオンライン説明会に参加。
数日後にはボランティア先企業に応募し、早速チェックインカウンセリング。
先週ついに応募先企業との面談があり、仕事内容が決まったところで早速ボランティア業務開始。

スピーディーにいろんなことが進んだ。

まだ始まったばかりだが、今のところ、チェックインカウンセリングがとても良かった。
プロのキャリアカウンセリングをずっと受けたいと思っていたのだが、こういうものは相性もあるし、価格も一瞬ひるんでしまうものも多かったりして、結局受けないままズルズル、というパターンが多かったのだ。

自分のモヤモヤを話し、プロの視点で意見をいただきながら、また考える。私にとっては癒しの時間であった。

キャリアカウンセリングといっても、そこで長年悩んできた問題に対してドンピシャな答えをもらえる、とか、天から何かが降ってくる、とか、そういうものでは勿論ない。
しかしキャリアについて、利害関係のない相手本音ベースで相談できたり、話すことでふとした気づきがあったり、そういうことが大切なのである。

私の長年のモヤモヤの正体は、ズバリこれだ。
自分がやりたいことが何なのか、わからない

なんとなく、どんな業務もこなせるはこなせる。すごく嫌いという訳でもない。でもそれをこれからもやりたいのか?と言われたらやりたくない。じゃあ何がやりたいの?
ここの答えが出ないまま、10年以上が軽く経過している。

自分の強みは何か?ということに関しても、ついこの前までぼんやりしていたが、最近なんとなく分かってきたような気がする。
それだけでも大きな進歩である。

が、やはりやりたいことが見つからないと、強みも発揮できない。
ママボランを通じて「これが私のやりたいことだー!」と宝を掘り当てたように発見できるとは思ってはいないが、貴重な経験を通してヒントの欠片くらいは掴めるのではないかと期待している。

チェックインカウンセリング

チェックインカウンセリングは、事前にキャリアシートを(書ける所まで)書いた上で臨む。このキャリアシート、これまでの自分をじっくり振り返らないと書けない部分も多く、それなりに苦戦した。何より子ども2人の育児の傍ら、とにかくまとまった時間が取れないのである。それでもなんとか夜などに仕上げて提出した。

カウンセリングが始まるや否や、「このシート、今の段階でこんなに完璧に埋めてくる方、いないですよ」と苦笑された。自分でもかなり作り込んだなと苦笑している。困った性分だが、こういう類のものは、完璧に仕上げてしまわないと気が済まないというか、気持ち悪くて眠れないのである。ストレングス・ファインダーの”最上志向”はこういう所でも現れる。

転職は1回しているが、新卒からずっと人事関係一筋。このままずっとこの仕事を極めるのか、他のキャリアもありなのか、かといって何がやりたいのかも分からないという話をした。

色々質問されたり、これまでの話をしていると、デトックスではないが、ちょっとした癒しというか、心地良さのようなものを覚えた。私はずっとこういう話を本音で相談できる場が欲しかったのだと改めて思った。

カウンセラーの方からの言葉を要約すると、こうである。

  • キャリアは一貫して人事。人事コンサルとか、人事業務を請け負う会社とかではなくて、あくまで「企業の人事」の仕事をこれからも極めて行くのだろう。

  • 人材開発や組織開発がキャリア、人生のテーマだということに、そろそろ気づいても良いのでは。

  • 会社のためにというよりは、個人個人が心地よく働けるような”組織開発”がやりたいことではないか。

半分合ってるけど半分合ってないような、不思議な違和感を覚えた。
私のやりたいことは組織開発?なのだろうか。本当に、そうだろうか?

やりたいことは組織開発?

カウンセリングの場では、少し噛み合わせが悪いような気持ち悪さはありながら、でも色々振り返ると結果そうなのかもしれないと納得した。

ストレングスとか、コーチングとか、コミュニケーション、モチベーション、ストレスコーピング・・・など、強みを生かす系、心地よく働く系、チームを活性化させる系は興味深いし、これまで手応えを感じた仕事も、こういう類が多かったからだ。

それなら、この噛み合わせが一部悪い感じは何なのだろう。目をつぶろうと思えばつぶれる。気にしないようにすれば気にならないかもしれない。
でも、それじゃ意味がない。心から納得した仕事を私はしたいのだ。そのためのヒントを得るために、このプログラムに参加しているのだ。

PCを閉じ、改めて考えた。
私がやりたいことは、組織開発なのか?

揺れ動く、そしてまた霧の中

自分のやりたいことに気付くのって、こんなに難しいことか?と、そもそも自分のことなのになんでわからんの?と、本気でツッコミたくなる。というか日々ツッコんでいる。

しかし残念ながら、本当に!わからないのである。

だが、なんとなく、組織開発が一番やりたいこと、ではないような気がしている。
近いのだが、違う。似て非なる感じ。

キーワードでは浮かんでくるのに具体的な仕事に結びつかないとはどういうことだろう。

【私がワクワクするキーワード】
強み、個性、多様性、キャリア、グローバル

意外なことに、カウンセラーの方が言っていた、「学生へのキャリア研修」という言葉を聞いて胸が躍った。

やっぱりキャリアに関することが好きなのだ。だからといってキャリアコンサルタントではない。
ワクワクはしたが、研修の講師になりたい訳でもない。

一周回ってまた霧の中。
始まったばかりのボランティア経験や、複数回あるカウンセリングの機会、そして自分ととことん向き合う研修もこれから多数ある。

この夏が終わる頃には、霧が晴れて少しだけ見通しのようなものが見えてきたら良いなと思う。



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