ひとりだけど、ひとりぼっちじゃないんだよ 【#1 青井 - 直到我until I】
中毒性のあるサビの部分が印象的な、都会の中の孤独を歌った曲です。秋の夜に静かに寄り添ってくれるナンバーではないでしょうか。
この歌を歌っている青井さんは、台湾のstreetvoiceにようなストリーミングサービスを見ると2019年1月に曲を出して最近までスローペースで活動されていたようです。
ジャンルとしてはヒップホップ、ラップ、ソウル、R&B系で7曲ほどリリースされていて、初期の曲はかなりラップぽいのですが、最近は落ち着いたものが多いようです。
「直到我」は2021年5月1日にリリースされましたが、私が知る限りstreetvoiceの「ソウル/R&B」部門で10月下旬〜現在(11月上旬)まで10位圏内に入り、オールジャンル総合ランキングでも50位以内に入っています(11月3日現在30位)。
他の歌手に比べてインスタやYouTubeでも投稿数がめちゃくちゃ少ないので、ちょっと謎(ミステリアス?)なアーティストです。
歌詞原文
歌詞和訳
わたしも実は思ったことがある 離れたらもう戻ってこないと
ここには居場所がない
ここに留まるためにどんな理由がいるのだろう
これくらいの傷なんて痛くない どうせわたしのことなんて誰も分からない
孤独な人は孤独な夢を見る
あなたに会うまで知らなかった
地面いっぱいの落葉 何も残っていない枝先
冷たい風が吹いて わたしの心も冷たくなる
感覚を失いうつろ あなたはわたしをここから連れ去る渡り鳥みたい
目の前の景色が一望できるようになるまで
人を愛する力を理解できるようになるまで
わたしが本当は期待していたことを知るまで
わたしは本当に思ったことがある 離れたらもう戻ってこないと
ここには居場所がない
ここに留まるためにどんな理由がいるのだろう
これくらいの傷なんて痛くない どうせわたしのことなんて誰も分からない
孤独な人は孤独な夢を見る
あなたに会うまで知らなかった
彼には目的地がなく 呼吸は今にも止まりそう
人ごみの中に自分を見つけて わたしはただ逃げたいと思うだけ
漆黒の夜は彼の酸素 愛車のバイクに乗って
都会の中を駆け抜けていく 道路のオレンジ色の光の瞬き
ここには思い出が多すぎる 楽しいことも悲しいことも
降りしきる雨に濡れていく 孤独な心
わけがわからず涙がこぼれる 見分けがついていなかった
たぶん わたしもわたしを見つけられなかったのかも
見上げれば空を突くような高層ビル
青い蝶は舞い上がれど 花を見つけることができなかった
どうして どうして 誰かを待っていたのに先に離れるの
やっと分かった 本当は何かを期待するためにいたんだと
このリズム 多分あなたも悲しいと思うんじゃないかな
それなら一緒にスロービートに身を任せて
台北の夜更けは一人ぼっちじゃない
わたしも実は思ったことがある 離れたらもう戻ってこないと
ここには居場所がない
ここに留まるためにどんな理由がいるのだろう
これくらいの傷なんて痛くない どうせわたしのことなんて誰も分からない
孤独な人は孤独な夢を見る
あなたに会うまで知らなかった
わたしは本当に思ったことがある 離れたらもう戻ってこないと…
ここには居場所がない
ここに留まるためにどんな理由がいるのだろう
これくらいの傷なんて痛くない
どうせ…わたしのことなんて…誰も分からないから…
孤独な人は孤独な夢を見る
あなたに会って初めて知った
訳してみて思ったことなど
初めて聞いた時、歌詞の意味は分からなくても心をギュッと掴まれてメロディが心に残り続けていました。
孤独な気持ちを抱えて一日一日をやっとの思いで過ごしている人には、きっと横でそっと寄り添ってくれる曲なのではないかと思います。「あなたは一人かもしれないけど、一人ぼっちじゃないんだよ」と。
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初めての歌詞翻訳に挑戦して、まだわからないところがところどころあります。ひとまずこの今のドライブ感を忘れないうちに書いてみましたが、間違いがわかったときには随時修正していきたいと思います。
「ここはこういう解釈じゃないかな」などのアドバイスありましたら、ぜひよろしくお願いします。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
追記:2021年11月3日 修正加筆