夕暮れの浜辺で無言で語り合う恋人たち。【#4 LINION-Red Date】
秋の夕暮れ時の散歩が楽しくなってまいりました、台湾R&Bに恋して@Mayです。最近ハマりにハマっている台湾男性歌手LINIONの3rdアルバム(23年7月リリース)から1曲、『Red Date』をお届けします。
『Red Date』について
3rdアルバム『HIDE OUT』の4トラック目の本曲。元カノとの会話の一部を歌詞に使っている(冒頭の「赤く燃える空 黒く揺れる影(紅色的天 黑色的影)」というところ)そうなのですが、夕暮れ時の浜辺で恋人たちが寄り添っている雰囲気がこれだけで伝わってくるようです。
私の勝手な解釈ですが、歌詞の内容も、過去にいろいろあって出会った二人がゆきつ戻りつしている波打ち際を見ながら、同じ方向を見ながら穏やかで幸せな気持ちで前向きに進んでいこうとしているイメージが立ち上がってくる感じがします。
▲アコースティック版のミュージックビデオ(MV)。アルバムに収録されている完成された編曲とはまた違って、目の前でライブを聞いているみたいな親密感のある映像演出と音質が特徴です。「海が好き」と公言しているLINIONのナチュラルでエコライクなところが演出にも生かされていて見ていてとても癒やされます。
歌詞和訳
赤く燃える空 黒く揺れる影
僕の横に座っているのは君
君を悲しませることだけはしたくない
静かに過去を連れていく そんな時間に身を任せて
くっきりと そしてまた遠ざかる
Let it be Let me try
望みすぎない 心の中は穏やか
イヤホンを片方ずつ耳に挿して 辺りを眺める
これこそ僕が探していた今
当てもなく歩こう 迷うことを恐れず
境界を越えよう 勇気を出して
僕も君も寂寞の苦さを味わったことがある
歩くことをやめて 二人の影を見る
なんて幸せなんだろう
赤く燃える空 黒く揺れる影
僕の横に座っているのは君
君を悲しませることだけはしたくない
静かに過去を連れていく そんな時間に身を任せて
くっきりと そしてまた遠ざかる
当てもなく歩こう 迷うことを恐れず
境界を越えよう 勇気を出して
僕も君も寂寞の苦さを味わったことがある
歩くことをやめて 二人の影を見る
なんて幸せなんだろう
赤く燃える空 黒く揺れる影
僕の横に座っているのは君
君を悲しませることだけはしたくない
静かに過去を連れていく そんな時間に身を任せて
くっきりと そしてまた遠ざかる
赤く燃える空 黒く揺れる影
僕の横に座っているのは君
君を悲しませることだけはしたくない
静かに過去を連れていく そんな時間に身を任せて
くっきりと そしてまた遠ざかる
LINIONについて
LINIONへの投稿が増えてきたのでまた改めて別記事を作成することにとして(笑)。「LINIONって誰?」と思われた方へ簡単に紹介いたしますと、本名は林翰宇(リン・ハンユー)というネオソウルというジャンルで楽曲を発表している台湾男性歌手です。2016年に米国のミュージシャンズ・インスティチュート(MI)ベース科を卒業後、2018年に彼の名前を一気に広めることになった『Can’t Find』が収録されている『Me In Dat Blue』でデビュー。日本でも有名な台湾女性歌手9m88のバンドのベーシストとしても活動していた彼は2ndアルバム『Leisurely』(2020年)で本格的にブレイクを果たします。今年(2023年)7月には3枚目となるニューアルバム『HIDEOUT』をリリースして収録曲『Black Panther』でも活動していたばかり。今回の『Red Date』も入ってます!
本国台湾では9月末からライブや番組への出演が続いています~
LINIONを知る3つのアルバム!
今最も台湾でチルいLINIONのアルバム3枚、秋のドライブや秋の夜長のお供にもぴったりですので、ぜひ一度プレイしてみてください~
▶1stアルバム『Me In Dat Blue』
▶2ndアルバム『Leisurely』
▶3rdアルバム『HIDEOUT』
それでは本日も最後までお読みくださりありがとうございました!
第1稿 2023.10.19