今度、菩提樹クラブのサポーターズに参加される方の投稿から拝借・・・年老いて身体が動かくなってきた子供ほど扱いに難しいものはない
筆者は写真の仕事を始めて20年になる
年々、写真撮影の需要は減り、競争は激しくなり
そして単価が激減するとはいえ、まだまだ時間2万円で
通るので喰ってければそれでいいという程度なら
まだノンビリできる専門職のひとつになると思う
そんな筆者も母を3年介護して看取った
丁度、シングルアゲインだったので認知症の始まりで
気になっていた母の介護を単独で即座に決められた
写真の仕事だから時間的な余裕もあるし
通院の付き添いもできたが普通の時間から時間の仕事なら
相当に厳しいものがある
その写真の仕事だから結構にあちこちを飛び回っている
今日なら中四国の1泊の範疇なら平気で飛び歩く
今回は介護事情の地域性について触れてみたい
筆者は関西出身で都会の生まれ育ちなので
元々田舎生活に憧れがあった、写真の仕事は
最初から第一線を退いたスタートなので、関西の田舎巡りも
始めていたころ、撮影の依頼があり、久々に訪問した信州が
気に入り、5年ほど、1年のうち8か月を信州で過ごした
その後にさらに本格的な田舎生活を求めて広島に来た
各地を飛び歩きわかるのは、保守的な地域の田舎に
行くほどにお年寄りが大事にされている
高齢者に払う尊敬の念を感じられる
筆者は温泉が好物で、どこにいても温泉に浸かってる
むろん日帰り露天風呂が大好物で~なぜか?
ゴージャスで奥まった風呂は、日本中のどこで
入っても一緒。ところが日帰り露天風呂は地域地域の
味があって、その地域性まで親しめる楽しみまで
ついてくるのだから・・・
高級ホテルや旅館の露天風呂では限られた友人間だけだ
地域のかけ流しなら地元の人々が集まると、即、井戸端会議
に花が咲くというもの。さらに話そのものにも地方風情が
にじみ出て、しかも安価で人生最高の温泉三昧の日々となる
さて、そんな風呂でも地方に行けば行くほどに
高齢者が威張ってる
たとえば風呂の入り口付近で若者と老人が
入れ違いになるときなど~地方では元気な若者が
咄嗟に先を譲り無言で老人を優先し尊重するものだ
だが都会では逆だ
若者が元気のいいことでのさばり身のこなしの不自由な
老人がぶつからないように気を遣い身を潜めている
この昨今の風習がデイサービスにも反映している
日本中でデイサービスは家庭への送り迎えをしている
その際に如実に現れる
都会では老人は家庭ゴミ扱いなのだ
だれが・・・?
もちろん家族が!!!
朝など、この世話しないときに早くさっさと出て行って
頂戴と作り笑いの鬼の形相
帰宅時などはまた汚い臭い不要なゴミが戻された
ご近所の目もあることだし
迷惑なんだから、早く家に入って
自分の部屋に閉じこもってね!
関西にいたころ、風呂友のひとりが
デイサービスのドライバーになった
アルバイトが決まった時は喜んでたが
ものの2か月ほどしてまた昼の時間帯に
風呂に現れた
仕事~どうぉ?と尋ねると
胃潰瘍になって身体が持たないので辞めた
といった
仕事そんなにキツカッタノ?
尋ねると仕事は快適なんだけど、送り迎えの
家庭の態度が恐ろしくて・・・胃がキリキリしてきて
痛み始めたので病院で診てもらったら潰瘍ができてた
ご老人たちはバスの中では笑顔で
みんないい人たちなんだ
1か月もすれば情も移り・・・話もするようになり
それが、どの家庭に行ってもゴミ扱いの日々!
そんなの文句のひとつも言える立場じゃないし
それが、どの家も、どの家も~大同小異で
頬を伝う涙を隠すだけで一苦労だったという
それが地方では~昔ながらのお爺ちゃん
お婆ちゃん、いつまでも元気で長生きしてね!という
笑顔の温かい送り迎え・・・の日々
都会から見るとまるで天国
都会生活者で老後は家族の負担を避けるため
施設に入ると宣言する著名人が急増している実態は
ここにある
そりゃぁアスファルトジャングルで
戦い暮れて老いぼれて、もはや無用の身の上なの
なのかも知れないけれど・・・筆者が田舎にいる
理由もここにある
都会はなんでも便利にできている
金さえ払えば何でもそろうし何でも出来る・・・が
心がない
地方はますます限界集落が増え広がるけれど
そして何するにも不便で不自由なんだけど自然があふれてる
そして人々に心が宿ってる
価値観の違いといえば、それまでなんだけど~
それだけではない大事なものを感じられるのが
田舎の忘れられた大事な宝物だと思う
<追伸>
写真を撮ってる立場から~
実母を介護し看取った立場から~~
終活はいつやるのか?
週1回でもデイサービスに通い始めると
急に老化が激しくなります
終活はデイサービスに通うまでに片付けなければなりません
終活写真・・・デイサービスに通い始めると目が曇り始めます
断捨離・・・デイサービスに通うとできませんよ
もちろんエンディングノート・・・デイサービスに通うまでですよ