Fの壁を越えて行け!|Fコード瞬速攻略法
せっかく大枚はたいて手に入れた憧れのアコギ。
でも明日はリサイクルショップに売りに行く?
ちょっと待ったあー!
もしかして売りに出す理由、例のアレじゃありません?
そうアレアレ!
Fコード(以下F)がうまく押さえられない!
*******
やっとのことで手に入れたアコギ。
コードもいくつか覚えた。
Em
G
Am
C
まだストロークしかできないけど
アルペジオなんておぼつかないけど
なんとなく形だけはできてきた。
ところが!!!
そこに立ちはだかる巨大な壁!
F!
人指し指をピーンと伸ばして1フレット全体を押さえ、中指・薬指・小指も使って別々の弦を押さえる!
難易度爆上がりの予感。
難しそう・・・。
それでもなんとか押さえて
「♫ジャラ〜ン」
と鳴るはずが・・・
音がビビってる?
あれもしかして6弦鳴ってない?
1・2弦の音もときどきプツプツしてるし。
ストローク奏法ならまだごまかしが利くけど(いやホントはごまかしなんて全然利いてないけど)、アルペジオで弾いたら鳴ってなかったり音がビビってたりする弦が何本も。
押さえる指の位置とか力の入れ方とかいろいろ工夫して、何度も何度もトライするも・・・
撃沈!
「これがあの有名なFの壁!?」
そうです!
アコギを始めた人のほとんどが最初につまずく難関!
それがこの「Fの壁」なのです。
「Fの壁」の前には、この壁を越えられずに散っていったアコギ戦士たちのシカバネが累々(るいるい)と・・・。
ちょっと大げさな言い方になってしまいましたが、けっして茶化してるわけではありません。
アコギビギナーにとっては、「Fの壁」はそれくらい越えるのが大変な壁なのです。
もちろん、この高い壁を難なくクリアしていく凄腕の勇者たちもたまにいます。
その勇者たちはみんな口をそろえて、こう言うのです。
「えっ!何が大変なの?ただこうやって押さえるだけでしょ?」
そう、どの世界にも、その他大勢にとっての「大変」をいともかんたんに越えていく勇者たちは存在します。
でもその勇者たちには、その他大勢の苦労を本当の意味で理解することはできません。
残念ながら私も、そしてこのnoteをここまで読み進めてくれたあなたも、きっとその他大勢の中のひとりですよね?(もしそうじゃなかったらごめんなさい)
*******
自己紹介が遅れました。
「アコギ大好きくん」と申します。
アコギ歴はかれこれ20年を超えています。
そんな私にも「Fの壁」はありました。
独学ながらも、なんとか順調な滑り出しでスタートしたアコギライフ。
簡単なコードもいくつか覚え、自己満足だけど好きな曲を何曲か弾き語りできるようになってきた。
そろそろ弾き語りのレパートリーを増やそうかなと、新しい曲に挑戦。
そしておなじみの「Fの壁」!。
思えばそれまで、Fが出てくる曲を無意識のうちに避けていたのかもしれません。
「自分にこんな複雑なコードを押さえられるわけがない!」と。
それにカポを使えば、他の簡単なコード進行に変換してなんとか弾き語りはできる。
そうやってやり過ごしていました。
それでも自分の中では「Fから逃げている」という後ろめたい感覚は、いつも続いていたのです。
Fをマスターしたい!
バレーコードを攻略したい!
その気持ちを無視し続けることはできませんでした。
それからは自分なりにあらためてF攻略法を研究し続けて、やっとのことで「コレだ!」
というやり方にたどり着けたのです。
このやり方で弾くとそれまであんなに苦労していたFが、ウソのように簡単に弾けるようになったのです。
音がビビることもありません。
鳴らないこともありません。
ブツ切れになることもありません。
それが今回あなたに紹介したい「Fコード瞬速攻略法」です!
ただがむしゃらにFの練習を続けるのも、けっして無駄とは言いません。
無駄とは言いませんが、この攻略法を使えば、今まで無理だとしか思えなかった「Fの壁」をすんなりと越えていくことができるのです。
もしあのとき「Fの壁」を越えられなかったら、私も無数の「アコギ挫折者」のひとりに名を連ねることになっていたでしょう。
もちろん、いわゆる正式な押さえ方じゃなくてもFは押さえられます。
人差し指を使うバレーコードのFではない、省略的な押さえ方でも。
でもせっかくだったら、ちゃんとバレーコードで押さえたくはありませんか?
べつに自慢するほどのことではないかもしれないけど、Fをマスターした自分を褒めてあげたくはなりませんか?
Fのマスターは、アコギを練習していく過程においてかなり大きな成功体験になります。
Fはバレーコードのほんの入口。
その先には、より難易度の高いバレーコードたちがたくさん控えています。
でもそれはまだまだ先の話。
まずFをやっつけないと、その先を考えてもしかたありませんよね?
逆の言い方をすれば、Fさえマスターすれば、そのスキルはその先のもっと難しいバレーコード攻略にめいっぱい応用が効くのです。
とにかくまずはF攻略!
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ここでFの難しさをもう一度振り返ってみましょう。
Fについてネットで調べると、だいたい以下のような説明がされています。
『アコースティックギターのFは、人差し指を1フレット目の1弦、2弦、6弦の3本をバーのように押さえて、中指で3フレットの3弦、薬指で3フレットの5弦、小指で3フレットの4弦を押さえるというコードです。
このコードは、人差し指で1フレット目の1弦、2弦、6弦の3本を押さえるという「バレー(セーハ)」という押さえ方をするため、初心者にとっては押さえるのが難しく、挫折してしまう人も多いと言われています。
Fをうまく押さえるためのコツは、以下の3つです。
・人差し指を「横」に押さえる
人差し指を押さえるときは、指の腹側の「正面」ではなく、親指側の「横」に当てて押さえます。
指の正面で押さえると、指の関節が弦に当たってうまく押さえられないことがあります。
・親指でネックを支える
親指をネックの裏側に置いて、人差し指の力を補助します。
親指がネックを支えると、人差し指にかかる負担が軽くなり、押さえやすくなります。
・指の力を抜いて、弦を押す位置を調整する
Fは、押さえる力と弦を押す位置がポイントです。
押す力は、弦がビビらない程度に軽めにします。
弦を押す位置は、フレットから少し離れた位置にするのがコツです。
また、最初は押さえることが難しいので、省略コード(Fの一部を省略したコード)で練習するのもおすすめです。
省略コードを練習することで、Fの押さえ方を徐々に覚えることができます。
Fは、アコースティックギターの基本的なコードの一つです。
コツを押さえて、練習を重ねて、Fをマスターしましょう』
いかがでしたか?
たぶんあなたも、上のような説明を読んだことがあるのではないでしょうか?
最後の「省略コード」はここではおいておくことにして、その上に挙げられている3つのポイントは、どれもこれも全部重要なポイントです。
・人差し指の置き方
・親指の使い方
・弦を押さえる指の位置とその力加減
この3つをちゃんとこなすことで、F攻略はかなり楽になります。
人によってはそれだけで、「Fの壁」は越えられます。
「それでもまだ音がビビる!」
「鳴ってない弦がある!」
「アドバイスは全部守ったのにどうして!???」
「ああ私にはやっぱりアコギは向いてなかったんだ」
「諦めよう」
そして週末にアコギを持ってリサイクルショップへ・・・。
ちょっと待ったあーー!!!(ここでフリダシに戻る)
まだ諦めるのは早すぎます!
あなたがまだ出会っていない
あなたがまだ試していない
とっておきのFコード攻略法!
しかもそれは「たったの数秒!」で効果が出る即効性の方法なのです!
つまり
知っていれば使える!
知らなかったら使えない!
だからこそツラい練習も要らない!
なぜなら知ったその場で使えるようになるから!
それはまるで、蛇口をひねれば水道からジャーっと水が出てくる!
それと似ています。
どんなに喉がカラカラでも、蛇口をひねれば水が出るというリクツを知らなければ水にはありつけません。
でもいったんそのリクツを知ってしまえば、あとは蛇口をキュッとひねるだけ!
練習も何も要らない!
Fを涼し気な顔で弾き鳴らしてる未来のあなたが、すぐそこで待っています。
「Fの壁」なんてさっさと越えていきましょう!
この壁の先には、まだ見ぬアコギの広大な大地があなたを待っているのです。
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アコギをやるあなたならたぶん、カポタストを持っていると思います。
ギターのネックにはめてキーを上げ下げするカポタスト、通称カポ。
ざっくり言ってしまえば、バレーコードにおいての人差し指の役割は、このカポと同じ。
ネットで調べると、いちおう使えるアコギ用のカポは高くても千円弱。
でも残念ながら、Fを代表とするバレーコードでカポを人差し指代わりに使うことはできません。
今回はバレーコードでずっと使えるあなた自身の人差し指の使い方、その使い方をカポの最低価格帯の約半分の1コインでお届けします。
あんなに欲しくてやっとのことで手に入れたアコギ。
でもリサイクルショップがあなたのその気持ちをくんで、あなたが満足するような価格で買い取ってくれるでしょうか?
なかなか難しいと思います(言葉をかなり選んでます)。
それならダメもとで、あなたがやっと手に入れたアコギと、そして何よりあなた自身に、最後にもう一度だけチャンスをプレゼントしてみませんか?
もう一度言います!
あなたが選んだ相棒のアコギといっしょに、「Fの壁」を越えてみませんか?
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