経営幹部のチームワークを強化する:HBRの記事からのインスピレーション
自律的な組織運営を探究&構築伴走しているが、とっても重要な要素(ちなみに他の部門も等しく大事だが)に経営幹部のチームワークがあるとおもう。Teal組織だといわれているパタゴニアにいたときも経営チームはあったし、そのチームの役割はめちゃくちゃ重要だった。
自律分散型経営を世界に伝えた本の一つ「ティール組織」を書いたフレデリック・ラルーの本にはそのあたりがかいておらず、何かその役割がなくてもいいような雰囲気もあったりする。そんなことはないよなあとおもうし、実際現場ではちゃんと存在し機能しているよなあと。
組織には構造が必要である。鳥には翼があって筋肉がありそのフォルムがあって初めて空を飛べるように、組織においても色々な構造がないと機能できない。経営の役割はその他の部門と等しく大事だ。
2024年12月号のHBRのひとつの記事が面白くてメモとして抜粋してみた。記録のためにこちらにも転記。
なかなかどうしてハードルは高いよなあとおもいつつ、でもでもこのようなチームでいられたことがやっぱりあるので、理想論すぎるものではないし再現可能なものだ。
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経営幹部のチームワークを強化する
2024/12 HBR 「チームの力を最大化する」
強力なトップチームの5つの特性
方向性:短期的及び長期的優先事項に関して合意し責任を共有しなければならない。
規律:一貫性のある意思決定を行い、それを実行し、生産的なミーティングをもち、健全な規範と通常業務を実践する。
意欲:準備に余念がなく、建設的な討議を行い、長期にわたり勤勉さとレジリエンスを保つことができる。いかにして障害に備えそれを乗り越えるかを知っている
ダイナミズム:変化は常に存在するポジティブなもの。機会を活かしつつ難題を回避できるよう組織の内外から積極的に情報を集める
コラボレーション:方向性、規律、意欲、ダイナミズムを結びつけ、絆や包括、信頼のある環境で活気づく。その行動には人間らしい関係性を気づくこと、誰にでも等しく発言権をあたえること、約束を守ることが含まれる
チームを成功へと導く4つのステップ
誓いを立てて投資する:チームとして行動することが所属する組織のあらゆるレベルにおける中核スキルであり、自分自身とそのチームが正しい集団行動の模範を示すと誓うこと
チームの姿を鏡に映して点検する:現在の協力状況を把握するためにチームの有効性を診断する。チームがみずからをどのように見える化を理解する
工程表を作成して着手する:新しい集団行動ができるようになるまでのチームの工程表を作成する
モメンタムを維持する:行動を変えてそれを定着するにはモメンタムを維持し必要に応じて軌道修正する
ステップ実行を後押しするいくつかの要因
顔を合わせる
習慣を作る
機会を逃さない
適応力を高める
実際の問題に応用する形でチーム作りを行う
強化する
測定する
コミュニケーションを取る