ご友人に憑いた神格との交渉(23/5/20)
皆さんのお知り合いの中に、こんな方はいらっしゃいませんか?
「突然人との縁を大量に切り始めた」
「人が変わったようになってしまった」
「感情の起伏が極端に激しくなった」
もしかしたら、その方は霊障に遭っているやもしれません。
今回のお仕事報告は、そんな依頼人様、そのご友人のお話です。
友人の様子がおかしい
ある方から、「友達が最近様子がおかしく、今まで親しかった人と縁を次々切っている」というお話をいただきました。
どういったことが起こっているのか、霊的なことなら対処が出来そうか、という依頼です。
はじめこういう話を聞いたとき、私はまず病院やカウンセラーにかかることをお勧めしています。しかしそういった場所にいってもよくならず、むしろエスカレートしていくばかりなご様子。
また、依頼主様には霊感があったようで、ご友人様に"何か"あると感じていたようです。そのことあって、もしかしたら憑りつかれているのではないか、と思い至ったご様子でした。
依頼を受ける前に、まずはしっかり事前調査です。いったいいつ頃からそんなことになったのか? と聞いてみると、
「何かしら神棚のようなものを相続した」
とお話していただけました。
「これはまさか……」と嫌な予感を胸に抱きましたが、恐る恐る霊視をさせていただきました。
いや、正確には霊視さえする必要はありませんでした。
アイコンを見ただけ。本当に一瞥しただけで、しっかり、はっきりとご友人に何か強力な靄のようなものが渦巻いているのが見えました。
神霊の憑依
この感じ、見るまでもなくあふれんばかりの力。一目見ただけで分かるほどの強力な気配。
霊障であることは間違いありませんが、それ以上に気づいてしまったことがありました。
これは神霊の類である、と。
正直これを見たとき、物怖じしなかったと言えば嘘になります。が、私も仕事としてみたものを伝えねばなりません。
伝えた後、依頼主様は少し難しそうにしながらも、「本人に伝えて成琉静さんに会ってもらう」と仰られていました。これはご本人様からお話してもらった方がいい類の依頼だろう、とそう思ったからです。
そうして後日の返信を待ちました。
返信は。
「自分との縁を切られた」
でした。
絶縁されたとしても
私の経験上、かなりしっかり憑依されている方は私のような祓いの力が強い者に近づきたがらない傾向にあります。もし私のような存在に近づけば、憑りついている側は祓われてしまいますからね。なので、そういった行動を促すことが多いようです。縁を切るのも、他人に助力を請えないようにした方が、憑いている方にとっては都合がいいから、という話もあります。
そして今回もおそらく、その例に漏れなかったのでしょう。
どうしようかと依頼主様と相談しましたが、私も相手が相手なので、下手に出ることができません。
何せ相手は神格に近い何かしら。私の式神を派遣して様子を見てもらっても、やはり今まで対処してきた存在とは比べ物にならない、という見解でした。
しかし依頼主様は、どうにかしてご友人様を救いたいと決意なさいました。当然私は、うまくいかない可能性や危険性、そのすべてを伝えました。場合によってはご本人様に悪影響が出ることも。
その決意に、私も腹を決めました。
ここで私ができることは、
『とにかく交渉して、離れてくれるような状況を作る』
ということだけ。
とはいえ幸い、交渉の材料になりそうなものはありました(具体的にはヒミツ!)。それを使ってどこまで行けるかが、勝負です。
相手は神格をおそらく帯びた霊体。生半可な気持ちで挑んでは大変な目にあいます。
なのでそれまでに交渉内容を徹底的にブラッシュアップ、もしもの時のための対策まで徹底的に立て、本番に挑むこととなりました。
対談
いつもはアイスブレイクよろしく依頼主様とおしゃべりしつつ依頼を始めるのですが、今回はそんな余裕がまるでありません。通話を開始するや否や、すぐさま依頼を開始しました。
いつにもましてかなり粛々と交渉を進めさせてもらいました。当然私はおっかなびっくり、粗相のないよう、厳粛に会話をさせていただきました。
挨拶、話に応じてくれることへの感謝、などなど……。
話している間、冷や汗が止まりませんでした。もしちょっとでも間違えれば、大変なことになると覚悟していたからです。
ですが……。
お相手の神霊様は、話してみたら友好的なお方だとわかりました。はじめ、そもそも話にさえ応じてくれない、話しかけただけでこちらに危害を加える存在だったら、とだいぶびくびくしていたのですが、そうでないとわかっただけでかなり気が楽になりました。
ただ、何らかの訳あってご友人様にとりついていらっしゃることが分かりました。
私はそこで、なるべく角を立てないように交渉を始めました。私の持っているカードでどこまで通用するかはわかりませんでしたが……。
しかし、意外にも神霊様は私の提案にすんなり快諾していただけました。
それどころか会話の最後には、「良き取引ができた」とまで仰っていただけました。
これで一安心、と言いたいところですが、私の仕事はまだ終わりではありません。
その後
対談が終わったわけではありますが、大切なのは後日、ご友人がどうなったかです。
お話を伺ってみたところ、、、。
見事、復縁までできたそうです。また、おかしかった様子も消え去って、以前のご友人の雰囲気に戻られたとか。
やはり憑りつかれていたことが原因で、心理的に大きな変化が合ったご様子です。
これで万事解決、無事にすべてが終わって本当によかった。
奇妙な出来事に出会ったら
世の中、時として心理療法の範疇だけではどうにもならないことがあったりします。
例えば、今回のようなご友人様のように、突然人との関りを断つようになってしまった、とか……。
医者にかかっても何をしてもよくならない、というときは、もしかしたら霊障やも。そんなとき、どうか私のことを思い出していただけたら幸いです。ご入用なら、是非twitterにてお声掛けください。
いつでもお話、お聞きいたします。🐺
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