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2歳戦遠征という実績解除


今週末は、阪神JFを現地観戦すべく阪神競馬場へ向かう。

先週はチャンピオンズカップを観に行ったし、上半期も宝塚記念に行ったりしたけれど、今までの遠征とはちょっと違った特別な気持ちがある。

それは、阪神JFが2歳戦だからだ。


(本当は推しありし場所全て行きたいけれど)数を絞ってしか遠征出来ない私にとって、その貴重な1回に2歳戦を選ぶ日が来たということには、何かひとつ大きな実績解除をしたような感覚がある。


GⅠといえど2歳。出走回数は2.3回の馬が大半で、中には1戦の馬もいる。

それくらいキャリアの浅い馬に対して、これだけの気持ちになるためには、新馬戦からしっかり見ているとか、デビュー前から認識しているとか、そういう要素が必要になる。



今回私が応援しに行く馬は、サフィラ。

今や「サロミナ一族」とも呼ばれている、名牝サロミナのもとに生まれた良血牝馬。

【主な重賞実績馬】
・サリオス (朝日杯FS19/毎日王冠20.22 等)
・サラキア(府中牝馬S20 等)
・サリエラ(目黒記念23 2着 等)

Twitterで私を知っている皆さんは、サリオスサリオスうるさい奴の印象が強いかもしれないけれど、実はサリオスにこれだけ熱が入ったきっかけは、サラキア。

20年の有馬記念、11番人気のサラキアが2着に食い込む。1番人気の♡クロノジェネシス♡が勝ち、2番人気のフィエールマンも3着に入ったものの、その配当は少々波乱となり、私はこのレースで結構ガッツリ儲かった。(強欲の太字)

当時まだ 血統〜?母父〜?距離適性ってなに〜?くらい何もわからずに馬券を買っていた私がサラキアを買っていた理由。

「この馬はよくわからないけど松山さん乗ってるから入れとこ〜〜〜」


当時、車に乗っていたのでカーナビで観ていて(私は助手席)、ガビガビでガタガタでもオレンジ帽が突っ込んできたのはわかって !?!?!? になった遠い思い出。

なんか、ずっとこんな感じで馬券やってた方が収支良いのかもしれないな。

さておき。

サラキアはこのレースをもって引退するのだけど、のちにこの年のクラシックを走っていたサリオスがその弟だったと知り。

年末でも↑くらいポヤポヤ知識だった私なので、その年のクラシックの頃のサリオスの印象というのは「いつもコントレイルの後ろにいる惜しい子」くらいだったのだけど、ここから意識して見るようになった。そして現在に至る。

サリオスのことまで詳しく書き出したらもう戻って来れないので渋々ながら割愛するけれど、要は "弟の方でも最後に松山さんが脳を焼いてきた"という話だ。サリオス、愛してるよ。

あとはサリエラはもちろん、明日走るエスコーラも応援している。エスコーラに会えるのは初めてだなぁ。1年4ヶ月ぶり、期待も大きいだろうけど無事にゴールしてほしい。


そんなこんなで今やこの一族ごと応援している私は、サフィラがまだ「サロミナの21」だった頃からnetkeibaのお気に入りをポチーして、デビューを楽しみにしていた。

厩舎はサラキアと同じ池添学厩舎。
(これについても当時は厩舎のことも人間関係も何もわかっていなかったので、後追いで「そうだったのか!!」だった。)


サラキアに関して松山さんはラストランでテン乗り。過去も友一さんや兄弟の謙一さんが多かったものの、割といろいろな騎手が乗っていたし、シルクの有望株にはルメールが楽しメールする(?)ことも多い。

誰が乗ろうと応援するには変わりないけど、この子の背には、誰が‥‥‥?




まっ!!まま ま!?!?



松山だーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!(ドコドコドコドコドコドコ


今思うと全然普通にありそうなことやんけ、とは思うのだけど、なぜか当時はそこまで強い期待感?を持っていなかったので、ひっくり返るかと思った。


ドラマみたいだ‥‥






懐かしくて爆発した。これ良い曲だよな。

私も椎木さんくらいの文才がほしいよ。



(ちうけふの4コーナーよりキツい紅からマイヘアへの急カーブ)


違う違う、今はそんな話をしたいわけではない。

そんな、ドラマみたいな展開に、来年のことまで期待しちゃったりしちゃったりしちゃったりしながら、阪神JFへ行くことを決めたわけなのでした。

最終的に現地まで行こうと思うまでに至ったのは、"松山さんが乗るから"の部分が大きかったと思うけれど、その背景には今までの思い出や、他ならぬ"サフィラだから"というのがあって。

たぶん、別な馬で同じような流れでこの舞台に来たとしても、正直遠征しようとまではならなかったと思う。まだ2歳だし、来年のクラシック本番はこっちでも観られるかもしれないし、とか思って。

でも、デビュー前から心待ちにしていた子と2歳女王決定戦に挑むというのなら話は別だ。

前走アルテミスSは、現状はやはり相手が一枚上手だなぁといった印象だったけれど、特に悲観するものでもないように思っていて。

本当はここでリベンジ!がベストだったけど、タイトル奪取にはビッグチャンスではないかな‥?


もちろんこの先がどうなるかなんていろんな意味でわからない。

(それはもうほんとに‥ほんとに‥‥ いろいろと身に沁みてわかっているので‥‥‥‥。)

でも今目の前にある期待には素直に飛びついていいよね。ワクワクしていいよね。


競馬を見始めたばかりの頃は大きいレースばかり注目していたし、新馬戦や生まれたての仔馬に対する熱量の理由とか、そういうのは全然わからなかった。(そりゃそう)

でも、歴4年を超えて、それでもまだまだこの界隈ではエケチェンなんだろうけど、時間をかけたなりの思い入れとかそういうのが少しずつわかるようになってきた。そのひとつの形が今回の阪神JFに対する高揚感なのかな、と。

もちろん勝ってほしいけれど、何より大舞台に挑む推しの人馬が、無事に今できるベストなレースを出来るように。出し切れるように。現地でたくさん応援してきたいと思う。



そういえば昨日調教師試験の合格者が発表されたけれど、東田さんは池添兼雄厩舎の出身で、この厩舎出身の調教師合格者は5人目とのこと。すごすぎる。

そんな池添兼雄厩舎と縁深い(というかもはや家族)、池添学厩舎×松山弘平騎手で挑むサフィラのこのレースが、兼雄先生へのもうひとつのビッグプレゼントなることを祈って。


そして、一族の繁栄(ダブルミーニング☆)を祈って。



今週も充実した週末になりますよ〜に!



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