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映画「秘密と嘘」から見えた、夏休みの過ごし方

おはようございます。fleurs de voyageのlouis(ルイ)です。

大分昔の映画なりますが、私は、マイクリー監督の「秘密と嘘」が大好きです。
この監督は、台本を作らず、主演者とも個別で事前に会い、色々なシーンを話しながら、どう演じるかを考え、それから実際に撮影したそうで、主演者同士も誰が出るのかわからないままだったとの事。ですので、とてもリアリティーを感じるし、主演者一人一人の演技力がとても素晴らしく、大好きな映画です。
カンヌ映画祭で、パルムドール賞を受賞し、ブレンダ・ブレシンがゴールデングローブ賞、カンヌ国際映画祭、英国アカデミー賞で女優賞を受賞しています。それで、マリアンヌ・ジャン=バプティストが受賞しなかったことが大批判だったと聞きます。私もそれはすごく感じました。ブレンダ・ブレシンも、もちろん素晴らしかったのですが、マリアンヌ・ジャン=バプティストの演技も最高でした。
アカデミー賞もノミネートされていましたが、受賞されませんでした。
この頃は、まだカンヌ国際映画祭よりもアカデミー賞の方が、日本は馴染みがあったし、現に確か日本では単館映画上映でした。
二人が初めて会うシーンの長時間撮り、本当に演じてるというより、ある日常を見ているような、そう感じました。

この話は、かつて養子に出した娘が訪ねてきたことをきっかけに、家族をめぐる秘密と嘘が明かされていく様子を、徹底したリハーサルと即興演出でリアルに描き出す。私生児の娘ロクサンヌと2人で暮らす中年女性シンシア。彼女の弟で写真家のモーリスは2人のことが気掛かりで、妻と話し合ってロクサンヌの誕生日に2人を自宅へ招くことに。そんな折、シンシアのもとに、彼女の娘だという女性ホーテンスから電話が掛かってくる。確かにシンシアには、若い頃に出産し顔も見ずに養子に出した子どもがいた。戸惑いながらも、ホーテンスと会う約束をするシンシアだったが……。

があらすじになります。
家族が色々な秘密を持ち続けながら、色々なことに葛藤しつつ、生きているのですが、最終的にはそれを含めて幸せになっていくストーリーでした。

家族内でも秘密があったり、話せなく心にしまっていたり、、そんなことがあるという人、ちらほらいるのではないかなと思います。

透視ヒーリングセッションで、お子さんが嘘をつくと話てくれた方がいらっしゃいました。
嘘を家族が気がついたとのこと。
それと反対に、嘘をつかれていることに気がついていないのですが、セッションでご家族が嘘をついている姿を見えたこともありました。

「嘘をつく」
と聞くと、良くないイメージがありますよね。
ですが、このセッションで感じた嘘は、考えさせられる嘘でした。
自分の進路で深く悩んでいる姿を、親には迷惑をかけたくない為に、平然としている姿を装っている嘘。
家族へ自分の本当の気持ちを知ってもらいたいが為に、あえて嘘をつく姿でした。

子供は一人では生きていけません。親や親戚、学校、地域などなどが支えあって成長していくものだと思います。
一方で、主張があったり、悩みがあったり、小さいお子さんも、ある程度の大きいお子さんも、その中から自立しようとしますよね。その過程に「嘘をつく」という行動が時にあるものだと思います。

これから夏休みが始まりますよね。
子供たちと一緒に過ごす時間が増えると思います。
小さなお子さんがいるご家庭は、時間のやりくりなど大変かと思いますが、お子さんの成長を感じることが出来る大切な時間でもありますよね。
それと、お子さんが何かに悩んでいたり、〇〇をしてみたい!など希望のある姿を発見しやすい時間でもあるかと感じます。

時には嘘をついたり、内に秘めてしまってなかなかお子さんの本心が見えないこともあるかと思います。
そんな時も含めて、寄り添う時間を、夏休みに持てるといいですね。

素敵な夏休みになりますように。願いを込めて。

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