今更エヴァンゲリオンを履修した。
タイトルの通り、今更新世紀エヴァンゲリオンという物語を履修しました。
今更と言っていますが、実は二年程前に一度アニメ版を見ているんです、私。その時はこの人たち、何がしたいのか分からないし話も置いてけぼりにされるしグロいし…合わなかったかな、と思ってそのままにしていました。
ではなぜ今更もう一度見ようと思ったのか。これがまぁ不純な動機で。
私は「崩壊3rd」というストーリーがべらぼうに良い3Dアクションゲームをプレイしているんですが、周りにストーリーを語り合える友がおらず、布教活動に勤しんでいました。
そこでプレイをしてくれたエヴァオタクの友人が、ストーリームービーを見るたびに「エヴァじゃん!」と言っているのを聞いて、興味が湧いたのが最初です。
元々崩壊3rdを制作している運営会社がエヴァオタクで、随所にオマージュがあるというのは知っていたものの、エヴァネタを理解しているだけでここまで盛り上がれるのか…と、ちょっと友人が羨ましくなったんですね。
だが話は理解できないし…ということで、その友人を横に添えて逐一質問する形式で履修を始めることにしました。
エヴァンゲリオン新劇場版:序が公開されてからの16年、アニメ版を含めればさらに長い歴史を、一週間と少しで駆け抜けたオタクの沼に浸かる様子を見てきただければと思います。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
ここテレビで見たところだ!と思ったところが序盤は多く、うんうんエヴァってこんな感じだった…と思いながら進みました。
ミサトさんの「ごめん、お待たせ」のカラっとした感じが好きです。
全体的にミサトさんの夏の晴れたハワイの空で乾かした洗濯物のような雰囲気と時折見せる大人のような声が、、、、、好きだーーーーー!!!!!!
ここで知恵の実やら生命の実やら良く分からない単語が出てきたので、一度停止して友人解説パートが入ります。
アダムが生命の実を食べてリリスが知恵の実を食べたと…。じゃあアダムとリリスはどこから来たのか?それは太古の昔地球に白き月と黒き月が落ちて…。と聞けば聞くほど分からない単語が増えたので、今後わかるんだな!となりました。とりあえず生命の実を持つアダムが使徒を作って、知恵の実を食べたリリスが人間を作ったんだよ、という理解のもと見進めることに。
ここでなぜか、リリスってめっちゃ美少女なんじゃないか!という勝手な妄想がありました。後半、見事に砕かれます。名前からして美少女感を存分に漂わせていたのに…………と未だにちょっと悔しい。
エヴァに乗れ、でなければ帰れ。
お父さん、あまりにも言葉が足りなすぎる。いきなり呼び出されたらロボットに乗って怪物と戦ってください、と言われても…自分に自信のないシンジ君ができるわけないと思うのも無理ない訳で。
ミサトさんの「ダメよ逃げちゃ。お父さんから、何よりも自分から」のセリフがさ~~~~本質をついているけれど、思春期真っ最中の人間に言うのが本当に良い。
シンジ君はそんなこと分かっているけれど、家族にとって要らない人間なんだとまで思う自己肯定感の低さや、自信のなさが出来ない事実を裏付けている、って認識の狭間で押しつぶされそうになる気持ちが良く分かって、本当に美味しい出汁が出ているシーンだと思います。
なのにボロボロの綾波を見て覚悟ガンギマリ人間になるのが、最高だぜ~~~~!!!!!!
ここからロボットアニメらしいシーン、第四使徒との闘いが始まるわけですが、歩けるか分からない状況で歩かせてハイ戦ってね、は本当に無理があるでしょう。ぼっこぼこにされんのも無理ねえわ。リツコさんが歩いた!って言った時ちょっと笑っちゃったもんな。そんなにぶっつけなの!?って。
そこからの暴走で始まる、ロボットとは思えない滑らかな走りや着地。私は友人の補足があるまでエヴァの事を鋼鉄で作られた機械だと思っていたので、その認識のまま人間らしいエヴァの動きを見ると、すごく違和感があったんですよね。怪獣大戦争みたいにダイナミックに街を潰していきながらも、頭を貫かれて血が噴き出るのは衝撃でした。
このあとの電車のシーンも本っ当に好きです。エヴァの中でも電車って、めちゃめちゃ重要なときが多いな……と思っています。電車のなかという表現方法がうまいと思うんですが、序盤は話すこと多すぎるのでちょっと後に回します。
知らない天井だ………のじりじりと響く蝉の音や、赤い世界とは対比的に、白っぽく眩しい雰囲気があって好きです。これぞエヴァって感じの、白くて、漂白剤の匂いを感じそうになるほど綺麗で、それでいて心にじっとりと張り付いたように恐ろしいところが。本当に夏が似合うね!
そこからキールさん含めゼーレ初登場!お前らはどういった立ち位置の組織なんだ!?と一時停止して友人質問タイム。なるほど、ゼーレは世界を裏から支配している闇の組織的あれなんですね!それでいてネルフの上司みたいな組織と……はぁ……。なるほどわからん!
エヴァってなるほどわからん!のまま見ていく話だと思っているところがあるので、序は五分に一度くらい質問していました。後々わかることがいっぱいあるんやな……と中盤から悟りを開き静かになっていきます。
その後、ミサトさんちに行くことになったシンジ君がコンビニでおばさまのネルフに対する苦言に顔を歪めるシーンが結構好きで…。いや全部好きなんですが。
シンジ君からしたら良く分からないまま戦わされて、怖い思いをして、それなのに…と思ったり、高台から見る第三新東京市を寂しい街、と言ったり。そこからビルが生えて、ミサトさんの「私達の街よ。そして、あなたが守った街」というのがいい味を出してると思いました。
序のシンジ君って本当に、自分のことでいっぱいいっぱいで余裕がない上、自身をめちゃめちゃ過小評価しているところがあるので、自分が出来たことすら自分で認めてあげられないと思っていて。
それに対して、あなたが守った街、とほめてあげるミサトさんの存在ってどれだけ良いものかと感動してしまいます。それに加え、これからこの街で暮らしていく彼に、ようこそこの街へ、と歓迎しているようにも見えるのが違う味わいを出していていいですね。
他にも、視聴者的視点でも舞台背景が良く分からなかったところを補完してくれるようにもなってて良かったと思います。ビルが生えてくるのめちゃめちゃテンション上がったし、「これが使徒専用迎撃要塞都市、第三新東京市」と言われたあと、これが…第三新東京市…!とときめいてしまった。
知らない天井リターンズが続くミサトさんちのシーン、だいたいアニメ版で見たものと特段変わったりはしないんですが、風呂は命の洗濯よ!ってシンジ君に言ったミサトさんも、お風呂で悩んで全然心の洗濯できてないの、いいな~って思います。エヴァの大人陣の深堀りは…Qとか新とかの方がうまみが出るんでそっちにまとめてやりますけど…序で書くこと多くない?
でもこの時点では、ミサトさんってシンジ君にとって唯一自分を肯定してくれる人間なのがいいですよね…
こいつ、いきなり殴りだした!ハイ、ケンケンとトウジの登場です。初登場すげーヤな奴だな!
とコミカルに描いていても、そのあとの鬱屈訓練モードを見るとやっぱりミサトさんの言葉一つで前向きになれる程思春期は簡単じゃねえんだ!ここから第五使徒襲来で一気に距離が縮まるのもいいですね~これが男の子同士の友情ってものなのかしら?と私の中のエリシアさんも言っています。
ここのシンジ君、焦る気持ちでなにも出来なくなって逃げだしてしまうのに、クラスメートの事を考えて攻撃を受け止める優しさ、本当にいいと思います。ケンケンとトウジがパイロットの苦痛を見て、という流れがあるのもにっこりしちゃいますね。
というかシンジ君、焦りも十分あると思うが覚悟ガンギマリでナイフ特攻するの怖すぎる。それでどうして勝てるんでしょうね…
そのあと、乗ればいいんでしょ?と典型的反抗期なシンジ君を怒るミサトさん、こういう雰囲気が大好きなんですよね~!!!!!!!!!
誰かに怒ってもらえる、というのは大事な事であると思っているので、今まで見捨てられてきた(と感じている)シンジ君のことを思って怒ってくれるミサトさんという存在は、本当にいい大人だ…!と思っています。生活面は…あれですけど…。同時に、怒ってくれる人の貴重さを理解できなず、家出する青さのあるシンジ君が存分に見えて序はいいですね。
学校でトウジを殴り返しフラットな関係として進みそうな中、碇君~!と黄色い声援を浴びているのは笑いました。アイドルかよ。
零号機の暴走事故でレイに駆け寄ったゲンドウの眼鏡が歪んだシーンもいいですね…。レンズが歪んで割れる程の熱さの中助けに行くんだから…
シンジからしたら、自分の父親なのにレイとは親しそうに話して、自分とは関わってくれない。レイからしたら、実の息子という立場なのにゲンドウを信じずうじうじとしているシンジを嫌に思っている。というのが…大変味わい深いです。
第六使徒おまえビームしか撃たねぇな!?と思っていたら掘削作業に従事し始めてワロタ。
vs第六使徒はミサトさんのきびきびとした剛腕ぶりが見えていい戦いだと思っています。
と思っていたら大好き電車シーンが来ました。自分との対話。エヴァは怖い。痛い思いもしたくない。乗ったとしても誰もほめてくれないし、失敗したら嫌われて。でもエヴァに乗らない自分は必要ないから、ここにいるためには乗らないといけない。と思っているのが好きです。
エヴァに乗ることが存在意義になっているからこそ逃げられないのがシンジ君の葛藤をよりごちゃまぜにしていていいな……いいな……!!!
ここでリリスと初対面です。全っ然可愛くねぇぇぇぇぇ!!!!!!
すみません、多分見慣れるとかわいく見えてくるんでしょうが、ふわふわっとした白髪ロングの病弱美少女♡みたいなのをお出ししてくれると思ったらなんか……おそらく男の体をして良く分からない仮面をつけてる謎の白い…何かだったんですよ!?なんか磔にされてるし…。
その後、レイの「貴方は死なないわ、私が守るもの」にテンションぶちあがりました。ゲンドウ周りのことで思うことはあれど、守ると言い切り凛とした表情を見せるレイさん……レイの姉貴!!!
レイとシンジってエヴァに乗る理由が結構似てるよな…と思い、レイもシンジも、エヴァに乗ることでできる人との絆、繋がりを欲しているんだよな~と考えています。レイはそこが一切ぶれない(本当に彼女はほかに何も持っていないから)からこそ何度だってエヴァに乗れるのかな…とも思う。その違いがこの作戦前の会話でより分かりやすく見えたのが良かった。
そしてヤシマ作戦決行。一斉に飛ばされたミサイルが、第六使徒の滑らかなビームで順番に爆発していくの、崩壊3rdで見たことがあり元ネタを知れて盛り上がってました。爆発の仕方かっこよすぎる。というか第六使徒めちゃめちゃ臨機応変やな。なんでもありじゃん。
自分からエヴァに乗って、人類を守るという大役を任されて、それで狙撃外してしまうの、あまりにもやるせなさ過ぎる。すぐ切り替えて戻ってくださいね、なんてできるわけないよ!ゲンドウ、あまりにも冷徹が過ぎる。それでも、頑張れよと言ってくれたきっと初めての友達のために動くの、少年ジャンプじゃん。
この後のミサトさんの日本中のエネルギー、私たちの願い、生き残ったすべての生物の命、あなたに預けるわ。のところが好きです。序で一番好きかもしれないです。えっせほいせと二発目を撃つためにケーブルを運ぶ人だとかが映ってるところが特に。
結局この世界を動かすのは、シナリオに名前を書かれた選ばれし子供達だと思っていて。なんの意味もない一般人の命なんてどうでもいいのかもしれない、それでもこの世界を守るために一人一人が命を賭して戦っている。その結晶を代表して背負うのが、エヴァパイロットであるレイとシンジなのかな、と思いました。レイがそう思っているかは別として、エヴァを通して誰かと繋がるという部分はこういう、エヴァに乗ることで名前も知らないような人々から託された想いを繋げていくというところになっていたら、嬉しいです。
この後、お父さんと同じようにあつあつのエントリープラグからレイを救出するシーン、セルフオマージュキレキレで最高だった。当チャンネルはレイシンを推しています。の旗がでかでかとはためいている。
そして謎の美少年カヲル君参戦!!!!良く分からない場所で良く分からない事言ってるCV石田彰。流石に分からない事が多かったので友人に質問しましたが、聞けば聞くほど分からない事が増えたので諦めました。
EDのbeautiful world、エヴァの曲の中でもトップクラスで好きです。トップタイ。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
寝て起きたらデータが一瞬で消し飛んでいました。悲しすぎ!
ということで破です。アスカがめっちゃ可愛いよ!とだけ聞いて見始めたら、歌いながら戦う戦闘狂みたいな眼鏡っ子が出てきた。誰?使徒倒したらいきなり場面も代わってしまい、今のは一体なんだった………。
いきなり黒い点々の広がる砂丘になって、意味わからないよ……エ!?これ全部墓標なんですか!?恐ろしすぎる。で、でも親子で墓参りしてるのは……序に比べて成長を感じられるよ、うん。うん。でも写真まで全部捨てちゃったのはさ…。ユイに会うために行動してるから思い出なんかいらん!ってこと?別ベクトルの思い切りが良すぎる。
車内でのミサトさんとの会話、まだシンジ君が他人からの称賛を受け取れない未熟さが出ててイイ~!!!!!ここら辺のシンジ君って、誰かに認められたい、愛されたいと思っていながらも一番求めてるのは父からの称賛だと思っています。この世でたった一人の肉親、本来甘えられるべき親から褒められて初めて、周りに目を向けられるのかな~。
第七使徒、第一印象が歩き方エルサかよ。でした。とか思ってたら親方、空から二号機が!ここら辺の空をふわりと舞う二号機はエヴァ特有の戦闘シーンが良く出ていると思います。やっぱエヴァって、機械ではないんだ!みたいなところが。BGMも最高ですね~!アスカの明るく晴れやか自信に満ち満ちた雰囲気が良く分かります。飛び蹴りは特撮っぽくてテンション上がりました。
ここで式波・アスカ・ラングレー参戦!
エヴァから飛び降りてくるところ、年相応でかわいい!何気にここで一番嬉しかったのは、シンジケンケントウジのサンコイチが当たり前のように一緒にいることですね…。男子中学生の青春キラキラパートが挟まってるだけで笑顔になります。
とか思っていたら悪い男、加時リョウジ参戦!プレイボーイか…。どうやらスイカを育てるらしいですが、全然実感わかない。むしろスイカで人一人えいっとやってそうなタイプじゃないですか!
ここら辺からは質問も少なく、初見オタクの反応垂れ流しになってきていました。エヴァという物語の特性を理解しつつあるというか…。どうせ後々わかるんだろうな~という気持ちになっています。
ネブカドネザルの鍵!?ネブカドネザルって何!?即堕ち二コマもびっくりの速さで質問が飛びました。というかまず声に出して読みたい日本語すぎる。何かの詠唱みたいじゃないですか?(厨二病オタク)
ここから始まる、日常ほのぼのパート。最高に楽しい。こういうエヴァみたいな殺伐としてるアニメは日常パートが挟まるだけでわくわくしてしまいますね。自分はこういう、何気ない、でも続いていく美しい日常、みたいなのが大好きなので。社会科見学、楽しみ!と思ってたらいきなり月に飛んだ。
ここで謎の美少年カヲル君参戦!(二回目)なんで君半裸でお父さんとか言ってるの?
カヲル君は完結しても分からないことが多いと言われてるらしいんですが、どうやらカップリングが熱い、との事で楽しみに見ることにします。
キラキラとした社会科見学、サイコ~!!!!!年相応にはしゃいでいる姿を見るとなんだか安心しますね…。シンジ君のお料理スキル発揮パートもあったかいわ…。ここ、お肉食べない綾波に対してアスカが、「生き物は生き物食べて生きてんのよ。せっかくの命は全部もれなく食べつくしなさいよ!」と言っているの、新エヴァ見た後だと来るものがありますね……。
ここで語られる、葛城ミサトの過去。しんど…。
序で頻繁に出てきたあの十字架が、たった一つお父さんが生きていた証になるのが辛いですね…。目の前で死んでいく様を見せられるのも地獄すぎる。どこにも救いがない。
辛いのは、君だけじゃないのセリフ。シンジ君は今まで周りに目を向けられるほど余裕がなかったけれど、こういった社会科見学や普段の何気ない日常で居場所を作って、他者と交流していくことで加時さんの言葉を受け止められるのかな…。と思いました。成長じゃん。
第八使徒の対処方法、脳筋過ぎる。ミサト姐さん!って感じですね。手で受け止めるって。とんでもなく確率の低いものを、成功させてしまうのがいいですね。奇跡を起こすのよ、ヒトの意志で。がかっこよすぎる。エヴァってヒトが神を超えていくという話の構成自体がエモいですよね……。
この戦闘はアスカの意識を一つ大きく変えるきっかけになっているのが、いいなぁと思います。確かにアスカは優秀だけれど、一人でできないことはどうしようもなくあるのが、エヴァのみならずいろんなところで通用する話だと思うので。
作戦開始後のダイナミックな走りもいいなと感じました。最初は違和感を感じていたエヴァの戦闘シーンも、慣れると本当に楽しく見れて嬉しいです。
シンジ君とミサトさんの掛け合いも特徴的ですよね。ミサトさん!と伝えるだけで、シンジ君がどうしたいのか瞬時に汲んでくれるところはまさしく阿吽の呼吸だと感じました。
個人的にここで一番好きなのは都市ギミックです。なんというか、第三新東京市の事舐めてた…。せいぜいビルが収納できます!くらいのものだと思っていたのに、こんな使い方があるんだ!と思わせてくれて最高~~~!!!
涙を浮かべながらも必死に一人で受け止めるシンジ君、成長したね……。
おい使徒お前も脳筋タイプか。なんだよコアぶん回しますって。それを掴むレイも相当だわ。
この夜の会話、エヴァに乗る理由を通じて自分の存在意義、みたいなところに繋がってるのが本当に好きです。序でもあったし、こういったパートは毎回挟むんでしょうか。シンジ君の考え方の成長をわかりやすく見れるシーンだと思うので毎回ほしいです。
アスカは「エヴァに乗って戦う自分」でありたいから戦う。っていう、前向きな、なりたい自分になる!という考え方なところに彼女の魅力があると思っていて。大尉として、エヴァのパイロットとしてたくさんの努力と研鑽が裏付ける自信に、彼女の強さを感じますしこうなりたい!っていう自分像がきっちり定まっているからこそなのかな、とも思います。
逆にシンジは、「エヴァに乗らない自分」は価値がないから乗る。っていう消極的な理由だったけれど、お父さんに褒められるのを通じてアスカみたいな前向きな理由になりかけているのが、なんだかいいなと思いました。
追記:読み返してみたらあまりにアスカに対する解像度が低すぎたので今私が感じていることを書き留めておこうと思いました。
確かにアスカは「エヴァに乗って戦う自分」でありたいから戦っていますが、そう思った理由として「エヴァに乗って戦う自分」で居続けないと世界のどこにも彼女の居場所がなくなってしまうからなんじゃ、ないですかね…
自分の居場所を自分で作ってきた彼女は、強いのではなく強くならざるを得なかったのが…つらいよ…まだ14歳ですよ…?
中学生のわちゃわちゃ日常回、最高だ………。(感涙)登場人物それぞれになんていうんでしょう…繋がりが芽生えていくのが素敵すぎる。ありがとう……。
とか思ってたら、レイとゲンドウの食事シーン暗すぎる。温度差で風邪ひきそう。というかレイに関しては錠剤とinゼリーで食事とも呼べないじゃん。
でもそこにも芽生える、確かな温かさがいいですね。皆で食事会か…!
ここで真希波・マリ・イラストリアス参戦!やっと序盤のこと詳しく分かるのかな…とか思ってたらすぐ帰ってったわあいつ。
ここで加時さんのスイカ成分が回収されて、なんだかびっくりしました。畑仕事とかするタイプなんだ!スイカで人えいって殴ってそうとか思ってすいませんでした。レイの包丁で若干不穏空気が流れるとは思ったけど、まだまだ日常回が続きそうで安心しました。こんなにエヴァがほのぼのしててイイの!?なんてにっこりしていたら全然普通に不穏空気が流れ始めた。うちは大丈夫だよな…?まだほのぼのやるよな…?良かった!まだサンコイチの青春パートが続く!
ここ、色々調べていて知ったんですが旧劇や漫画版(?)では三号機パイロットがトウジだったらしいですね。それが新劇で変わったからこその「ハズレかいな…」なの、あまりにもえげつない。
この後、レイとアスカのエレベーターシーンがなかなかしんどいな…。と感じてしまいます。確かにアスカにはエヴァに乗らない幸せがあるけれど、アスカもエヴァに乗ることで幸せに感じられるのが……。辛いですね。
唐突なポカ波可愛い!!!!!!!!!!!!!!すべてがなんでも良くなりました。おれもみんなにポカポカしてほしいよ!!!!!!(涙)
結局、三号機のパイロットはアスカになったわけですがここで自分を振り返るシーン、破で一番好きです。三号機を赤く塗って欲しいというアスカもかわいい。
自分ひとりで生きてきて、強さを証明し、自分像を確立させるためエヴァに乗って戦って。彼女の人生はずっと一人で歩いてきたんだな…と感じさせられるシーンでした。それでよかったと口ではいいつつもどこか寂しかった彼女が、この街で人と交流していくことによって、他人といるのもいいかもと周りの世界の美しさに目を向けられているのが、あまりにも綺麗です。
そうやって周りの美しさに触れながら、これからもたくさん笑っていて欲しいです。アスカ、可愛いね…!!!!!
ど う” じ で ! ! ! !
地獄だ…………………ここ、何気になんか魔法少女の変身SEみたいなのなっているのも辞めて欲しい。しんどい。主モニターに映像が映って、パターン判明したときの、絶望感が酷くて。無理だよ、倒せないよ。誰だって無理だよこれは。アスカ………????とずっと呟いていました。もうこのシーンは動揺、不安、悲しみ、色々と入り混じりすぎて感想なんて書けません。
ダミーシステムの凄惨さも辛さに輪をかけているというか。的確に首を折り、その形がなくなるまで叩きのめし、食いつぶす。
そして流れる、今日の日はさようなら。どうしてこの曲をこう解釈するんですか…?制作陣は修羅か何かかもしれない。また会う日を、初号機自らが潰していくのが、本当につらくてつらくて、あの瞬間無意識にヒッと悲鳴があがりました。倒したのは使徒だと、証明するように虹がかかっているのを、どういう感情で見ればいいんでしょう。アスカは…?アスカはどうなったんですか…?
シンジ君エヴァで癇癪起こすのやめようか!!!!!!!
父さんも大切な人を失えばいいんだ!と言い放ったシーン、失った後の世界なんだよな……と思うとどうしようもないやるせなさでいっぱいになります。
このあとの電車のシーンも辛すぎます。あんなに親子喧嘩を出しておきながら、耳をふさぐと心も塞がるという新エヴァで明かされる共通点を仕込んでおくのやめませんか。お父さんの事、分かろうとしたっていかにもしてない声色だったのがちょっとクスっと来てしまった。反抗期か…そうだよね、お父さんが憎いんだよね………このあとの対面シーンで大人になれってゲンドウがいうのもあれだけどな…おまえも大きな子供だろ…。
ミサトさんの過去を知っている上で、彼女の手を振り払いもう誰とも笑えない、と伝えるシーンもどうして…どうしてこうなっちゃったんだよ!!という気持ちになりました。細かい所ですがリツコさんの煙草の吸殻が、序盤と比べて明らかに増えてるのが良いですね。ストレス描写の仕方がうますぎる。
だ、第十使徒さん強くない!?!?!?!?べらぼうに強い。あのクリスタルみたいな使徒がもたもた掘削作業してた特殊装甲を一瞬で破壊するの、暴力の権化じゃん。
真希波・マリ・イラストリアス参戦リターンズ!やっと話に絡んできた感があります。裏コード、ザ・ビースト。かっこよすぎか?厨二病心がすごいくすぐられました。マリの姐さん……あんたが最強だよ…。
ATフィールドガラスみたいに割れていくじゃないですか!最強!となっていてもなお勝てない第十使徒……。
終わりなのか…もう…と思ったところに、レ、レイ!?!自らの意志でミサイル持って…碇君がもう、エヴァに乗らなくていいようにする……。成長、成長したね、レイ…!!!!!!!自分の意志で動いているレイへ感動しました。これでも勝てない第十使徒、何なんですか?バグだろ。
ここで第十使徒がエヴァと融合するの、しんどすぎる。レイは…?レイはどうなったんですか…?アスカと同じ運命をどうしてたどらせるんですか…?前半のほのぼの日常シーンは…?あの青春は…?
少し泣く!!!!!!!!!!!!
視聴者のHPはもうとっくに0の中、ここでシンジ君がエヴァに乗せてください!僕は、エヴァンゲリオン初号機パイロット碇シンジです!とゲンドウに向かって叫ぶの、一番最初を彷彿とさせて良く言った!!!!!!!となる。激熱だよ。おまえこそが主人公だ。シンジ君、なよなよ系の主人公なのかと思ったらクソ頑固な覚悟ガンギマリ少年だった。あやなみを…返せ!のシーンからもうわたしの中のオーディエンスは爆上がりです。絶望感よりシンジ君覚醒によるテンション爆上がりの方が大きいですね。破、後半に全部盛り込みすぎ!音楽も本当に良いですね……ゆっくりとしたテンポでありながら、ずっしりとした重みがあって…。音楽に特別詳しい訳ではないので分からないんですが、ここの重みがオーケストラなんかの系統ではなく歪ませたギターなの、テンションの上がり方に合っていてとても好きです。ATフィールド強くない?
ここ、個人的にとても好きで。オレンジで形どられた手が形状を変えて、第十使徒を撃つシーンです。実はここが崩壊3rdでオマージュされていて。打ち方やそのあと残った形なんかがとっても似ているんですよね。私はテンションが上がりすぎてもうシンジ君!いけ!やれ!という気持ちに。
シンジ君がヒトに戻れなくなったとしても、綾波だけは助ける!というところで、もう…主人公パワーが輝きすぎてる。
ミサトさんのセリフも最初こそ沸き立ったものの、今見返すとしんどいなコレ!誰かのためじゃない、あなた自身の願いのために。アスカとシンジのエヴァに乗る理由の違いを先述しましたが、シンジ君ってやっぱり後ろ暗いというか、そうしないと価値がないっていうマイナスを0に戻すような考え方なんですよね。それが今、綾波を助けるというシンプルでありながら直球のプラスな願いに代わっていて。だからこそあなた自身の願いのためにっていうのがより際立っていると思いました。
綾波は綾波しかいない、と言い切るの、本当に最高すぎる。っぱレイシンか………!!!!!!
もうここら辺は良く分からない黒い扉なんかより、あやなみ!と一緒に叫んでいました。もう綾波が捨てたはずのレコーダーをもってシンジと二人で一緒になっていたので、万事OKです。(世界は全然OKじゃなさそう)
え、サードインパクト!?これサードインパクトなんですか!?!?!?!
という終わり方でした。EDのbeautiful worldアレンジ、大変好きです。このアレンジが一番好きまである。
BGMを聞きながら、落ち着きながら友人解説パートに入ります。最後のはガフの扉という開いたらヤバイ扉らしいですね。もう…もう…レイとシンジが幸せならいいよ…世界なんて…(よくない)ここにも崩壊3rdに登場するムービーの元ネタが合ったみたいなんですが、そこにも全然気づかず指摘されてはじめてあっ!となりました。それくらい夢中だった。
月をバックにミステリアス美少年カヲル君参戦リターンズ!声が良いですね。CV石田彰さんなの裏切りそ~という感想しか出て来ませんが。
ここでなんだかむすっとしているのは、シンジ君が良く知らない女の子(レイ)の事を必死に助けたからだと。重………。今んとこ君たち接点何一つないよね?
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
もうここからはエヴァという物語にどっぷりつかっています。この良く分からない最初の戦闘も慣れてきましたよ。破でもなんかマリさんが戦ってたしね、うんうん。画面もよくわかりませんが一生懸命戦ってるんでしょう。
うんう…ここはどこ!?真っ赤な世界が広がってる…世界ここまで赤くはなかったと思うんですけど!とか思っていたら、赤いプラグスーツ…?02ってあるし…。アスカ!?アスカなのか!?アスカ…!!!!!!!!もう感動してる。早いね!アスカが生きているというだけで、もう嬉しいものです。
ここでふと思い、友人に「破公開からQ公開までどのくらい期間空いてるの?」と聞いてみました。「四年」…。四年!?そんなにも長い間追っていたオタクにアスカの安否が開かされていなかったのか…?と怖くなりました。
内容に話を戻します。マリがアスカの事お姫様呼びしてるの、良すぎない???これ、完全に理解しました。マリアスです。
アスカが傷ついてるの、もう見たくないよ……………。トラウマがゴリゴリに刺激される戦闘です。何が起こってるかはよく分からないがアスカを傷つけるのはやめてくれ…!!!!
と思ってたらシンジ君、なんか拘束されてる…?ネルフとも違うし…。
ミサトさん!?ふ、雰囲気変わりましたね………。悪人っぽい…葛城艦長って?なんか、、みんな冷たいし…。完全に置いてけぼりすぎる。
でも日向さん、青葉さんだったり伊吹さんとか見知った顔もいますね!とか考えてたら、やっぱりみんな怖い感じになってる!!というか民間人いる寄せ集め集団って何!?確かになんかゆるいし、もっとこう…危機感ある伝達しないんですか?ゆるい!ゆるすぎる!と悲鳴を上げていました。
わ、わからねぇ……と思っていると、シンジ君がエヴァに乗らなくていいんですか!って必死に言ってる。
そうだよ、シンジ君はエヴァ乗らなくていいの?未完成とか言ってたし…。そこでミサトさんから冷たく放たれた「碇シンジ君。貴方はもう、何もしないで」。怖すぎて泣きそう…なんで誰もシンジ君に優しくしてあげないんですか!誰か状況説明してくれよ!
戦闘開始し始めたらなんかどかどか爆発してる…。と思ったらで、でかい戦艦が動き出した、これが……ヴンダー!!!!でかい!すごい!しか感想が出て来ませんが、ミサトさんの脳筋戦術は残っているんだな、と笑ってしまった。コアブロック引きずり出してぶん回すの、ちょっと面白すぎる。なんかロボットアニメっていうか…戦艦が活躍してませんか…?
リツコさんが説明してくれるのか!なるほど、初号機はヴンダーの内部にあるのか…同時進行でサクラさんのことや時系列も説明してくれてる。助かる~なんてのんきに見ていたら、アスカ登場!猫耳帽可愛すぎる。売ってないんですかあれ?
あれいま説明パートだったよな、エヴァの呪縛って何?確かに綾波もどこにいるんだろう。綾波レイは存在しない!?どうして…あの時助けたはず、ですよね!?レコーダーもあるし…。
なんとか食らいついていってる中、唐突にレイの声が!レイ!生きてるのか!?というかなんで零号機がこの…ヴンダーを壊してるんですか?そもそもゲンドウとか冬月さんはどこへ?敵を見つめる目でこちらを見るミサトさんが怖いよ…。ネルフのエヴァは全て殲滅?ここもネルフじゃないんですか!なんて考えていたら、シンジ君が全部言ってくれた。私達はヴィレ?ネルフ壊滅を目的?どういうことだってばよ。今見るとサクラのエヴァにだけは乗らんでくださいよ、聞こえ方が変わってくるな…。ま、マリさん狙撃がお上手すぎる!一応横からマリさん狙撃上手いよ~と聞いてはいましたが想像以上だった。
その後の、爆破ボタンを押せないミサトさんも良いですね…。やっぱり、彼女にとってシンジ君との再会はこみあげてくるものがあるわけで。それでも、押さなければならない、頭ではわかっていても押せないジレンマが感じられてさ…。べったりとした青の空に、ミサトさんの服の赤と、たなびく髪が目立っている画も素敵すぎる。エヴァのこういう雰囲気を吸うために見てるまであります。
馬鹿じゃなく…ガキね、のアスカの眼帯、ちょっと光っててエ!?となってしまった。その下に何を秘めているんだい…。
綾波!?綾波、生きてたんだね!なんかプラグスーツ黒くなって、イメチェンも似合っててイイと思う!綾波がなんか案内してくれてるけどマジで荒廃した赤い世界すぎる。
カヲル君!やっと初めましてだけど、それ以前に父さんの顔なんか…変わったね…。ネルフもそうだし、14年マジで立ってるんだな…。
綾波の部屋。部屋とも呼べないけど、あのマンションの表札だけは残ってるのが好きです。綾波マジで喋んねぇな!シンジ君の声かけなんも答えてくれない…。アヤナミレイなら、そうするの?が怖い。お前は誰…?綾波じゃないの…?黒波と呼ばれている、らしいと聞いているので、一応黒波ちゃんと認識して進めていくことにしました。
ここから暫くカヲル君とのピアノシーン。新しい趣味始めなよ?っていうのはあってると思うけど、いかんせん距離がちょっと近くないかカヲル君。初見時はシンジ君才能の塊だ…。と思ったけど、どうやらチェロをやってたということで音楽経験者なら…いやでも、弦楽器と鍵盤楽器は勝手が違うので本当に上手だなと思います。渚君、ここで初めて苗字が出た気がします。トウジやケンケンの安否も分からないので、いまこの状態は一種すさんだ世界の中にある小さい青春なのかもしれません。
天体観測までしてる!なんか……しっとりしてない!?僕は君と会うために生まれてきたんだね、って何ですか?本当に何?
ここでトウジのシャツが出てくるの本当に辞めて欲しい。死んだんですか!?みんな死んじゃったんですか!?今のところカヲル君が唯一の理解者、みたいになってるのが…カヲル君ってなんか…優しいけどふわふわした話し方しかしないから…。こいつ顔が良いな…。エ?なんすかこれ?
サードインパクト、起こっちまったのか…。なるほど、完全にサードインパクトが起こったわけではなく、一部怒ってしまったから「ニア」サードインパクトなのか。これのトリガーになったのがシンジ君だからみんなあんなに冷たかったのね…。しんどすぎる。Q、全体的に変わった世界の説明パートみたいなところが多い気がします。
いきなり将棋崩し始まったんだけど?冬月さんのことも全然分からない。
ママの旧姓綾波!?冬月さんは教え子?アヤナミシリーズ?やっぱりQ、何もわからねぇ。こう…序と破は色々進みすぎて、もうちょい説明しながらお願いしますよ!とか思ってたけど、いきなり説明パート全開にされても困るよ!
色々と教えてくれて助かるけど、冬月先生ってあの…序盤のぐるぐる回るエヴァ'sもメイドイン冬月なんですよね…?技術力、やばくない?ゲンドウみたいなやべぇ目的があるのかも分からないし。
ここ、あまりにも救いがなさ過ぎる。視聴者と同じようにシンジ君は良く分からない情報をたくさん教えられて、今までの知り合いには拒絶されて、新たな対立が出来ているし、世界をひっくり返してまで救った綾波はどこにもいない。実写風な鉄パイプの錯綜する道とゆらゆらと歩くアニメ調のシンジが酷く画面から浮いていて、異質感をより際立てせているのかな…。しんどい。
え、何が始まるんですか!???!?!?!?!エヴァに乗りたくない!何回聞いたんでしょうか。こいつ頑固だからてこでも動かんつもりやぞ。
破の終わりではあんなにプラスな、純粋な願いをもっていたのに、どうしてこんなに…と思いましたが、振り返ってみるとしんどすぎてこうもなるわ!って感じですね。さらっとDSSチョーカーを付け替えてるカヲル君に若干引いてますが、なんか中盤のピアノシーンを通して、カヲル君のシンジ君に向ける矢印の湿度が高いことを知りましたのでスルー、していこうと思います。
世界の修復…やれるんか…!?二人で、リリンの希望となろう。なれるんでしょうか、希望に。やってくれないと…もうシンジ君立ち直れないぞ!もう視聴者の思いもここに賭けるしかないんでしょうが、さらっと出てきた「いつも君の事しか考えてないから」はちょっと重すぎて引いた。頬を染めるな!と思いましたが普通にここのカップリングは業が深そうでいいですね。プラグスーツの色も黒でかっこいい。14年後のトレンドは黒なんですか?
シンジ君、乗るときはしっかり覚悟決めてるのが良いですね。ちゃんと希望を掴もうという意志があるのが見えて…。もうリリスさんが可愛くないのは慣れました。ちょっとダメージは受けるけど…。
アスカ参戦!からのいきなり戦闘になるの、びっくりが過ぎる。黒波の武器が大鎌なのもいいですね。個人的に大鎌を振り回す子が性癖なので、テンションが上がります。
ここ、シンジは槍を抜いて全部やり直さないと!というやらねば、みたいな気持ちになって、周りのことを見ていないのに対し、アスカがシンジの事をバカではなくガキと呼ぶのが本当にいいなと感じました。アスカも14年、ずっとこの世界で戦って心が大人になっているという差が、良く分かるシーンだと思います。
エ!?どっちもロンギヌス!?意味が分からないよ…。このあとの黒波とマリの会話、初見時はレイのこと知ってるからオリジナルの事言ってるんだと思ってたんですが、どこかでマリはゲンドウやユイの同期、みたいな話を見た後だと、アヤナミシリーズのオリジナル=ユイと比べているという風にも取れるのが面白いです。
どっちもロンギヌスなら引くのはやばいのでは…?カヲル君も嫌な予感がするって言ってるし、やめましょうよ!ここら辺、本当に槍を抜いて世界を屋直すという考えに囚われているのが分かっていい……。本当に曇らせがうますぎる。第一使徒!!?!?!?!?!?!?Q、情報が多すぎてびっくりしてばっかだ。文章の内容が困惑困惑動揺しかない気がします。シンジ君の父上…とか言ってるカヲル君で平常心を取り戻すの、やめたいかも。
やっぱやばいのが始まっちゃった………。あぁまたガフの扉が開いちゃったしさぁ…。
BGMの話に飛びますが、こういう凄惨なシーンでクラシックを流すのってすごく「エヴァっぽい」と見る前から思っていて。クラシックの高潔で、美しくて、格式高く簡単に汚されないような雰囲気が赤く染まった街が破壊されていく様と合わさることでどうしようもない不気味さを生むことができるのかな、と感じています。
背中からヴンダーでぶん殴られるのちょっと笑っちゃった。ちらっと除くマリアスひょっこりさんもかわいいね…と見ていました、状況は全然可愛くないけど。
黒波のエヴァの脚から出ている青と黒、浸食タイプのあの使徒を思い出してしまいますね…。ここの決戦でアスカの眼帯の奥が光っているのもエモ・ポイントすぎる。
こんな時までシンジ君のせいじゃないよ、と声を掛けてくれるカヲル君、優しすぎる。しかしこいつワンカットワンカット顔がいいな…。カヲル君が何を言ってるのか、分からないよ!きっといろんな視聴者さんが思っていることなんでしょう。カヲル君、色々と説明があいまいすぎるよ。
カヲル君!!!!!!!!!!退場があまりにも早すぎる。これで本当に終わりですか?希望を見せるだけ見せて?やっぱり制作陣に人の心がないよ!ここまで徹底的に曇らせなくても…良くないですか…?
この後のマリさん、グズるな、姫を助けろ男だろ!と尻たたいてんのが良いですね。
希望を見せて、優しくしてくれたカヲル君は自分のせいで死に、あんなに止められた槍も引いてしまった。どこにも救いはなく、自分の殻にこもってしまうのも無理はないと思ってしまう。何度も何度も、自分のせいで失敗して、本当に全部自分が悪いと思ってふさぎ込んでいるの、序や破とは違うへこみ方をしてると思います。違うへこみ方、というか積み重なった失敗がこうなっているのかな…。
アスカがみんなを連れて、ヒト一人いない世界を歩いていくの、終末感がバチバチにあって好みです。エントリープラグから飛び降りるアスカに、破の登場時二号機から飛び降りたあのときを思い出してオタクの心はズタボロだよ。EDの桜流しも沁みますね…。愛、愛だよな…。本当に…。
シン・エヴァンゲリオン劇場版
これで最後って本当ですか!?としみじみ思います。異様に長い。ちゃんとこれまでのエヴァを復習してくれるの、いいですね。いっぱいエヴァの映像作品ってありますけど、こんなに動線が綺麗なんだ…!!!
いきなりパリに飛んだ!え…?ヴンダーの皆、なんか成長してる?報告がスムーズすぎる。もうマリさんが鼻歌大好きなのはスルーします。
戦闘シーンのカメラワークも成長していて、なんか色々とびっくりしています。新エヴァからギアが一段回上がってない?くるくるとした動きが、空中戦の躍動感を際立たせていて、ここだけで戦闘シーンの満足感がすごい。マリさんのしゃらくさい、もかっこよすぎる!なんてにこにこしてたらエッフェル塔折れたが?陽電子砲、なんでそんなにポンポン打てるんだよチートすぎだろ。そのエッフェル塔担いでぶん投げるのも、これぞエヴァみたいなダイナミックさを体現してますね。
荒廃した赤い終末世界を歩く三人、いいですね。プラグスーツなのが異質感際立たせていて最高です。ここのBGM、大河ドラマみたいな壮大な雰囲気が合って本当に好きです。音楽のいいアニメは神作だと相場が決まってる。
ケンケン、トウジ!!!!!!お前ら……生きてたのか……!!!!!
第三村、クレーディト、新しい所が色々と出てきてる…。黒波がいろんなものに触れている感じが早速出ていていいですね。
シンジが隅でうずくまっていても、トウジは食べたくなったらこっちこい、と寛容に流しているのが大人になったんだな…って否応なしに感じてしまう。みんな大人になってるのに寂しく思ってたらトウジと委員長結婚!で全て持ってかれた。坂を上るシーンも、カメラワークの味わいが出ていて好きです。アスカもここにいるの、ミサトさんちの同居を思い出してしまって悲しくなってくる…。
友達だけれど、どうしようもなく埋まらない差があるのが、オタク耐えられないよ…!!!!!
すみません、平和パートはやめてください!!!!!!!!!破で学びました、平和パートの後は悲惨に落として落として落としまくるってのが!エヴァの常とう手段でしょ?もう知ってるよ…。
プラグスーツで農作業をやらせようとした人、八億円くらい貰ってほしい。(オタク特有馬鹿デカ数字)こんなにも黒波ってかわいいんですか…?新エヴァ、なんというか黒波をとんでもなくかわいく描こう!みたいな気合を感じてテンションが上がります。いろんなおまじないを知っていく黒波が本当に愛しいです。
新エヴァで特に好きなシーンは、アスカがシンジにレーションを無理やり食べさせるところですね。破の序盤であった社会科見学でシンジ君のお料理スキル発揮シーンで、レイに指摘していた部分に似ているところがまず好きなんですが、もはや一言一言に重く、長い年月の中で蓄積されたアスカの想いがこもっていて見てるこっちの息まで詰まりそうです。
それだけなら普通に、良~で終わるんですが、一気に引き込まれたのは映像あってこそです。この目まぐるしく変わるカメラワークは、本当に新エヴァ特有の魅力だと感じました。このカメラワークがよりアスカの動きを際立たせていて、何度見てもその高い技術力に目が行ってしまいます。
何はともあれ、シンジ君が何か行動を起こしたのはいいのかな、と思います。変化は大事ですからね。家に来た黒波にレーションもっていって、というのも、アスカの面倒見の良さが垣間見えて素敵だな…と思っています。
レーションを自分から食べて、自分から生きようと向かっていて、嬉しいです。カヲル君が残してくれた自分の命を、どう使っていくのか。生きることとはなんなのか。といった具合に、自分達の生きる道というか、未来を見ているのが素敵に思いました。
序で僕に優しくしてよ!と言っていたシンジ君が、新でなんでみんな僕に優しくするんだよ!と変わるのが、いいですね。そこに返されたアンサーが
碇君が好きだから、という直球なものなのも、エヴァという物語の根幹という感じがして、いいです。
何度も何度も世界を壊して、自分は何もできないのに周りに助けられてここにいるのが、どうしようもなくしんどくなってしまう。それなのにみんなが優しくしてくれることに罪悪感をひしひしと感じているのが、やっと周りに目を向けられた証拠のようで、うるっと来てしまいます。
あぁ~!不穏の音ぉ~!!!!!!!!やめて欲しい。LCLに浸からないと生きていけない…ってコト!?(最悪なちいかわ)
縁の話が多いのも好きです。序、破も含めエヴァを通して誰かと繋がるレイ、エヴァを通して他人に認めてもらうシンジ、エヴァを通して自分の価値を認めさせていくアスカ。とエヴァを通して他人との縁があったわけですが、この第三村でなにもない、まっさらな自分と繋がりを作る黒波や、顔を上げて世界を見たシンジ、守る街と固く決意していても、ケンケンやシンジ、レイの事を気にかけているアスカがとても美しく感じています。
黒波に第壱中の制服はやめましょうよ!!!!!!!!!加時リョウジ!?!?全てを吹っ飛ばされました。エ!?ミサトさんと加時さん子供いたの!?あぁもう考えてたことが全部飛ばされる。
ここで知る、ミサトさんの真意も来るものがありますね…。かつて加時さんがシンジに言った「辛いのはお前だけじゃない」をケンケンが言うのも、時間の流れを感じてしまいます。やっぱ不穏じゃん!!!!!!
黒波…黒波~~~~~~~~!!!!!!!!!!最後、白いプラグスーツになるのも辛いです。どうしてこんなことするんですか?
数あるアヤナミレイの一つだった彼女が、この村でヒトの温かさを知って、楽しい事、苦しい事の連続である「生きること」を知って、プログラムされた感情だとしても、碇君を好きで良かったと最後に伝えられたのが、本当に嬉しいです。替えの効く存在だったアヤナミレイが、この村で「そっくりさん」として誰かの心に残っていて欲しい。欲しい!願望!なんでシンジの前で死ぬんだよ~!!!!!!!またシンジが曇っちゃうだろ~!!!!!
だと思っていたら、前を向いて歩き始めていて………第三村での成長を感じてしまいますね…。
いきなり打ち抜くアスカに笑った。いきなりひっぱたいて泣くサクラ、マジで女房だよ。アスカのキレキレツッコミにすら笑いがこみあげてくる。ギャグ回ですか?違った、百合回だった。ガキに必要なのは恋人じゃない、母親よ。のセリフがしびれますね…。でもこれって、親からの愛情をもらえなかったアスカにも響くこと…なのかなと思います。アスカが言うからこそ火力が高いんだよ!!!!!
すいか!すいかやめませんか…。加時さん…。AAAヴンダーの本来の目的って…ノアの箱舟オマージュですよね!悲しすぎる。
バンダナの誓い、それぞれが関係性のあるキャラ同士で結びあっていて、エモがすぎる。愛も変わらず音楽がイイ…!アニメを見る際、音楽の良しあしは自分の中でかなり大きくアニメの良さを左右するんですがその点でも、エヴァは想像を超えてくれて嬉しいです。
無垢のおろしたて、死に装束。この決戦が、いかに重いかというのは空気感が既に語っていますが、アスカのこのセリフで、一等意識させられました。
ここでマリさんとシンジが初邂逅なのもいいですね。アスカの問いにも、きちんとアンサーを返せているのが、シンジがきちんと過去と振り返り客観的に自分で反省出来ていることになって、せ、成長だよ、、、、、
少し泣く!!!!!!
食べ物の味すら長い時間の中で忘れてしまったアスカが、いつかのお弁当をおいしかったというのが、終わっていくんだ……という気持ちにさせます。終わらないで!エヴァ終わらないで!カヲル君を思い出して、あの時の言葉に返事を返せているあたりからもう泣いていた気がします。彼の成長が、自分の思っていたよりずっと大きいものだったからかもしれません。
彼は最後、シンジ君に「縁が君を導くだろう」と言っていました。これが第三村でのアスカの叱責、黒波の成長、人々の必死な息遣いを肌で感じたシンジが顔を上げて歩き出すという成長を遂げたことで、もう一度カヲル君とあって、彼にちゃんとお別れを告げられたのかな、と思います。泣いた。
最終決戦、開始!!!!!!!!!!!!!!!
もう戦艦アニメだよ!!!!!!このドンパチの仕方、まさしくミサトさんの作戦、って感じがしてテンションが爆上がりします。哀愁だとか、悲しさが吹き飛んでいけ!やれ!って感じになっていました。Q時にはゆるくてバラバラだった主要メンバーも、練度があがっていて感動しますね。
ここら辺の戦闘はもう…初期と比べてあまりにも見ごたえがありすぎて感想そっちのけです。マリとアスカがふたりはプリキュアみたいな手合わせしてたくらい?
正直、ゲンドウのやりたいことが良く分からなさ過ぎて、とりあえずなんか戦ってんなという印象が強いんですよね。ここ…。
ただアスカが、ごめん新2!って言ってるのちょっと面白かった。毎回弐号機壊されてんな?そこからの裏コード999。銀河鉄道を思い出したのは私だけじゃないはず。ついに眼帯が外れて、そこからアンチLシステムのあの棒引っ張り出してきて、アスカ…アスカ…!!!!!!の気持ちしかない。無理しないで…!!!!
これ今分かったんですが、もともとアスカに残っていた浸食タイプの第九使徒の力をアンチLシステムの棒で無力化して、それをむりやり抜くことによって使徒の力を解放したってコトなんですかね。しんどいというレベル超えてないか?あの、あの三号機の形を彷彿とさせてトラウマが…でも、でもこれはアスカの、アスカの最後の舞台なんだ!!!!という気持ちで見届けました。破のトラウマがガンガン揺さぶられて…泣きそうです。(泣いてる)
ずっとゲンドウとユイを見守ってここまで来た冬月さんが「あとの大詰めをどう演じる?碇」というのが、なんだかすごくグッと来てしまいます。友人から冬月の声優さんが亡くなるまでにエヴァを完結させないと、って話をしていて、その話はちゃんと実現して完結後に亡くなったんだよ。という話を聞き、メタ的な意味でも心に響くセリフになりました。
このシーン、冬月さんがやべー人間であることがじわじわ響いてきています。冬月さんは京大の教授でゲンドウやユイが所属していたゼミの先生だよ、という趣旨の情報を知り、こいつ自分のゼミ生見守ってるだけ!?となりました。それであの足エヴァやら腕エヴァやら作るの…多分老後の陶芸趣味みたいな立ち位置かもしれない。天才のお遊びか…。
リツコさん、殺意が高い!怖い!ゲンドウ……ヒトじゃなくなったの!?さんざん騒いでいたネブカドネザルの鍵、ここで出てくるんですね…。
あぁ…13号機お願いだから、エントリープラグをかみ砕くのはやめてくれ…。ここら辺、もはや哲学の話だと思っているので…そ、そうなんか…と思いながら見ています。雰囲気でエヴァを楽しんでいる。
ここでシンジ君登場!お父さんなんか言ってやったらどう…?
大分泣く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンジ君の成長に、ずっと泣いています。でも、ニアサーでつらかった人は拳銃を向けるよな…。とか思ってたらクソやべえ女参戦してきた。エヴァに乗るよりましだからって銃撃つやつはいねえよ。どうしてそんな重いんですか?恩人であり仇なの、ぐちゃぐちゃになるよそりゃ。なんか…不幸になった柿崎夫人(出典:ワールドトリガー)みたいな香りがします。
ここのいいのよシンジ君、がかつてのカラっとした雰囲気に戻っていて号泣しました。ティッシュ使いすぎてポップコーンみたいになってた。何回見ても泣いちゃうよ、嗚呼ああああ…!!!!!!!
私は、今のシンジ君に全てを託してみたい、の顔、すごく印象的です。昔のような笑顔ではなく、母親になった彼女の顔はすごく優しくて、ずっと泣いています。知ってるミサトさんが帰ってきた…!!!!!
実家のような安心感のプラグスーツに、涙腺を刺激されています。父親に息子が出来ることは、肩を叩くか殺してあげることだけ。いかにも加時さんぽくて、無性に泣けてきました。チクショウ…!!!!
行ってきます、行ってらっしゃいの掛け合い、初めてシンジ君がミサトさんちに行ったとき、おかえり、ただいま。の掛け合いを思い出してもういくら泣かせればいいんでしょうか。今見返してもうるっと来ます。第三村で黒波が経験したおまじないの内容にリンクしているのも、いいですね。誇張ナシで、ここまで号泣したのはアニメでもゲームでも、エヴァが初めてです。もう言葉の合間合間にある行間すら愛おしくなる。
履修後、体調管理を怠り風邪をひいてしまったんですがずっとエヴァのこと考えてたら治ったので多分万病に効きます。
ここらへんのミサトさん、サングラスをかけていても瞳が見えていて、こういう細かい所が詰められているのに愛を感じました。シンジ君の作画もちょっと大人っぽくなってて好きだ………主人公の顔をしてる。
さよなら、全てのエヴァンゲリオン。
本当に、最後の戦いなんですね。マリさんに大丈夫というシーン、なんかすっげぇ主人公のかっこよさを感じた。アスカをお願い、とここで名前呼びになるのもいいね。マリ、本当に頼もしいよ…。
綾波!長髪綾波の可愛さと、ずっとあった二人の信頼感…みたいなものがイイ味染みてるんすよ大将!
ここでやっとわかったんですが、シンジが覚醒したときって毎回目赤くなってない?これ、崩壊3rdにもネタが受け継がれているので、二回目視聴時の今更テンションが上がっています。
ここ、二本のロンギヌスだったものがシンジ君の手に渡って初めてカシウスの槍に代わるの、すごくいいと思った。Qのときではなく、今このタイミングで変わる理由が、シンジ君が成長して「希望の象徴」になれたからなのかな…って。カヲル君がいなくても、彼一人で歩く勇気と強さを持ったからと解釈しています。エモの塊。
エヴァのケイジで、お前も母に会える、と問いかけるシーン。シンジ君は辛い人との別れを何度も経験して、それをどうにか乗り越えた強さがあるからこそ、大切な人との別れに正しくお別れ出来ているのが分かって、セイウチみたいに泣くことしかできない。
エヴァでそんなアンニュイな座り方するな。笑っちゃうだろ。戦っていて、大きく投げ出された後空が布だと分かるシーン、本当にLCLの作り出した仮想空間って感じでいいですね。
茶の間で槍を振り回すんじゃない。やっぱり新はギャグ回でしたね。こんな狭い所ででかいロボット戦わせよう!という発想勝ちみたいなところがあって、今までの涙返せよ!という気持ちで笑っていました。ここがハリボテなのも、しょせん記憶の中、かつて演者がいたところ。みたいなメタ要素ぽくもあり好きです。冬月さんの大詰めをどう演じる?がこういった形でも出力されてるのかな、という印象。
教室、綾波の部屋、スイカ畑、第三村の湖、ピアノの前。おまえら何処で戦えば気が済むんだよ。希望の初号機と絶望の十三号機、今聞くと感慨深いですね。希望の初号機パイロットは、人類の希望の象徴として戦っているという事実がもう、友情努力勝利、みたいなジャンプ要素を感じて泣いています。エヴァって友情努力勝利ですよ本当に。友情(叩き潰される)努力(から周って世界を壊す)勝利(友情の犠牲をもって)なのが最悪ですけど。
壊されていく第三村、人がいないと分かっていてもヤメテ……となりました。
ここで初めてちゃんと対話シーンがくるの、遅すぎるよ!槍を届けて、アディショナルインパクトでユイさんに会うんですよね…そのために世界がこんなになったんですよね…。
ヴィレで作る新たな希望の槍、あまりにも好きな要素が多すぎる。神の作り物であるヒトが、神を超えて自らの望む世界に変えていくというのがエヴァの至上命題であると思うんですが、それぞれのキャラがいろんな解釈をして、この問題に答えを出していくのが本当に美しいと思っています。
たった一つしかサンプルデータがないのにも関わらず、リツコなら十分でしょ、と言い切るミサトさんとリツコさんの関係に、全私が涙を流しました。
ここのマヤとの掛け合いも、ネルフからずっと築かれてきた信頼関係を存分にお見せされてうるっと来てしまいます。シリーズが続いている作品は、こういう関係性一つに物理的な重みを出せるのがいいですね。これだから若い男は…の意味を変えてくるのも素敵です。
黒いリリス、雨穴さんみたいだな……………。最後までリリスが可愛くなくて私は別の意味で泣きました。もはや使徒擬人化をわたしが描くしかないのかもしれない。エヴァイマジナリー、いきなり写実的タッチのレイが出てきてうおっ!って声が出た。絶対変!そうだね……。
有人仕様じゃないレベルのL結界密度の中で普通に立ってる冬月さん、やっぱバケモンなんじゃないの…。イスカリオテのマリアさん、というのは二回目視聴でも分からなかったんですが、がっつり聖書の内容を練ったかなり難しい話だったので考察を読みました。
正直、マリさんってとっても魅力的なキャラではあるんですが破で初登場、メインはQからスポットライトが当たり始めたキャラなのにどうしてこの大事な最終決戦で主人公であるシンジ君を迎えに行くというポジションなんだろう?と疑問におもってたんですよね。言い方を選ばなければ、レイやアスカに比べてぽっと出感が拭えなかったというか。そこに一種大きな理由がどん、と来た感じはあります。キャラ的にもメンタル安定してて明るくて主人公の尻も叩けるのイイ女すぎる。マリさんのぽっと出感は、バックボーンの深堀りが本編でされてないからという理由も私の中では大きいと思うので、真希波マリの解説動画とか見たら死ぬ自信があります。
話を本編に戻します。冬月さん、退場があっさり過ぎる!エ?本当に何がしたかったんでしょうか…ゼミの先生の延長線上とかだったらこの人が一番怖いよ。
ここでおそらくエヴァ最後最後であろうDECISIVE BATTLE。ヤシマ作戦のこのBGM、エヴァの戦闘音楽でトップレベルに好きです。お風呂洗うときに聞いてます。
ミサトさん…?ここが、彼女の美しい大舞台なのかもしれないと思い、ぼろっぼろに泣いてしまいました。残された命を託されたリツコが、引き留めるでも説得するでもなく「分かってる ミサト」なのが関係性の深さを表していると思います。ありがとうの声が、どうしようもなく優しくて。序の最初、彼女の事を夏の晴れたハワイの空で乾かした洗濯物のようにカラッとした雰囲気と表現しました。でも、今はそこに母親としての慈愛があって、もうずっとミサトさんに泣かされています。きっとシンジ君の事も、母親として愛したのだろうと感じて、艦長席に置かれたリョウジ君とシンジのツーショットがより、素敵に感じてしまいました。
母親としての慈愛、なんて柔らかい雰囲気で言いましたが、髪を解いてかきあげた彼女の姿は、14年前と何ら変わりない私達のミサトさんで!泣きながらミサトさん…!!!!!と笑顔で彼女を、見届けようと覚悟しました。
ここのエヴァではあまり聞かなかった、トリッキーさを感じさせるBGMでゲンドウ視点が始まるの、いいですね。シンジが父と向き合わなかった理由をちゃんと言えてるのも、成長を感じて泣きます。(ずっと泣いてる)もうその段階で傷つかなくなったんだね…!
シンジがゲンドウを恐れていたように、ゲンドウもシンジを恐れていた。序でリツコさんが言っていたヤマアラシのジレンマがここで響いてくるのもすごく好きです。
みんな大好き電車シーン!!!!!!!!!ヘッドフォンの話は、破から繋がっていて特に好きなシーンのひとつです。ゲンドウの独白、本当に大きな子供のようで、それでいて大人のしがらみに取りつかれて、自分の子供ですら恐ろしく感じる程の他人への恐怖。そういったもののアンバランスさが、BGMに出ているのかな、と思いました。
自分の弱さを認めないから、ユイに会えない。きっと双方、耳の痛い話だと思います。自分の弱さを認められず、それなのにどうにか変えたいともがく中でさらに失敗を重ねたシンジ君が、他人との交流で弱さを受け入れ、きちんとお別れ出来たように。ゲンドウは他人を拒絶し、ユイをずっと追い求めてたから、自分の弱さに目を向けられなかったのかな、と考えています。
持論にはなるんですが、結局自分というのは他者を通じて理解するものだと思っていて。自分の思考や価値観には天井がありますが、他者の天井を正しく知ることはできません。そこまでにある全く新しい知見によって、自分の天井がどんどん高くなって積み重ねられる量が増えるという考えなので。
他者に目を向けたシンジと、自分だけを見つめていたゲンドウの違いが、こうやって出てくるとぐっとくるものがあります………。
ミサトさーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!ここのまだまだぁ!私達の良く知る、脳筋で、剛腕で、それでいて全てを成功させるミサトさんだった。ヴィレの槍………。本当に、ヒトが神を超えようとしていて、美しい物語を見ています。序で前述したとおり、シナリオに刻まれるような人間じゃない、きっと神からしたら世界を動かすだなんて思ってもないようなひとりひとりが、こうして大番狂わせを見せていくところが一番、愛しているシーンです。ありがとう………ミサトさん………。
ゲンドウの大人になったな、シンジ。の顔、いつもは見えない眼鏡ごしに目が見えて、初めて彼の父親としての顔を見たような気がしました。
そこにいたのか、ユイ、でもう一度ヘッドフォンが止まるの、素敵な演出でほれぼれします。やっぱり彼には、ユイがいることで世界と繋がれたのかな、と思ってしまって。
カヲル君!!!!!!!!!!!!!!!強くなったシンジ君を、どうかみて欲しい。
ここから始まる、それぞれの救いを求めるお話。
アスカは自分の中を積み上げた努力と自信で、全て埋めることで自分を証明したような子なのかな、とずっと思います。根幹はやっぱり変わらなくて、埋めた気になっていても埋まらない褒めて欲しい、認めて欲しいという願いを渇望してエヴァに乗ったシンジと変わらない少女も、あの第三村でアスカはアスカだ。それだけで十分さ。と認めてくれた他者がいて初めて、満たされて良かったと感じました。
僕を好きだと言ってくれてありがとう、とちゃんと他人への思いに感謝を伝えられて、自分の思いを伝えられたシンジ君に、爆上がりしていたオーディエンスも静かに涙を流して拍手しています。プラグスーツの妙なえっちさを差し引いても有り余る感動。ちゃんとマリがお達者で。と別れを告げられて良かったと思います。マリアス、これにて終焉。
カヲル君がシンジ君、寂しくないかい?と問いかけているのも、それに大丈夫と言えるシンジ君も、とってもいいです。
カヲル君ループは一応知識として頭に入っていたんですが、それにシンジ君が気づいてくれるの、カヲル君からしたらすっげぇ嬉しかったのかなって…。
いつもと違うね、泣かないのかい?もずっとループした世界で見てきた姿なのかな、と思うとこっちが泣きます。涙で救えるのは、自分だけだ。シンジ、シンジ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!オーディエンスから聞こえる嗚咽が止まらないよ。もう泣かないと決めたシンジ君の成長を寂しがるカヲル君、視聴者全員も同じ気持ちだ!!!!!!!と肩を組むような思いです。
ずっとずっと、シンジ君を助けるために生きて死んでを繰り返したカヲル君にとって、これ以上ない終わり方だったんじゃないでしょうか。シンジ君を幸せにしたいと思っていたけれど、その実自分の幸せを願っていて。でもシンジ君は自分の力で立ち上がって、自分の力で幸せを見つけたのがここのサビだと思います。そして、シンジ君がカヲル君を救う立場になるのも美しいですね。
加時さんとカヲル君繋がり合ったの!!!?!?!?!?!?!?ここの時空本当に良く分からないです、ifストーリーの解釈でいいの…?老後は畑仕事でも、ってスイカ畑に誘ってるのいいですね。彼にも老後が訪れて、ヒトの輪廻の中に入れますようにと願わずにはいられません。
最後に、綾波。彼女の選択肢はずっと最初から「エヴァに乗らない」だったと思っています。エヴァに乗らない幸せ。エヴァに頼らない、綾波レイの居場所。それを黒波は見つけて、美しく生きました。
ここ、実写のスタジオでアニメ版の映像が流れるメタ感と、スタジオに何もない空っぽなことが物語の終わりを感じさせて、うら悲しさと切なさがこみ上げてきます。
何か似てると思ったら、卒業式のようだと思い出しました。キャラクターひとりひとりががエヴァにお別れを告げて、新しい世界を歩いていく。それは本当に、卒業証書をもらって、ずっと過ごしたエヴァに、この世界にお別れを告げる儀式だと感じます。今までのアニメを映すことで、視聴者もキャラクターにお別れを告げて、エヴァンゲリオンという物語にお別れを告げる、そんな準備のようにも思えました。
ここで、シンジも母親に、家族にお別れを告げてるのがいいですね。今までずっとゲンドウのことを大きな子供だとか言っていましたが、シンジ君が母さんを見送りたかったんだね、と言ったところで真意がわかりました。ごめんゲンドウ。
さよなら、全てのエヴァンゲリオン。本当に、ありがとう。美しい、青い海が見えるのも泣きそうです。地球は青かった…。
ここで線画だけになる演出、なんていいんだろう。アニメーターさんの手書き文字すら、泣きそうになってしまいます。
マリさんの明るさに、本当に夏の青い海の爽やかさを感じまました。
綾波!カヲル君!!?!?!?!?!?!?!?すげぇ親しそう、、、だね…!!!!!
マリアス固定派のワイ、シンジ君の距離の近さに無事死亡。
初見時も最後の最後だというのに「解釈違い!解釈違い!」と騒いでいました。ここが劇場じゃなくて良かった。
最後がこれなの、最高にオタクって感じの文章ですね。
One last kissも大好きです。この曲はエヴァ履修前にもともと聞いたことがあったんですが、エヴァを見て五十倍くらい好きになりました。歌詞に載る重みが違いすぎるから。
このぼろ泣き大笑い状態で、大好きbeautiful worldを流されたのもダメでした。最高だよエヴァンゲリオン…!!!!!と言いながら泣いて、笑って、最後は笑顔で終えることが出来ました。
少し、最後のシーンの私の解釈を話したいと思います。ここからは全て妄想の域を出ません。
私はあの距離の近さのカヲル君とレイは、兄弟説を推しています。カヲレイはない派なので。あの二人はシンジ君の両腕掴んでむむむとしてるのが一番だろオラァン!
全てが終わった世界でなお、DSSチョーカーを付けているシンジ君と、それを解除して、手を伸ばしてくれるマリさん大好きです。あの世界で、エヴァの事を覚えているのはこの二人だけなんでしょうか…。ちょっと寂しさを感じますが、それでいいんだと思います。平和な今の日常こそがシンジ君の願ったものだと思うので。
それを加味すると、エヴァによって繋がっていたパイロットの五人は、もう一切面識のない他人同士になったのかと思うと、泣けてきます。そんなの耐えられないので、もう一度、エヴァに乗らない生き方の中で彼ら彼女らの道が交わってほしいと、願うばかりです。
叶わないというならば出会う同人誌を書きます。私が。
最後に。
エヴァンゲリオン、最高の物語でした。リアル時間軸で追っていた人は、ひとしお満足感と喪失感があるかと思います。
この美しい世界を理解して、楽しむことが出来て本当に嬉しいです。友人には感謝してもしきれねえよ…!!!!!!
もしかしたら、この世界にシンジ君たちがいて、どこかで楽しく笑っているかもしれない、と思ったりだとか、素晴らしいものを見た時リリンの文化の極みと表現できたりとか、この作品に触れたことによって私の世界がまた一つ広がったように感じました。
これで終わりだなんて信じられない!もっとエヴァに浸かりたいよ!!!!!うわーーーーん!!!!!と咽び泣いているので、もう一度アニメ見たりします。今は新の二次創作を漁っています。
素敵で美しい物語を履修出来て良かったです!これで大手を振ってエヴァ最高と叫ばせていただきます。
普段はゲーム二次創作SSを作るオタクをしていますが、noteの内容とは一切関係ありませんので宣伝はありません。ご興味ございましたらプロフィールから。noteではアニメやゲームのオタク反応をレビューぽく書いておりますので、よろしければフォローしていただけると励みになります。
以上!おわり!