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How to Play Anime Songs with Hi-Fi Audio System Part 1

今回は文章多めの投稿です。
下書きに入れたまま3年以上放置していたので更新します。

1回の投稿辺り2千文字程度で複数パートに分けて書いていこうと思います。

明確で理屈が通った話ではないと思うので、あくまで筆者の体験を元に感覚論で書いていきます。

概要:

今回のパート1はオーディオ特にスピーカシステムでアニソンを鳴らした際に躓きやすいポイントをまとめて行こうと思います。

そもそもアニメソング(以下アニソン)というのは英語圏では使われない造語の和製英語です。ここ数年で世界的にもアニメの認知度は高まっていることもあり、海外でアニソンは通じるようになったと思います。

さて、ここで言うアニソンというのは以下を指します。

『アニメ作品で使用される主題歌、挿入歌、BGM、キャラクターソング、声優ソングなどの曲』

ジャンル分けで見た場合のアニソンはロックやクラシック、JAZZ、POPSなど様々なものの集合体とも捉えられるため、一概にこれと集約させるのが難しいです。

再生で躓くポイント:

ハイファイオーデイオではスピーカや機器、ケーブルなどコンポーネントのクオリティの他に音源のクオリティ即ち録音やフォーマットなどに拘る方が多いと思います。

そんな中アニソンはそういった音源に比べるとお世辞にもクオリティが高いとは言えません。敢えて断言するのは良い割合よりも悪い割合が多いためです。ただ、音源のクオリティ=オーデイオの再生クオリティに直結するとは思いません。上手く鳴らせていない要素を洗い出し、その要素を克服できるようにシステムを組み上げて行くことでハイファイオーデイオだからこその楽しみ方、感動を得られると思います。

まず、上手く鳴らせていない要素を列挙しそれぞれに優先度をつけます。
上に書いたものほど優先が高いものです。

1:ボーカルが耳に刺さる(子音が強調されて聴こえる)
2:ヌケ感が悪い(明瞭性に欠ける)
3:塊感があり解れない(感じ取れる情報が少なく単調である)
4:低域の主張が強い(迫力はあるがボーカルが遠くまるでインスト)
5:立体感がなく平面的(厚みがなく、スカスカしている)
6:粒度が荒い(引っかかりやささくれのような鋭さがある)

6つ例を上げましたが、いずれも聴いているとストレスを感じる要素ばかりです。そしてこれらの要素はアニソンに限らず、好きな音楽を聴くうえでは同様にストレスを感じます。

結論から言えば躓きやすいポイントを明確にしたときに、優先する順序の設定とそれを改善するアプローチが異なることで、気になる部分と改善された部分から生まれるギャップに強い違和感を感じてしまうことがあります。

次回は今回明確にしたポイントをどんなアプローチをしたらバランスよく聴くことができるかまとめていこうと思います。

あとがき:

noteに移行してからすぐ仕事に忙殺されたり転職したりですっかりオーディオと真正面に向き合うことが減りました。
また昨今の円安がそれを加速させ、新製品を見ても当時のような熱量がなくなっています。
今回、この記事を再開したのはこれをきっかけにアニソンをハイファイオーディオで再生したときに感じる魅力を発信できたらと考えています。
今期は「Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ」という作品で声優の釘宮理恵さんが久々にオープニングを担当されています。
2002年に放送された「りぜるまいん」のオープニングを彷彿させるようなアニソンです。聴けばわかるその中毒性。
おわり。








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